用語

2016/12/05

航空貨物の流れを理解しよう

こんにちは!貿易女子の円(まどか)です。以前、船で貨物を輸送する場合(海上輸送の場合)の流れについて、FCL貨物の流れを理解しようLCL貨物の流れを理解しよう在来船貨物の流れを理解しよう、と3回に分けてご紹介しましたが、今日は航空貨物の流れについてお話しますね。

航空輸送で使用する専用搭載用具ULD

航空貨物の流れをご紹介する前に、みなさんにクイズです。現在、一般的な貨物の海上輸送では20フィートコンテナや40フィートコンテナという世界共通のコンテナで輸送されますが、航空輸送ではどのように輸送されると思いますか?

実は、一般的に航空輸送でも、下の写真のような専用のコンテナを使います。

この航空機専用搭載用具はULD(ユニット・ロード・デバイス/Unit Load Device)と呼ばれるもので、箱にはいろいろな形があるのですが、円柱型の機内に積み込むため一般的にどこかの端が削れているものが多いのが特徴です。(写真のULDで言えば左下部分が削れています。)

ただちょっとややこしいお話ですが、ULDパレットと呼ばれる航空輸送専用のパレットもあり、これもULDと呼ばれます。(パレットの上に貨物を置いて、ネットなどでしっかり固定させて使います。)

みなさんの中には空港でULDが飛行機に運ばれ、搭載されるシーンを見たことがある方もいらっしゃると思いますが、航空貨物は輸出時にはこのULDに積み付けられ、輸入時にはULDから取り外されるという流れで輸送されています。

※現場では、ULDへ積み付けることをビルドアップ、取り出すことをブレイクダウンともいいます。

航空貨物の輸出地から輸入地までの流れ

では、実際に航空貨物がどのように輸送されているのか、ご紹介していきましょう。

■輸出地の航空貨物の流れ

①輸出者は航空輸送手続きをフォワーダーに依頼し、輸出者またはフォワーダーは、フォワーダー(または連携会社)が所有する保税地域内の倉庫などの施設に運ぶ。

②フォワーダーは貨物を検量し輸出申告手続きを行う。

③フォワーダーは税関から輸出許可を得たら、仕向先が同じ貨物を集めてひとつにまとめ※、混載目録(House Manifest)を作成する。

※混載仕立て作業といいます。

④③の貨物をULDに積み、航空会社の上屋(うわや)に搬入する。

※上屋は保税地域にある一時的に貨物を保管する蔵置場のこと。

⑤航空会社は、貨物を航空機に搭載する。

■輸入地の航空貨物の流れ

①輸入地に航空機が到着したらULDの状態で降ろされ、空港地域にある保税蔵置場に搬入。ULDから貨物が取り出される。

※航空貨物の場合、貨物ターミナルが保税蔵置場の役割を担っています。

②取り出された貨物は保税地域の上屋(うわや)に搬入される。

③輸入者から依頼を受けたフォワーダーは混載目録(House Manifest)と搬入された貨物を付け合わせて、貨物の照合や仕分け、損傷のチェックなど確認作業を行う。

※輸入者は、フォワーダーにエアウェイビルやインボイスを渡す必要があります。

④フォワーダーは輸入申告手続きを行い、輸入許可が下りると輸入者の指定場所まで貨物を運ぶ。

人材のプロ「パソナ」が運営する 研修・キャリアコンサルティング

貿易の情報を網羅する、新サービス 貨物追跡から本船動静まで
貿易実務のプラットフォーム
Digital Forwarder

あなたの希望のお仕事がきっとみつかる! 「パソナJOBサーチ」
地域、職種、働き方などの
様々な条件でお仕事を検索

派遣スタッフ満足度 クチコミ1位! 派遣のお仕事探しならパソナ
まずは1分!カンタンWEB登録

新着記事からセミナー情報まで! お仕事で役立つ
最新情報をお届けする
シゴラボ メールマガジン

実績40年以上の築かれた信頼 商社・メーカー・物流
あなたのキャリアを活かす
貿易のお仕事

他の職種や働き方も見てみる

みんなの仕事ラボ(シゴ・ラボ)は、働くすべての方々に向けたキャリアアップ、スキルアップのためのお助けサイトです。
「仕事はずっと続けるつもりだけど、このままでいいの…?」「何かスキルを身に着けたいけど自分には何が向いているか分からない」「職場でこんなことがあったけど、これって普通?」など、お仕事をする上でのお悩みや困ったをお助けするヒントやちょっとしたアイデアをお届けします。