アポストロフィー( ’ )の使い方って?どんな意味がある?

皆さんはアポストロフィー( ’ )の正しい使い方をご存知でしょうか?「よく見かけるけれど、正しい意味は分からない」という方も多いのではないでしょうか。
アポストロフィー( ’ )は日本語に概念がないので、どのように使えば良いか迷ってしまう方もいらっしゃるようです。
そこで今回は意外と知らないアポストロフィー( ’ )の意味と、3つの用途「複数・所有・短縮」についてご紹介します。
アポストロフィー( ’ )とは
アポストロフィー/apostropheとは、英語で使われる記号のひとつで、単語の冒頭、途中、最後のいずれかで使用されます。記号の形はカンマ( , )と同様ですが、アポストロフィー( ’ )は、文字の上端に記載します。
カンマ・ピリオド・コロン・セミコロンといった記号には同じ概念の日本語が存在していますが、アポストロフィー( ’ ) には表記も概念も、日本語が存在しません。そのため、意味を理解していない方が多いと言えるでしょう。
3つの用途「複数・所有・短縮」を理解すれば覚えやすくなる
そこで、アポストロフィー( ’ )の使い方を理解するために、どのような用途があるのかを整理して3つに分けました。比較的簡単な用途から順にご紹介しましょう。
複数を表す
複数形がない単語の場合、通常は単語の後に「s」をつけるだけで複数形になります。例えば、“two days”(二日間)や “five plates”(お皿5枚)など。
ですが、アルファベット(文字)を複数形にする時に、「s」をつけるだけでは誤読してしまいそうですよね。また、数字を複数形にするときも複雑になるので、アポストロフィー( ’ )をつけるのが一般的です。
・アルファベット(文字)の場合
“My name TANAKA has three A’s in it.”
TANAKA(田中)にはAが3つあります。
・数字の場合
“I like 80’s music.”
私は1980年代の音楽が好きです。
所有を表す
所有格を表現するときは、「人」の後に「アポストロフィー( ’ )+ 小文字のs」 をつけるのが基本です。
“Jane’s coat” (ジェーンのコート)
“my father’s chair” (父のイス)
“my friend’s book” (友人の本)
短縮を表す
「主語+be動詞」
“I am ⇒ I’m”
“You are ⇒ You’re”
「主語+助動詞」
“He will ⇒ He’ll”
“I would ⇒ I’d”
「be動詞/助動詞の否定形」
“is not ⇒ isn’t”
“will not ⇒ won’t”
この他にも、「疑問詞 + be動詞 / have動詞」や、「助動詞 + have動詞」 など、短縮を表すアポストロフィー( ’ )にはたくさんの使い方があり、短縮で表せないケースもあります。
アポストロフィー( ’ )を使った表現に出会ったときは、下記の記事も参考に、どういった使われ方をしているのか調べてみてくださいね。
関連記事: