派遣社員と正社員、今の自分に合う働き方はどっち?派遣から正社員を目指す転職方法も紹介
働き方が多様化する昨今、転職活動時に派遣社員や正社員などの雇用形態にとらわれずにお仕事を探したいという方もいるでしょう。派遣社員と正社員では働き方や雇用契約など、どのような違いがあるのでしょうか。
今回は、派遣社員と正社員それぞれの働き方のメリットや特徴をまとめました。派遣社員になるための転職の流れや手順、必要な準備についても紹介します。
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- 目次
- 派遣社員と正社員それぞれのメリット
- 派遣社員から正社員を目指す方法も
- 派遣で働くなら、まずは派遣会社へ登録
- 派遣会社を選ぶ際の4つのポイント
- 方向性が決まったら、派遣登録へ
- 派遣のお仕事が決まったときの流れ
- 自身のキャリアプラン・ライフプランに合った働き方を選ぼう
派遣社員と正社員それぞれのメリット
派遣社員と正社員は、雇用契約に違いがあります。自身の適性やライフステージに合った雇用形態を選ぶことで、理想の働き方に近づけるでしょう。ここでは、それぞれのお仕事のメリットと転職活動の違いについて解説します。
派遣のお仕事のメリット
派遣は、派遣会社と雇用契約を結び、就業先企業に勤務する働き方です。就業時間や契約期間について、希望に合わせてお仕事を探すことができるので、ワーク・ライフ・バランスを実現しやすいことがメリットです。
また、スキルやこれまでの職歴に合ったお仕事を探すことにより、専門性を活かして働くことができるのも魅力のひとつです。
正社員のお仕事のメリット
正社員は企業と直接雇用契約を結びます。正社員は無期雇用が一般的で、自ら離職するか解雇されない限り、継続して勤務することができます。
また、さまざまな役割や役職を経験することで、会社の中核を担うような業務に携わるチャンスもあることはメリットのひとつでしょう。
派遣社員と正社員の転職活動の違い
派遣社員と正社員の転職活動では、お仕事の応募方法が異なります。
派遣社員のお仕事を希望する場合、まず派遣会社に登録しましょう。派遣登録が完了したらお仕事探しを開始して就業先を決めます。就業先企業と契約に関するやり取りは派遣会社が行うため、基本的に応募するお仕事ごとに履歴書の提出や面接を行う必要はなく、自身が就業先企業と直接交渉することもありません。派遣会社のサポートを受けながら、スムーズに転職活動を進めることができます。
正社員の転職では、自ら志望企業に応募します。応募するお仕事ごとに履歴書が求められることもあるため、時間的な負担も大きいでしょう。また、お仕事の探し方もハローワーク、転職エージェント、お仕事情報ウェブサイト、友人からの紹介(リファラル採用)などさまざまです。たくさんの選択肢の中から、自身の希望条件に合ったお仕事を探していきます。
派遣社員から正社員を目指す方法も
派遣社員から正社員を目指す働き方もあります。紹介予定派遣は、就業先での直接雇用を前提とした契約を結ぶ派遣のお仕事です。派遣社員として一定期間働いたあとに、本人と就業先の合意のもとで、正社員や契約社員などの直接雇用に切り替わります。
紹介予定派遣の場合は、履歴書の提出や面接の実施が求められる場合もありますが、登録した派遣会社の担当者から履歴書の添削や面接対策などのサポートを受けることもできます。
派遣で働くなら、まずは派遣会社へ登録
「派遣の働き方」や「派遣会社のサポート」に魅力を感じた方は、派遣会社に登録をしてお仕事を探してみましょう。ここでは、派遣会社を選ぶポイントや派遣登録の手順について紹介します。
登録派遣会社の分類
派遣会社によって、取り扱うお仕事の件数や職種はさまざまです。幅広くお仕事を取り扱っている派遣会社もあれば、ITや医療など特定の業種を専門にした派遣会社もあります。まずは登録する派遣会社の傾向を確認してみしょう。
総合型
業界・職種を問わず、幅広い領域の派遣求人を提供している。会社規模や得意領域はそれぞれ。一般的に、大手総合型は求人数が豊富で、サポート体制が整っているケースが多い。
特化型
特定の分野や領域に特化したサービスを展開する人材派遣会社。
- 職種……看護師、保育士、エンジニア、販売員など、特定の職種に特化した会社
- 業界……IT、医療、介護、アパレルなど、特定の業界に特化した会社
- 特定層……シニア層、若年層など、特定の層に特化した会社
- 地域……特定の地域でのサービスに特化した会社
- グループ企業……自社グループ企業への人材派遣を中心に展開する会社(資本系、インハウス型とも呼ばれる)
派遣会社を選ぶ際の4つのポイント
- お仕事の件数と職種をチェックする
- 福利厚生や研修制度を確認する
- 「優良派遣事業者」かどうかを確かめる
- 「プライバシーマーク」を取得しているか確認する
※関連記事:登録先の派遣会社を選ぶポイントって?|Web上で派遣登録を完結できる?「Web登録」と「来社登録」それぞれのメリットを解説|みんなの仕事Lab-シゴ・ラボ
事前に派遣会社の情報を収集し、自身に合った派遣会社を選ぶことが大切です。実際に派遣社員として働いている知人がいれば、口コミ情報を参考にすることもひとつの方法です。
また、複数の派遣会社に登録することで、お仕事を紹介してもらえるチャンスが広がる場合もありますが、複数登録をする際は、自己管理できる程度にとどめ、登録面談のダブルブッキングなどが発生しないように注意しましょう。
※関連ページ:充実と安心!イチオシの福利厚生サービスをご紹介|パソナ
方向性が決まったら、派遣登録へ
多くの派遣会社はWeb登録からスタートします。ここでは、パソナにおける派遣登録の流れをカンタンにご紹介します。
※ご紹介した情報は、2023年5月時点での情報です。掲載した時点以降に変更される場合もあります。
- パソナのWebサイトから、MYPAGEを作成します。MYPAGE上に、プロフィールやスキル、保有資格、お仕事の希望条件などを登録します。
- MYPAGE上で、「登録面談」を予約します。パソナの登録面談は、Web会議ツールやテレビ電話を使って面談を行う「Web面談」と、パソナの登録拠点、支店に訪問して面談を行う「来社面談」があります。自身の希望にあった面談方法を選んで予約しましょう。
- 予約日時に登録面談を行います。
登録面談では、派遣の働き方についてオリエンテーションを受けます。オリエンテーションのあとにスキルチェックを実施する場合もあります。
その後、個別面談でこれまでのご経験や、お仕事の希望条件、将来のキャリアビジョンなどをカウンセリングします。お仕事内容や給与面、休みの希望などをしっかりと伝えることで、希望に合ったお仕事を案内してもらいやすくなります。
※関連ページ:パソナへのご登録からお仕事開始までの流れ【はじめての派遣登録でも安心】|パソナ
派遣のお仕事が決まったときの流れ
派遣登録完了後、派遣会社からお仕事の案内をうけたり、自ら希望のお仕事にエントリーをしたりしてお仕事を探します。その後、お仕事が決まってからスタートまでの流れは、個人や派遣会社によっても変わりますが、ここでは一般的な就労までの流れを紹介します。
- 派遣会社にて契約書・労働条件通知書・就業条件明示書を確認し、署名をもって契約をします(雇用内容によっては、お仕事の締結方法に違いがあります)。ドキュサインなど電子署名を導入している派遣会社も多いようです。
- 就労にあたっての各種事務手続きを行います。(給与振り込み口座の届出、マイナンバー提示、扶養控除申告、社会保険・雇用保険加入手続きなど)
- 秘密保持やビジネスマナーに関する派遣会社の事前研修がある場合は、研修を受講します。
- お仕事スタート。派遣会社によっては、就業初日に派遣会社の営業担当が就業先へ同行してくれるケースもあります。その場合は、最寄り駅やオフィスの入り口で待ち合わせをして、就業先へ向かいます。
※関連ページ:社会保険・雇用保険|パソナ
※関連ページ:ご就業にあたって|パソナ
※関連ページ:派遣の仕事を始める流れ|パソナ
自身のキャリアプラン・ライフプランに合った働き方を選ぼう
派遣社員と正社員は、働き方やお仕事のメリットもそれぞれ違いがあります。どちらの雇用形態を選べば良いのか迷ったときには、自身のキャリアプランやライフプランを考えてみてはいかがでしょうか。
1人で考えても答えが出ないときには、プロに相談することによって、将来の方向性が明確に見えてくるかもしれません。派遣社員を選んだ際には、不安な転職活動も派遣会社の担当と一緒にお仕事を探せると思えば、心強いでしょう。困ったときにはパソナにご相談ください。
パソナでは、ご就業後から専任のキャリアコーチがこれから先を見据えたキャリアサポートをいたします。今のお仕事の悩みはもちろん、プライベートとお仕事との両立など、お気軽にご相談ください。毎日が充実する働き方を、一緒に探していきましょう。