キャリアアップ

2019/10/19

経理職の目標設定って?ポイントを押さえて計画的な目標達成を目指そう!

現在、経理として働かれている皆さんは、経理としての「目標設定」について、考えてみたことはありますか?

何かを達成したいときに自分で目標を設定したり、会社の人事考課で「目標設定」を求められたりすることもあるでしょう。

しかし、経理をはじめとした企業の間接部門(主に総務、人事、経理など、バックオフィス部門)は、営業部門と違って売上目標などを設定できないため、目標設定が難しく、どのように目標を立てれば良いのか悩む方も多いようです。

そこで今回は、経理職の目標設定の方法や、具体的にどんな目標を立てれば良いのか、といった例をご紹介します。

目次
そもそも、目標設定ってどうして必要なの?
目標設定では、SMARTの法則を利用しよう
【S】Specific:具体的な目標を設定する
【M】Measurable:計測可能な目標を設定する
【A】Achievable:高すぎず低すぎない、達成可能な目標を設定する
【R】Relevant:業務に関連のある目標を設定する
【T】Time-bound:目標に期限を設定する
正しい目標設定をして、自分にとって「理想の経理」を目指そう!

そもそも、目標設定ってどうして必要なの?

お仕事において、どうして「目標設定」が必要となるのでしょうか。

それは、目指していることを確実に達成するため。目標を立てることで、ゴールから逆算した具体的な「行動計画(アクションプラン)」を立てて、実行できるからです。

行動計画(アクションプラン)って?

行動計画(アクションプラン)とは、「いつまでに」「なにを」「どのようにするか」といった、具体的な計画のこと。定点ごとの目標(マイルストーン)や期限を決め、行動計画を立てることで、お仕事への取り組み方が変わり、計画的かつ着実な目標達成を目指すことができるでしょう。

目標設定はどう活かせば良いの?

上司から目標設定を求められた際、みなさんが設定した目標は「人事考課」として、ご自身の日々の成果を評価するために利用されます。

これは、企業における従業員の業務の遂行度、業績への貢献度など評価する制度のこと。設定した目標を達成することで、普段は可視化されにくい業務の成果を周りから評価されやすくなり、自らの成長やモチベーションアップにもつながります。

また、目標設定は人事考課だけでなく、自身のキャリアプランにも活かすことができます。目標設定を行って、「将来なりたい自分像」をより明確にすることで、漠然としていた今後のキャリアや将来のビジョンが見えてくるはずです。

目標があるのとないのとでは、日々の業務への取り組み方が大きく変わりますので、これからご紹介する目標設定のポイントを押さえて、ぜひそれぞれの目標を設定してみてください。

※関連記事:『目標別!経理のキャリアアップの具体的な方法とは?

目標設定では、SMARTの法則を利用しよう

「目標設定の重要性は理解できたけれど、具体的な立て方がわからない…」という方に、ここからは目標設定のポイントをご紹介します。

ここでご紹介したいのが、目標設定の際に役立つ「SMARTの法則」。SMARTとは、下記の「Specific」「Measurable」「Achievable」「Relevant」「Time-bound」の頭文字を取ったもので、それぞれ目標設定におけるポイントを示しています。

Specific…具体的、明確
Measurable…計測可能な
Achievable…達成可能な
Relevant…関連性
Time-bound…期限がある

せっかく目標を設定しても、それが実現不可能なものだったり、簡単に達成できそうなものだったりすると、目標を立てる意味がなくなってしまいます。達成可能かつ具体性のある目標の立て方として有効なのが、この「SMARTの法則」なのです。

次からは、SMARTの法則に照らし合わせた目標設定のポイントと、経理職における目標の具体例をご紹介します。

【S】Specific:具体的な目標を設定する

ポイント

「努力する」「頑張る」といった曖昧な表現で目標を立ててしまうと、自分も周りも達成したかの評価しづらくなります。

例えば「3時間かかっていた●●の業務を、2時間半で出来るようにする」など、できるだけ数字で表現できる明確な目標を立てましょう。目標の内容は個人的なことでもOKですが、その目標を達成することで、会社全体の目標や業績にどんなインパクトがあるのか、という観点を持つことも大切です。

とはいえ、経理職の場合、数値化できる目標が立てにくいもの。まずは、日常業務の効率化や、スキルアップを目標設定にするとよいでしょう。

具体例

◎ 3営業日かかっていた月次決算速報の作成を、2営業日に短縮する
◎ 7営業日かかっていた年次決算処理を、6営業日で行う

※関連記事:『人事考課、経理はどんな目標を設定すれば良い?

【M】Measurable:計測可能な目標を設定する

ポイント

Specific(具体的な目標)と同様、「作業スピードを上げる」といった曖昧な表現ではなく、具体的な数値を挙げ、時間短縮や経費削減など会社に利益をもたらす目標を目指しましょう。

具体例

◎ 昨年より150%スピードアップして、伝票の処理を行う
◎ 不要な印刷を控え、プリント用紙を10%節約する

【A】Achievable:高すぎず低すぎない、達成可能な目標を設定する

ポイント

自分の現状を踏まえて、努力すれば達成できるであろう、現実的な目標を設定しましょう。あまりにも現実とかけ離れていたり、高すぎたりすると目標達成が難しくなり、反対に低すぎると、そもそも目標を立てる意味がなくなってしまいます。まずは、身近な定常業務を見直してみるのがオススメです。

具体例

◎ 明文化されていなかった業務フローをマニュアル化する

経理のお仕事ではマニュアルが無いこともしばしば。事前に誰でもわかるようなマニュアルを準備しておけば、他の人がその業務を担当することになったとしても、スムーズに業務を引き継ぐことができるようになるでしょう。

属人化している業務は、マニュアルを作る過程そのものがワークフローの見直しにもつながり、効率化の第一歩にもつながります。質の高いマニュアルを作成すれば、会社の財産にもなるでしょう。

※関連記事:『【目標】経理としての価値を高める目標設定のポイント

【R】Relevant:業務に関連のある目標を設定する

ポイント

自分の業務とあまりにもかけ離れた目標を設定するのはNG。業務に関連した目標を立てれば、業務フローの改善や効率化につながる可能性もあります。日ごろの経理業務において無駄な動きがないなど、今の自分の業務を改めて振り返ってみましょう。

具体例

◎ ワークフローを見直して、業務効率化に努める

まずは、日々行っている定常業務を見直してみましょう。ワークフローを書き出すことで、「どこに時間がかかっているか」「無駄な動きをしていないか」「システム導入の必要性がないか」などを見直すことが可能になります。

そこから、「入出金管理表を見直す」「不必要な項目を削減する」といった具体的な目標を立てましょう。業務に関連する目標を達成できれば、業務改善やフローの見直しにつながる可能性もありますよ。

【T】Time-bound:目標に期限を設定する

ポイント

目標は「いつまでにやる」という明確な期限を設けることで、達成までの道のりがより具体的になります。目標を設定しても、期限を決めなかったことで思うように行動ができず、結局達成できなかったという経験がある方も多いのではないでしょうか。

そんなときは、1ヶ月後・3ヶ月後・半年後・1年後…など細かい節目の期限や目標(マイルストーン)を設定し、徐々に大目標の達成を目指す方法が有効です。細かく期限や目標を設定することで、達成までのルートがより明確になり、より目標達成の可能性が高くなります。

また、期限を決める時には、「期限までに具体的に何をするのか」も合わせて考えると効果的ですよ。

具体例

◎ 決算時までに貸借対照表(B/S)を作成できるようにする

日次業務・月次業務・年次業務など、一定期間における定期イベントがある程度決まっているのが、経理の特徴。決算など節目のイベントを期限に設定した目標は、非常に立てやすいと言えるでしょう。

また、定常業務だけでなく、自分の業務範囲を広げる目標設定もより効果的です。貸借対照表(B/S)は、決算時には作成する重要書類なので、決算に関する業務が少しでもできるようになれば、評価も上がるはずですよ。

※関連記事:『目標達成のために!長期的な視点で行動計画を立てよう

正しい目標設定をして、自分にとって「理想の経理」を目指そう!

目標設定を行う意味や目的について、理解は深まったでしょうか?

もしも、「今の自分は精一杯頑張っているので、目標設定は必要ない」という方がいらっしゃるとするならば、その「現状を維持する」ことも立派な目標。仕事のクオリティを維持するために、どんな行動を続ければ良いのか、プラスαで工夫できることがないか、ぜひ考えてみてください。

正しい目標設定を行い、計画的に達成することができれば、業務上の評価だけでなく、自身の業務改善やスキルアップにもつながるでしょう。たとえどんな小さなことでも良いので、工夫や業務改善を繰り返すことで、よりクオリティの高いお仕事ができ、それが皆さん自身の価値向上につながりますよ。

今回ご紹介した“経理の目標設定のポイント”を参考に、今の自分に合った目標を立ててみてくださいね。

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