【メール術】メールに添えたい「気づかいのひと言」
ビジネスメールの鉄則は数あれど、社会人として身につけておきたいことのひとつが「メールでの気づかい」。
一歩間違えると冷たい印象を与えてしまいやすい“文字でのコミュニケーション”ですが、ちょっとした一言を加えるだけで、相手に好印象を与えることができますよ。
まだ明るい時間から始まった「プレミアムフライデー」バージョンの女子会。ここに集う3人も、それぞれにこだわりのメール術があるようです。
円さん、こっちこっちー!今週残業続いていたんですってね、おつかれさまです。まぁ、まずは一杯飲んでくださいね♪
ありがと(涙)疲れた~。でも聞いて!さっき取引先の人からうれしいメールをもらったの。「毎晩遅くまでお疲れ様です。まだ夜は冷えますからお体ご自愛ください。」って書いてあってね。残業続きで思いっきりささくれだった心に沁みたわ…。ちょっと元気も出たし、今日も飲んじゃうわよ~!
うんうん、そんな気づかいメールが書ける人って素敵よね~。もちろんビジネスメールだから事務的な文章だけでも事足りるんだけれど、それだけだと冷たい感じがしちゃうこともあるでしょ。挨拶文に、さりげなく柔らかい言葉が入っているだけで、たとえ会ったことのない相手でもグッと距離が縮まる気がしない?
ポイントは、最初と最後の挨拶に気づかいワードを入れることかしら。「先日はありがとうございました」「またお会いできるのを楽しみにしております」とかね。「気づかいメール」で好印象をゲットできれば、相手の信頼獲得にもつながるの。きっと、いろんな場面で仕事がやりやすくなるわよ。
そうですよね、やさしい一言で円さんのささくれた心も潤いましたもんね(笑)。
私は、相手に何かを依頼するときは必ず、「お忙しいところ大変申し訳ありませんが」「大変お手数おかけしますが」などを入れるようにしています。相手の時間や労力を使わせて申し訳ないって気持ちを表すと同時に、お願いごとをするときのクッション言葉になるから便利なんですよね。
あとは「恐縮でございますが」「大変恐れ入りますが」もよく使います。他にも、自分が言ってもらってうれしかった言葉はメモしておいて、別の機会に使わせてもらうこともありますよ♪
さらに、相手の体を気づかう一文でサラリと締めくくれば100点満点じゃない?「ご自愛」なんて、就職するまで聞いたこともなかったけれど、目上の人にも使える万能ワードなんだから覚えておきたいわよね。
「ご自愛ください」っていうのは「お体を大事にしてくださいね」っていう意味なんだけれど、「ご自愛くださいね」や「くれぐれもご自愛くださいませ」のように、語尾に付け足す言葉次第でニュアンスも変えられるの。
「炎暑の折、ご自愛ください」「季節の変わり目ですから、ご自愛ください」なんて、時候の言葉を加えるのも上品よね。ただし「お体ご自愛ください」では、「体」の意味が重複しちゃうから注意しなくちゃね。
反対に、「ご自愛ください」への返信は、感謝の気持ちプラス自分も相手を気づかうのが鉄則。「お気づかいいただき、感謝いたします。〇〇様も、どうぞお体を大切になさってください」って感じかしら。
ささやかなことだけれど、気づかいメールの効果ってすごいのよね。自分のファンを作るつもりで、どんな相手にも一言を添えられるのがステキ女子よ!
ちょっと待ってください、それって恋愛にも活用できるんじゃ・・・!円さん!私たち、そこ詳しく聞いておくべきじゃないですか?では少し静かなお店に移動するとしますか。すいません、お会計お願いしまーす♪
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