【句読点】カンマ、ピリオド、コロン、セミコロンの意味は?違いや使い分け方もご紹介

「カンマ、ピリオド、コロン、セミコロン…それぞれどう使い分ければ良いの?」そう悩まれた方も多いのではないでしょうか?
日本語の句読点は、「、」が読点(とうてん)「。」が句点(くてん)という2つしかないので、使い分けは簡単ですが、英語には複数の句読点があるため、ひとつずつ確認していきましょう。
英語の「4つの句読点」を使い分けよう!
英語には、日本語の句読点と同じ、カンマ【comma( , )】、ピリオド【period( . )】 の他に、コロン【colon( : )】、セミコロン【semicolon( ; )】 があります。
英語が得意な方でも使い分けが難しい、句読点。
ただ、そんなハードルが高めの英文ルールだからこそ、きちんと使いこなせると「できる!」 印象を持たれるのも事実です。そこで今回は、英語の句読点を覚えるためのヒントとして、区切りの意味合いの強さ順に並べてみました。
以下でそれぞれの意味について、詳しくご紹介していきます。
カンマ【comma( , )】
カンマ【comma( , )】は日本語と同じように、文節と文節の区切りや接続詞の後に使う読点です。
下記例文を見てみましょう。カンマの後ろにも、半角スペースを忘れないようにしてくださいね。
例文
“Stop watching TV, or you will be late for school.”
テレビを見るのを止めなさい、さもなければ、学校に遅れますよ。
“When I arrived at the hotel, she already checked in the room.”
ホテルに到着したとき、彼女は既にチェックインしていました。
“I have arrived at the hotel. However, she has not checked in yet”
私はホテルに到着しました。しかしながら、彼女はまだチェックしていません。
“ “I’ve got to go,” he said.”
「行かなきゃ」 と、彼は言いました。
またこのように、名詞の並列表記にも使用します。
“I like fruits, vegetables, and seafood.”
私は、フルーツと野菜とシーフードが好きです。
最後に、日本語の読点「、」には無いカンマの使い方をご紹介します。
英語のカンマは、下記のように文の要素を囲い込んで区別する()カッコのような形でも使われます。英文と日本文を見比べて、各国語の表記の違いを知っておきましょう。
“I’m going to Hokkaido, the most northern prefecture in Japan, with my friends.”
友達と北海道(日本で最も北にある都道府県)に行きます。
ピリオド【period( . )】
英語の4つの句読点のうち、句点と呼べるものはこのピリオド【period( . )】だけです。
日本語の句点と用法は全く同じで、文の切れ目に打ちます。日本語の文法と少し異なるのは、次の文が続くときは、ピリオドと次文の先頭の間に1スペース(半角1文字分)空けること。日本語では、このようなルールはありませんよね。
もう1つの使い方は、単語の省略形。下記の例のように、略称の後に付けて使用します。このピリオドの打ち方は、今まで自然に使ってきた方も多いのではないでしょうか。
例文
“Mr.”(敬称 Mister の略式)
“St.”(Street 道の略式)
“Mt.”(Mountain 山の略式)
“Vol.”(Volume 〜巻の略式)
コロン【colon( : )】
コロン【colon( : )】を使う際は、コロンの前と後に続く文が、内容的にイコールとなっていることが鉄則です。
日本語なら前後の文の間に、「それは/ つまり/ すなわち」など、説明や言い直す要素の単語が入ります。ピリオド同様、コロンの後ろにも半角スペースを入れることをお忘れなく。
例文
“I bought some fruits: banana, orange, and lemons.”
果物をいくつか買いました。(それは)バナナ、オレンジ、そしてレモンです。
“She never comes to my party: she doesn’t like me.”
彼女は私が主催するパーティには来ません。つまり、私のことが嫌いないのです。
セミコロン【semicolon( ; )】
セミコロン【semicolon( ; )】は、コロンよりも少し区切り感が弱い句読点。
日本語の顔文字では「(^^;)」のように、涙や汗など水滴を表現する際に登場しますが、英文の中でも使えるようになっておきましょう!
文と文とを繋ぐ役割は、コロンと同じ。しかし、コロンが前後の文が内容的にイコールなのに対して、セミコロンは前から後ろに時間・内容の流れで繋ぐニュアンスになります。
口語なら、接続語に “and / but / so ” などを使って、前後の文を繋げます。
下記例文を参照して、そのニュアンスをつかんでみてくださいね。なお、ピリオドやコロンと同様、セミコロンの後ろにも半角スペースを入れましょう。
例文
“I’m going back to my hometown; I will stay there for one week.”
私は帰省するつもりです。そして、そこに1週間いるでしょう。
“I went back to my hometown; I didn’t actually feel comfortable there.”
帰省しました。でも、実は居心地はよくなかったです。
“I will go back to my hometown; I’m going to have one week holiday.”
帰省します。だから、1週間休暇を取ります。
カンマとピリオドの違いは分かっていても、コロンとセミコロンの違いについては「なんとなくでしか覚えていなかった」という方も多いのではないでしょうか。
この機会に違いをしっかりと違いを理解して、コレポンなどで使いこなしてくださいね!
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