働き方

2020/06/30

派遣社員と正社員、それぞれの違いやメリット・デメリットって?

派遣社員と正社員、それぞれの違いやメリット・デメリットって?

近年、ライフスタイルの多様化に伴って、さまざまな働き方を選べるような環境が整いつつあります。

そのなかでも、「ライフスタイルに合わせて働ける」「自分のスキルに合ったお仕事を選べる」などの理由から、人気がある派遣のお仕事。しかし、派遣社員として働いたことがない方にとっては、派遣という働き方の特徴や仕組み、正社員との違いなど不明点が多いかもしれません。

そこで今回は、派遣社員と正社員の違いをはじめ、それぞれのメリットとデメリットについてご紹介します。派遣社員と正社員それぞれの違いを知り、自分に合った働き方を見つけて、希望のお仕事をスタートしましょう!

目次
派遣社員と正社員、雇用形態の具体的な違いは?
派遣社員として働くメリット
派遣社員として働くデメリット
正社員として働くメリット
正社員として働くデメリット
派遣社員と正社員、どちらの働き方を選ぶ?
それぞれのメリット・デメリットを参考に、自分に合った働き方を見つけよう!

派遣社員と正社員、雇用形態の具体的な違いは?

まずは、派遣社員と正社員の違いについて、しっかりと理解しておきましょう。

一番の違いは、派遣社員の場合、雇用元と実際に働く就業先が異なるということ。派遣会社と就業先企業の関係性を整理しながら、正社員との違いをおさえてみてくださいね。

派遣社員

派遣社員

派遣社員が、正社員など他の雇用形態と大きく異なるのは、雇用元と就業先が異なるという点。派遣社員は、派遣会社と雇用契約を結んだ上で、派遣された就業先の企業で働く「間接雇用」の形態をとっています。

お仕事についての具体的な指示は就業先企業から行われますが、給与の支払いや社会保険の加入、福利厚生などは、雇用契約を結んでいる派遣会社から行われることになります。

登録型の派遣で働く際は、派遣会社への登録を行い、お仕事の案内を受けて就業先企業が決定した段階で、派遣会社との雇用契約を結びます。

※関連記事:『はじめての派遣!派遣で働き始める前に知っておきたい情報を一挙ご紹介

正社員

一方、正社員は、就業先企業と雇用契約を結ぶ「直接雇用」という形態。お仕事に関する指示や社会保険の加入、給与の支払いもすべて就業先企業が行います。

また、正社員は基本的に無期雇用のため、自ら離職するか解雇されない限り、継続して勤務することが可能です。会社ごとに人事評価制度があり、個人の成果に応じて、昇給や昇格が決まります。

正社員での転職を希望する場合は、転職エージェントを使ったり、希望する企業の求人に直接応募したりして、就職活動を行うのが一般的です。

※関連記事:『派遣社員と契約社員の違いって何?メリット・デメリットを徹底比較!

派遣社員として働くメリット

派遣社員として働くメリット

派遣社員と正社員、それぞれの雇用形態の違いについては、ご理解いただけたでしょうか。ここからは、派遣社員として働く場合のメリットについて、いくつか代表的なものをご紹介します。

ライフスタイルに合わせた働き方ができる

勤務地や勤務時間など、より希望条件に合ったお仕事を選びやすいのが派遣の特徴のひとつ。家庭・プライベートと両立できるお仕事をしたいという方にもピッタリです。

また、結婚・出産・育児などのライフイベントを経験した後も、時短勤務・残業なしなど、その時々のライフスタイルに合わせた働き方を選びやすいという点があります。

※関連記事:『派遣なら働き方が選べる!自分に合ったライフスタイルを考えよう

未経験から始められるお仕事がある

希望する職種が未経験の場合、正社員として中途採用される可能性は、低くなる傾向にあります。しかし、派遣であれば未経験からチャレンジできるアシスタント職のお仕事も。

大手企業や官公庁などのお仕事もあるので、憧れの職種や業界で働きたい方にもオススメですよ。

※関連記事:『派遣社員に求められることって何?未経験スタートの際に「身につけておきたい基本スキル」について解説!

働きながらステップアップしていくことが可能

派遣会社が行っているスキルアップ研修やキャリア支援の制度を利用できるのも、派遣という働き方の魅力のひとつ。

派遣社員として働き、経験を積みながら、資格取得や実務で役立つスキルを身につけることで、段階的なステップアップが実現できるはずです。スキルを磨いていけば、給与アップも叶えやすくなるほか、選べるお仕事の幅も広がるでしょう。

また、今後のキャリアについて相談できるキャリアコンサルティングを行っている派遣会社もありますよ。

※関連記事:『派遣社員のスキルアップ方法って?転職のタイミングやキャリアプランについても解説!』『派遣社員のためのキャリアアップ方法を詳しくご紹介!

派遣会社の福利厚生を受けられる

一定の条件を満たしていれば、社会保険(健康保険・介護保険・厚生年金保険・雇用保険・労災保険)に加入できるほか、健康診断や有給休暇、産休・育休の取得も可能です。

また、その他にも育児サポート、飲食店や施設利用の割引、舞台・コンサートの優待など、独自の福利厚生メニューを用意している派遣会社もあるので、派遣会社選びの際はどんな福利厚生があるのかも参考にすると良いでしょう。

※関連記事:『社会保険はもちろん、ライフサポートや施設の割引も!派遣社員の福利厚生サービス

派遣として働くデメリット

メリットの多い派遣という働き方ですが、派遣の仕組み上、人によってはデメリットとなりえる点があるのも事実です。派遣として働くことを考えている方は、この点についてもしっかりと理解を深めておきましょう。

雇用契約期間に上限がある

派遣社員のキャリアアップと雇用の安定を図るために、労働者派遣法では、就業先企業の同一組織(課、グループなど)で働ける最長期間は原則3年までと定められています。

そのため、ひとつの職場で3年以上勤務することはできません(一部例外あり)。

なお、派遣会社には、3年以上勤務する方に対する雇用安定措置が義務付けられています。

契約が更新されない可能性もある

派遣の場合、長期で働くことが前提の契約であったとしても、3~6ヶ月ごとに雇用契約を更新するのが一般的です。

ただし、何らかの理由によって契約更新されないケースもあります。通常、契約の更新を行わない場合には、契約満了日の30日以上前に通知することが義務付けられています。

スキルや経験によっては、給与や求人数に差が出ることもある

特定のスキルや経験があれば、高時給や好条件のお仕事に就ける可能性が高くなります。

一方で、スキルや経験が少ない場合は、業務内容によっては時給が低めに設定されていたり、希望条件に合う求人数が少なかったりすることもあるでしょう。

正社員として働くメリット

正社員として働くメリット

ここからは、正社員として働くメリットについて、主なものをご紹介していきましょう。先ほどご紹介した派遣社員のメリットとの違いも比較しながら、読み進めてくださいね。

基本的に雇用期間の定めがない

基本的に正社員は無期雇用であるため、定年まで同じ会社で働き続けることができます。同じ会社で長期的に働きたいという方にとっては、大きな魅力となるポイントでしょう。

1つの会社のなかで着実なキャリアを築ける

会社組織のなかで一定の役割を担い、キャリアを築いていけるのが、正社員という働き方の特徴のひとつ。

会社ごとに人事評価制度は異なりますが、成果に応じて昇格や昇進が決まり、それに伴って給与も上がっていくのが一般的です。

会社の中核業務に携われるチャンスがある

会社にもよりますが、さまざまな役割や役職を経験することで、より会社の中核を担うような業務に携わるチャンスが多くなるでしょう。

正社員として働くデメリット

1つの会社のなかで、中長期的なキャリア形成をしていくことができる正社員という働き方。魅力的なメリットがある一方で、「働き方の自由さ」という面では、デメリットとなりえることもあるようです。
いくつか、ご紹介していきましょう。

転勤や異動の可能性がある

雇用契約の内容にもよりますが、正社員の場合、転勤や異動などが発生する可能性もあります。特別な事情がない限り、基本的には会社からの辞令に従う必要があるため、家庭の事情がある方や、環境の変化をストレスと感じる方には、デメリットとなりえるでしょう。

業務の負荷が掛かりやすく、残業や休日出勤が必要な場合がある

責任が大きい分、お仕事によっては、繁忙期などに残業や休日の出勤などが求められる場合もあります。休日出勤や残業がないお仕事を希望している方にとっては、ワークライフバランスのとれた働き方が難しい可能性もあります。

派遣社員と正社員、どちらの働き方を選ぶ?

派遣社員と正社員、どちらの働き方を選ぶ?

ここまでご紹介してきた通り、派遣社員と正社員それぞれにメリットがあり、どちらが良いというものではありません。あくまで、ご自身のライフスタイルに合わせて、派遣社員か正社員かを選ぶと良いでしょう。

自分に合った働き方を考える際の判断基準として、「キャリアの築き方」「ワークライフバランス」「福利厚生」などを軸に考えてみてはいかがでしょうか。

たとえば、キャリア形成という観点で考えた場合、「ひとつの会社で長期的なキャリアを築き、裁量の大きい仕事をしたい」という方は正社員に向いていますが、「組織に捉われずにさまざまな環境でお仕事を経験し、専門性の高いスキルを身につけたい」と考える方なら、派遣社員が向いているでしょう。

自分はお仕事にどんなものを求め、将来的にどのような働き方がしたいのか。自分の理想的な働き方をイメージした上で、派遣社員と正社員どちらが希望に近いか考えてみてくださいね。

※関連記事:『「派遣」という働き方が向いているのはどんなタイプの人?

また、派遣には「紹介予定派遣」という働き方もあります。これは、一定期間派遣社員として勤務した後、就業先と本人の双方の合意のもとに、就業先企業からの直接雇用で正社員や契約社員となる制度。

派遣期間中に職場の雰囲気や仕事内容を見極められるほか、派遣社員からのスタートで正社員を目指せる魅力の多い制度なので、ぜひ活用してみてくださいね。

※関連記事:『「紹介予定派遣」って何?メリットや特徴、派遣社員・正社員との違いを解説!

それぞれのメリット・デメリットを参考に、自分に合った働き方を見つけよう!

派遣と正社員、どちらにもそれぞれメリット・デメリットがあります。今回ご紹介したポイントをふまえて、どちらが自分に合っているのかじっくりと考えてみましょう。

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