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2019/04/11

経理職の平均的な年収って?実際の給料・時給をご紹介!

著者: パソナ キャリアコーチ(経理担当)

経理職の平均的な年収って?実際の給料・時給をご紹介!

専門性が高く、一般事務と比べて給与が高いとされている経理のお仕事。年収にすると一体いくらぐらいになるのか、興味がある方も多いのではないでしょうか。

※関連記事:『経理とは|経理の仕事内容について詳しく解説!

今回は、経理の平均的な年収をご紹介するとともに、どうすれば年収アップを実現できるのか?について考えていきます。これから経理を目指す方も、年収アップを目指す現役経理の方も、ぜひチェックしてみてくださいね!

目次
一般事務職に比べ、高めのお給料が期待できる経理のお仕事
経理職の平均年収って?
スキル・経験によって年収がUPする!
年収をあげるには、経理スキルや経験をしっかり積むのが近道です!

一般事務職に比べ、高めのお給料が期待できる経理のお仕事

一般事務職に比べ、高めのお給料が期待できる経理のお仕事

経理は、業種や企業の規模を問わず、会社にとって欠かすことのできない存在のため、景況に左右されない安定したニーズがあります。

また、経理は簿記などに関する専門的な知識・スキルが必要であるため、一般事務職と比較すると平均給与も高い傾向にあります。求人数が多く、給与も高いという好条件を兼ね備えた人気の専門職種である経理のお仕事。PCスキルを磨いたり、簿記の勉強をしたりして、販売職・一般事務職から経理職へのチャレンジをする方も多くいらっしゃいます。

※関連記事:『経理とは|経理の仕事内容について詳しく解説!

経理職の平均年収って?

経理職の平均年収って?

次に、気になる経理職の平均年収についてご紹介します。年収は、勤務先や業務内容、所有しているスキル、経験などによっても異なるため、ここでご紹介する金額はあくまで目安としてお考えください。

正社員の一般的な平均年収の目安

年収300万~399万円程度

経理初心者~実務経験3年以内。簿記3級もしくは2級以上を取得している。

年収400万円~599万円程度

3年以上の実務経験があり、チームリーダーや経営分析の担当者レベル。日商簿記2級以上や英語スキルがある場合も。

年収600万円~799万円程度

3年以上の実務経験と管理職経験があり、経理の部長・課長レベル。日商簿記2級以上や英語スキルがある。

※参照元:一般社団法人 人材サービス産業協議会『転職賃金相場2018』(経理財務・6ページ)

*首都圏・東海・近畿エリアを対象に、2018年4~8月にかけて調査。平均年収は国内主要求人メディア・人材紹介会社に掲載された求人情報から算出。

 

上記の平均年収の調査から、経理職の場合は経験やスキルが年収に大きく影響することがわかります。

年収アップのためには着実なステップアップが必要ですが、「自分の方向性」を見極めることも大切。経理は企業規模によっても業務が異なるため、自分の方向性にマッチする企業を選ぶことが、効率的なステップアップの近道です。

たとえば大企業なら、経理業務が細分化されているため、その分野のスペシャリストとしてのスキル・経験を積むことが可能。

一方で、中小企業は個人で担当する業務範囲が広いため、経理の一連の流れを知ることができ、スキルアップしやすい環境とも言えます。さまざまな業務を担当する忙しさはありますが、経理は業務経験やスキルが評価されるため、しっかりと業務知識を身につけていけば、自分の将来のキャリアに役立てることができるでしょう。

将来のキャリアプランや年収アップを見据えて、お仕事を探す際には、事前に自分の業務の範囲がどこまでなのか、将来的にはどこまで任せてもらえるのかもしっかり確認しておくと良いでしょう。

スキル・経験によって年収がUPする!

スキル・経験によって年収がUPする!

では、派遣の場合の年収はどうでしょうか。2018年9月時点の首都圏(1都3県)のパソナにおける平均時給をもとに、参考年収をご紹介します。

<例>週5日、9~18時(8時間)、月20日出勤×12か月とした場合(1,920時間)

経理の平均時給・平均年収

【STEP1】日常経理~月次補助レベル: 時給1,680円 → 年収約323万円

経理アシスタントとしてお仕事をスタートしたら、まずは日常経理や月次補助を目標にしていきましょう。経理の基本である仕訳の仕組みを理解し、現預金や手形、売掛・買掛の管理、帳簿の作成方法などを学びます。

【STEP2】月次決算レベル:時給1,730円 → 年収約332万円

STEP2のゴールは、経理にとって重要な月次決算をひとりで担当できるようになること。STEP1に加えて、試算表や棚卸表の作成、年次決算準備の補助など、担当業務の幅はどんどん広がります。同時に、月次決算処理などを通して、会社の経営状況を把握する能力も養われていきます。

【STEP3】年次決算レベル:時給1,880円 → 年収約361万円

月次決算の次は、いよいよ1年の集大成である年次決算にチャレンジ!年次決算を一人で担当できるレベルになると、プロの経理として評価されます。年次決算の他にも、決算書やキャッシュフロー計算書、有価証券報告書の作成や納税申告などの業務も担当し、管理会計を任されるケースもあります。より、会社の経営に密接に関わるようになり、さらなるキャリアアップも可能です。

※関連記事:『派遣社員の手取り月給はいくら?計算方法と注意点について』 『気になる経理の将来性は?

年収をあげるには、経理スキルや経験をしっかり積むのが近道です!

経理職として、「キャリアアップしたい」「年収を上げたい」と考えている方は、経理のスキルや実務経験をしっかりと積むことができる環境に身をおくことが重要です。

経理の実力をしっかりと身につけたいなら、派遣という働き方を活用するのがオススメ。たとえば、派遣の経理アシスタントは、一般事務や販売職、営業職からキャリアチェンジする際に選ばれることの多いお仕事。

経理職は専門性が高く、業務範囲も決まっていることが多いため、自身のキャリアプランに合ったお仕事探しが可能です。さらに、習得したスキルや実務経験を武器に、正社員の経理職を目指したり、より給与の高い専門職種へ挑戦したりすることもできます。

パソナの「PASONA CAREER COLLEGE」では、経理などの職種に特化し、レベルに応じた研修や講座を数多く実施しているため、効率よくスキルを身につけることができます。お仕事帰りに通える平日夜や、土曜日開催の講座もありますので、ぜひ活用してくださいね。

参考サイト:

みんなの仕事ラボ(シゴ・ラボ)は、働くすべての方々に向けたキャリアアップ、スキルアップのためのお役立ちサイトです。
「仕事はずっと続けるつもりだけど、このままでいいの…?」「何かスキルを身に着けたいけど自分には何が向いているか分からない」「職場でこんなことがあったけど、これって普通?」など、お仕事をする上でのお悩みや困ったをお助けするヒントやちょっとしたアイデアをお届けします。