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2023/12/19

カンマ(,)とは?コンマとの違いやピリオド(.)コロン(:)セミコロン(;)など句読点記号をまとめて紹介

著者: パソナ キャリアコーチ(貿易担当)

カンマ(,)とは?コンマとの違いやピリオド(.)コロン(:)セミコロン(;)など句読点記号をまとめて紹介

「カンマ、ピリオド、コロン、セミコロン…それぞれどう使い分ければ良いの?」と悩まれた方も多いのではないでしょうか?

日本語の句読点は、「、」が読点(とうてん)「。」が句点(くてん)という2つしかないので、使い分けは簡単ですが、英語には複数の句読点があるため迷ってしまいますよね。

今回は英語の句読点についてひとつずつ詳しく解説していきます。

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目次
英語の「4つの句読点」を使い分けよう!
カンマ【comma( , )】
ピリオド【period( . )】
コロン【colon( : )】
セミコロン【semicolon( ; )】

英語の「4つの句読点」を使い分けよう!

カンマ【comma( , )】、ピリオド【period( . )】、コロン【colon( : )】、セミコロン【semicolon( ; )】 は、日本語の句読点と同じく、英文を区切る役割を持つ記号です。

句読点としての強さはピリオド > コロン > セミコロン >カンマとなっていて、それぞれ文章を区切る以外の用法もあります。

カンマ、ピリオド、コロン、セミコロンとは

日本語よりも句読点の種類が多いため、英語が得意な方でも使い分けるのが難しいと感じることも多いです。しかし、難易度の高い英文ルールだからこそ、きちんと使いこなすことで「できる人!」という 印象を持たれやすくなるでしょう。

英語の句読点を使いこなすためのヒントとして、それぞれの意味について詳しく紹介していきます。

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カンマ【comma( , )】

意味

英語のカンマは、日本語の読点(、)と同じように文節の区切りを示す役割を持っています。
カンマの後ろには、半角スペースを入れるのがルールです。文章だけでなく、数字の区切り表記(カンマ表示)や、Excelの関数、プログラミングコードの入力にも活用されています。

カンマとコンマに違いはある?

カンマは「コンマ」と読まれることもありますが、意味に違いはありません。
コンマはオランダ語での発音で、カンマは英語での発音です。現在、日本では「カンマ」と呼ばれる機会のほうが多くなっています。一方で、陸上競技などで1位と2位の選手が僅差でゴールしたときに「コンマ1秒(0.1秒)の差」と言い表されることもあります。

例文

Stop watching TV, or you will be late for school.
テレビを見るのを止めなさい、学校に遅れますよ。

When I arrived at the hotel, she already checked in the room.
ホテルに到着したとき、彼女は既にチェックインしていました。

I have arrived at the hotel. However, she has not checked in yet.
ホテルに到着しましたが、彼女はまだチェックインしていません。

“I’ve got to go,” he said.
「行かなきゃ」 と、彼が言った。

名詞の並列表記にも使用します。

I like fruits, vegetables, and seafood.
私は、フルーツと野菜とシーフードが好きです。

英語のカンマは、文の要素を囲い込んで区別する()カッコのような形でも使われます。

I’m going to Hokkaido, the most northern prefecture in Japan, with my friends.
友達と北海道(日本で最も北にある都道府県)に行きます。

ピリオド【period( . )】

意味

ピリオドは日本語の句点(。)と同じく、文の終わりを示す役割をする記号です。
英語の4つの句読点のうち、句点と呼べるものはこのピリオド【period( . )】だけです。
日本語の文法と違って、次の文が続くときはピリオドと次文の先頭の間に1スペース(半角1文字分)空けるのがルールです。

また、単語の省略形としての役割もあります。「Mr.」「St.」といったように、略称のうしろにつけて使われます。

一方、英文以外で使われる場合は「ドット」と読まれることもあり、小数点以下の数値を表したり、URLを区切ったりといった役割も担っています。

例文

Mr.
(敬称 Mister の略式)

St.
(Street 道の略式)

Mt.
(Mountain 山の略式)

Vol.
(Volume 〜巻の略式)

コロン【colon( : )】

意味

コロンは接続詞のような役割を示す記号で、文章をカンマより強く、ピリオドよりも弱く区切ります。「例示・列挙」「引用・要約・セリフ」「補足説明」「強調」などの用法がされることが多く、反対の意味を示す「逆説」や、別の話題に移る「転換」としては使われません。

日本語に翻訳すると「それは」「つまり」「すなわち」などの意味になります。そのためコロンの後には、説明や言い直す要素を含む文・単語が続くことが特徴です。
また、1:1のように数値の比率を示す記号としても使われています。

例文

I bought some fruits: banana, orange, and lemons.
果物をいくつか買いました。(それは)バナナ、オレンジ、そしてレモンです。

He’s always busy: I mean, he works full-time and attends college at night.
彼は常に忙しい:(つまり)彼はフルタイムの仕事を持ち、夜は大学に通っている。

セミコロン【semicolon( ; )】

意味

セミコロン【semicolon( ; )】は、コロンと同じように文中で接続詞のような役割を示す記号です。コロンよりも少し区切り感が弱い句読点だと考えておくと良いでしょう。

コロンとセミコロンの大きな違いは、前後の文の関係性です。コロンが前後の文が内容的にイコールなのに対して、セミコロンは前から後ろに時間・内容の流れで繋ぐニュアンスになります。そのため口語でセミコロンを使う際は、接続語に “and / but / so ” などを使って前後の文を繋げます。

また、セミコロンはプログラミング言語でも文の終りを示すために使われている記号です。
日本語の顔文字でも「(^^;)」のように、涙や汗など水滴を表現する記号として使われます。

例文

I’m going back to my hometown; I will stay there for one week.
故郷に帰ります。そこで1週間滞在するつもり。

I went back to my hometown; I didn’t actually feel comfortable there.
帰省しました。でも、実は居心地はよくなかったです。

I will go back to my hometown; I’m going to have one week holiday.
帰省します。1週間休暇を取る予定です。

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