働き方

2020/01/08

貿易事務の実態って?求人数や忙しさ、給与水準などについて解説します!

貿易取引に関する事務業務のスペシャリストである「貿易事務」。

貿易実務に馴染みのない方は、「時差がある海外担当者とのやりとりが大変なのでは?」「英語が話せないとできないのかな?」など、さまざまな疑問を持っているようです。

そこで、今回は貿易事務職のリアルな就業環境や給与水準、転職市場などの実態について、詳しくご紹介していきます。

目次
実態①貿易事務の求人数はメーカーと商社が多い!?
実態②職場によってお仕事の忙しさはさまざま
実態③給与は一般事務より高めの傾向にあり
実態④英語は読み書きができれば、流暢に話せなくても大丈夫!
あなたも人気の貿易事務にチャレンジしてみませんか?

実態①貿易事務の求人数はメーカーと商社が多い!?

貿易事務は、海外から商品を輸入したり、国内から海外へ商品を輸出したりする際に必要な事務手続きを行うお仕事。貿易関連書類の作成、内容のチェック、英語でのやりとり(コレポン)が主な業務です。

貿易事務の勤務先としては、商社やメーカーの他に、輸出入者の代理人として国際物流や通関手続きを行うフォワーダー、貨物を輸送する船会社や航空貨物代理店などがあります。

この中でも、特に貿易事務の求人が多いのが、商社やメーカーです。その理由は、商社やメーカーの数が、フォワーダーや船会社、航空貨物代理店よりも圧倒的に多いから。つまり、市場の企業数と比例して、求人数も多くなっているのです。

とりわけ、大手の総合商社は貿易取引に携わる人数も多く、会社によっては、貿易事務のスタッフが100名以上勤務しているところもあります。このような企業では、未経験からスタートできるアシスタント職を募集しているケースも多いようです。

※関連記事:『貿易事務職の仕事内容って?「商社・メーカー系」と「物流・フォワーダー系」との違いについて

実態②職場によってお仕事の忙しさはさまざま

貿易事務の仕事量や忙しさは、会社や担当業務によって異なる場合がほとんど。企業規模や人員体制によっても職場環境は大きく変わるほか、貿易業務の一部を担当するか、取引先との折衝など幅広い業務を任されるかによっても、忙しさは変わってくるでしょう。

一般的に、規模の大きい商社やメーカーでは業務が細分化されていることが多く、比較的残業も少ない傾向にあります。「輸出業務」「輸入業務」「海外渉外」「書類作成業務」など、分野別に担当者が分かれており、それぞれの担当者が連携しながら貿易業務を行っているケースが多いようです。

一方、中小規模の会社では、少人数で貿易業務全体を担うため、任される担当範囲が広くなる傾向にあります。海外取引先との交渉や契約、輸出入に関する事務手続きなど、幅広い貿易業務を少人数で担当するため、やや忙しい傾向にあると言えるでしょう。

ただ、「業務量が多い」「忙しい」と感じるかは、貿易事務としての経験値や個人のスキルにも左右されます。「未経験で入社した時は大変だったけれど、経験を積むことで業務スピードが上がった」「貿易知識がついてからは、スムーズに業務を行えるようになった」という声も多く聞かれます。「貿易事務のお仕事=忙しい」と一様に捉えずに、「スキルアップできるお仕事」と捉えてみてはいかがでしょうか。

また、ワークライフバランスを重視したい方や時間の制約がある方は、事前に職場環境を確認しておき、残業が少ないお仕事を選ぶという方法もありますよ。

※関連記事:『貿易事務は忙しいって本当?どんな職場環境や業務内容が多いのか解説します!

実態③給与は一般事務より高めの傾向にあり

事務系専門職種として、貿易取引に関する専門知識や英語力が求められる貿易事務は、一般事務職と比べて、給与が高めに設定されています。さらに、業務範囲やレベルに応じて給与が変わるため、経験を積み、知識を増やすことで給与アップを目指すことも可能です。

ここでは、派遣のケースを例に、業務レベル別に貿易事務の時給例を見ていきましょう。

首都圏※勤務、パソナの派遣先企業の時給例
※首都圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)
レベル 平均時給
【STEP1】貿易書類作成業務レベル 1,700円~
【STEP2】貿易取引全体を担当するレベル 1,760円~
【STEP3】非定型的な業務も行うレベル 1,890円~

※2018年6月時点・参考時給

【STEP1】貿易書類の作成業務レベル

貿易の書類作成のルール、用語を理解して正確に書類を作成できるレベル。

【STEP2】一連の貿易手続きを担当するレベル

貿易取引に関する一連の手続きや関連業務を担当。コレポンをはじめとした関係者とのやりとりも主体的に行うことが求められます。

【STEP3】非定型的な業務も行うレベル

STEP2の貿易取引に関する一連業務に加え、イレギュラー対応など、判断を要する業務も担当できるレベル。

上記の時給例の通り、経験を積んで業務レベルを高めていくことにより、着実な給料アップが実現できるお仕事でもあります。

まずは、貿易事務のアシスタント業務や定型の書類作成業務からスタートして、段階的なステップアップを目指してみてくださいね。

※関連記事:『貿易事務職の給料・待遇について、実際のところが知りたい!

実態④英語は読み書きができれば、流暢に話せなくても大丈夫!

貿易事務のお仕事は、海外企業とやりとりするというイメージから、「高度な英会話スキルが必須なのでは?」と思っていらっしゃる方が多いようです。しかし、英語を話せなくても貿易事務のお仕事に就くことは、十分に可能です。

商習慣が異なる海外企業との貿易取引では、やりとりの履歴をメールや文書の形で残しておくのが通例となっています。そのため、貿易事務では、英語を「話す・聞く」というスキルよりも、英語を「読む・書く」というスキルの方が、重視されるのです。

また、貿易関連書類は基本的に英語で記載されていますが、基本的な型(フォーマット)があるものがほとんど。決められた記載内容を理解しておけば、問題なく業務を進められますし、メールでのやりとりもある程度決まったパターンがあるので、そこまで高度な英語力が求められることはありません。*

*業務内容によっては、英会話スキルが求められる場合もありますが、貿易書類作成レベルではさほど高度な英語力を求められないケースがほとんどです。

ちなみに、未経験の方が貿易事務にチャレンジする際に目安とされている英語力は、TOEIC(R)スコア600点程度。英語に興味のある方であれば、今から学び直しても十分に取得できるスコアです。TOEIC(R)スコアの提示は、必須というわけではありませんが、募集要項の応募条件に目安として記載されていることも多いようです。

自分の英語スキルの証明のひとつにもなるので、貿易事務未経験の方は、ぜひ挑戦みてはいかがでしょうか。

※関連記事:『英語力を仕事に活かす!貿易事務職に就くなら、TOEIC(R)は何点くらい必要?』『貿易事務に転職するなら、どの程度の英語レベルが必要ですか?

あなたも人気の貿易事務にチャレンジしてみませんか?

貿易事務職の実態についてご紹介しましたが、求人数や給与水準、忙しさなど、実際のお仕事についての理解は深まったでしょうか?

貿易事務は、英語を使ったお仕事がしたい方や、事務系専門職でスキルアップを目指したい方にオススメの職種です。専門職種であるため、「未経験から挑戦するのはハードルが高い」と思われがちですが、派遣であれば未経験からスタートできるアシスタント職のお仕事もあります。

「貿易事務としてのキャリアをスタートさせたい!」という方は、まず一度パソナにご相談くださいね。

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