貿易用語のCBM(Cubic Meter)は貨物容積を表す単位!計算方法も紹介
貿易実務の中で使用することもある「CBM」とは何のことでしょうか。
CBMとは貿易用語のひとつで、貨物のある単位を表しています。今回は、このCBMについて詳しく紹介します。貿易業務に携わる方はぜひ覚えておきましょう。
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CBM(Cubic Meter/立方メートル)とは、運賃のベースレート
「CBM」とは、Cubic Meter(立方メートル)の略語で、「M3(エムスリー)」とも呼ばれ、貨物の容積を表す単位です。
海上貨物の運賃は、荷物の縦・横・高さをメートルに直してかけ算した値(単位:CBM/M3)をベースにしているため、船会社が発行するB/L(Bill of Lading/ビーエル/船荷証券) やアライバルノーティス(Arrival Notice/貨物到着案内/A/N)などの書類に記載されています。
*CBM(M3)は容積の単位であり、物体そのものの形状は問いません。輸送の場合、球体などは重ねて置けないため箱詰めされていることが多く、正方体もしくは長方体で計算されています。
*FCL貨物の場合はコンテナ1本分の料金を支払うため、中に詰め込まれた容積・CBMに影響を受けないことが一般的です。
CBMの計算方法は?
では、CBMの計算方法をご紹介しましょう。
CBMは、それぞれの長さをメートル単位に変換します。
46cm x 32cm x 29cm の段ボール箱(Carton Box)は
となります。
船で1箱だけ送るケースはあまり多くありませんが、航空輸送の場合は1箱だけ送ることもあります。CBMの記載が必要な場合は、上記を参考に計算してください。
ちなみに、船の貨物の容積は小数点第2位、または3位まで計算します。小数点以下の切り上げ・切り捨てルールは船会社によって異なり、1CBM以下の貨物はすべて1CBMと計算することが一般的です。
また、コンテナ船に積み込むLCL貨物は、フォークリフトで積み降ろしができるよう、パレットに積まれます。その場合はパレットも含めたCBMが計算されるので、コスト計算など貨物のCBMを計算するときは注意しましょう。
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