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2020/04/16

通関士とは?| 仕事内容や資格についてご紹介

通関士とは?貿易事務からのキャリアアップ例もご紹介

貿易事務から更なるキャリアアップを目指す方に人気のお仕事と言えば、「通関士」です。通関士とは、簡単に言うと、税関への申告や手続きを代行して取り仕切るお仕事。

しかし、通関士は具体的に日々どのような業務を行い、通関士になるためにはどのような勉強や資格取得の必要があるのでしょうか?

今回は、通関士の仕事内容や必要な資格をはじめ、通関士になるメリット、貿易事務からのキャリアアップ方法などについて、ご紹介します。

目次
通関士ってどんなお仕事?
通関士の就職先や具体的な仕事内容って?
貿易事務から通関士へ転身するメリットって?
通関士は難易度の高い国家資格
貿易事務の知識・経験を活かして「通関士」を目指そう!

通関士ってどんなお仕事?

「通関士」とは文字通り、通関手続きを専門に行うプロフェッショナルのことです。貿易取引では通関が必ず必要となりますが、そもそも通関手続きとは、どういったものなのでしょうか。通関手続きにおける通関士の役割とともに分かりやすくご紹介します。

通関手続きとは?

国をまたぐ貿易取引では、売買される商品について税関での輸出入申告を行い、検査をして輸出入の許可を得る必要があります。この税関を通すための一連の手続きのことを「通関手続き」と呼びます。

この通関手続きは、税関への提出書類が多く煩雑で、法令をはじめとした専門知識も必要な業務。そのため、商社・メーカーが自ら通関手続きを行うことは少なく、フォワーダーと呼ばれる専門会社が代行しているケースがほとんどです。

※関連記事:『「輸出通関手続き」はどのように行われているの?』『「輸入通関手続き」と「輸入貨物の引き取り」はどのように行われているの?

通関士とは?

フォワーダーをはじめとする専門の通関業者で、通関手続きを行っているのが通関士です。法律上、通関士として輸出入者に代わり通関手続きを行えるのは、国家資格である「通関士試験」に合格した有資格者のみ。

通関士は、貿易関連書類(B/Lインボイスなど)をチェックして、輸出入規制や各種法令を確認したり、通関を行う商品の分類をしたり(HSコード/統計品目番号)、関税額の算出を行ったりもしています。

近年では貿易業務の電子化が進み、税関や関係行政機関と連携している「NACCS(ナックス)」というオンラインシステムを使って、通関申告が行われるようになりました。通関士は、このNACCSのシステムに輸出入する商品の情報を入力して、日々通関業務を行っています。

※関連記事:『輸出入に関わるお仕事!「貿易事務」と「通関士」の違いについて

通関士の就職先や具体的な仕事内容って?

通関士の就職先や具体的な仕事内容って?

ここまで、通関手続きや通関士の役割をご紹介しましたが、通関士は具体的にどのような就職先で、どんな業務を行っているのでしょうか。

通関士の資格を活かせる会社って?

通関の専門家という特性から、通関士として働ける会社は、フォワーダーなどの通関業者に限られています。

国家資格を持つ通関士にしかできない通関手続きの代行業務ですが、通関士は法律上、独立・開業ができないため、通関業者に所属している必要があります。その通関業者が、税関へ資格保有者を「通関士」として登録・申請し、税関長の承認を得ることで通関手続きの代行が可能になります。

そのため、通関士資格を持つ多くの方は、フォワーダーなどの通関業者で働いています。

また、貿易取引を行う商社やメーカーなどでは、通関士資格の取得を社員に推奨したり、資格手当を設けたりしている会社もあります。実際の通関手続きを行わないお仕事に就いたとしても、通関士試験で問われるような各種法令や実務に関する知識は、商社やメーカーにおける輸出入業務で活かすことができるでしょう。

※関連記事:『国際物流のコーディネーター「フォワーダー(Forwarder)」

通関士の仕事内容

通関士は、具体的には下記のような業務を行っています。

  • HSコード(統計品目番号)に基づいた貨物の分類
  • 税率の決定
  • 通関書類の作成
  • 輸出入に関する申告書やインボイスの内容確認
  • 各種規制・法令の確認
  • 輸出申告、輸入申告

適切なHSコード(統計品目番号)や税率を決めるのも、通関士の重要なお仕事。初めて通関を行う商品や規制がある商品の申告には慎重さを要し、細かい確認を行いながら、業務を円滑に進めるスピードも求められます。

なお、通関士は、依頼者と輸出入申告に関わる書類のやりとりをすることもありますが、業務が細分化されている大規模企業になるほど、依頼者と直接やりとりする機会は少なくなる傾向にあります。

一方で、「通関業務のスペシャリスト」である通関士は、日々の書類の確認・申告業務のほかに、専門家として、依頼者(輸出入者)からの問い合わせやアドバイスを求められるケースもあるようです。

※関連記事:『輸出入に関わるお仕事!「貿易事務」と「通関士」の違いについて

貿易事務から通関士へ転身するメリットって?

貿易事務から通関士へ転身するメリットって?

ここまでご紹介してきたように、通関士はフォワーダーなどの通関業者において、依頼者(輸出入者)の通関手続きを代行するお仕事。貿易事務からのステップアップにオススメの職種です。

また、実際に通関業者で通関士として働くわけではなくても、通関士資格を取得することで、通関業務の知識を活かしたお仕事に就ける可能性が広がります。

ここからは、貿易事務から通関士を目指す場合のメリットについてご紹介していきます。

通関業務のスペシャリストになれる

通関士は、貿易事務としての経験・知識を活かして挑戦できる「通関業務に特化したスペシャリスト」。更なる専門性を身につけてステップアップしていきたいという方にとって、オススメのキャリアアップ先です。

中には、将来的に通関士を目指して、フォワーダーの通関業務のアシスタント職に転身するケースも。実際に通関士が働いている現場で実務の知識・スキルを磨き、働きながら通関士資格の取得を目指すという方法もあります。

給与アップを目指せる

通関業務に特化した専門性の高いお仕事なので、通関士になることで給与アップを目指せるでしょう。会社によっては資格手当などが付く場合もあります。

今後の転職で有利になる

通関士の資格があれば、通関業務の知識を証明できるため、貿易・物流分野の転職活動でも有利になるでしょう。通関業務の有資格者として、重宝される存在になれるはず。

土日祝休みのお仕事が多い

通関士のお仕事は、税関が空いている平日勤務のお仕事がほとんど。平日勤務・土日祝休みのお仕事を希望している方にとっては、通関士は働きやすい職種と言えるでしょう。

通関士は難易度の高い国家資格

通関士は難易度の高い国家資格

ご紹介してきた通り、通関士になるためには、国家試験である通関士試験に合格する必要があります。

通関士試験は、通関士に必要な知識や能力を測るため、各税関が行っている試験ですが、具体的にどんな試験なのか、詳しく見ていきましょう。

通関士試験の実施時期

通関士試験は、毎年1回行われています。例年7月上旬頃にその年の通関士試験詳細が告知され、7月上旬~8月上旬頃にかけて2週間程度、各地の税関にて願書提出を受け付けています。試験は10月上旬に行われ、11月下旬~12月上旬に合否が発表されます。

通関士試験の試験科目

①関税法、関税定率法、その他関税に関する法律、外国為替及び外国貿易法(外為法)*
*外為法の試験範囲は、一部範囲のみ
②通関書類の作成要領、その他通関手続きの実務
③通関業法

通関士試験の合格率

通関士試験の合格率は、毎年10~15%程度。通関にかかわる各種法律や実務の知識も問われるため、難易度の高い試験となっています。受験者は、貿易関連のお仕事に就いている貿易実務者が大半。試験を受ける際は、しっかりとした学習と事前準備をして臨みましょう。

※参照元:税関『カスタムアンサー/通関士試験

貿易事務の知識・経験を活かして「通関士」を目指そう!

今回は、通関士のお仕事に興味がある方や、貿易事務から通関士へのステップアップを検討している方に向けて、通関士の役割や仕事内容、就業先、通関士のお仕事を目指すメリットについてご紹介しました。

貿易に関する資格試験では唯一の国家資格であり、難易度の高い通関士試験ですが、通関士の資格を取得できれば、通関業務のスペシャリストとして、新たなキャリアを築くチャンスが広がるはずです。

貿易事務からステップアップしたい、貿易業界でさらに業務の幅を広げたいという方は、ぜひ「通関士」にチャレンジしてみてくださいね。また、現在「通関士のお仕事を探している」という方はパソナにご相談ください。

パソナなら、通関士を目指しながら働ける派遣のお仕事や今後のキャリアアップにつながるお仕事も多数ありますよ。

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参考サイト

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貿易実務のプラットフォーム
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