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2019/10/17

派遣社員が職場に馴染む方法って?就業前に知りたい上手な人付き合いのポイント

著者: パソナ キャリアコーチ

派遣社員が職場に馴染む方法って?就業前に知りたい上手な人付き合いのポイント

契約ごとにさまざまな就業先で働く派遣社員にとって、「新しい職場に素早く馴染む処世術」はぜひ身につけておきたいヒューマンスキルのひとつです。

というのも、お仕事で確かなパフォーマンスを発揮するためには、周りと良好な人間関係を築くことが大切。

どの就業先でも自然に周りと打ち解けられる「順応力」があれば、きっとお仕事を進めやすくなりますよ。今回は、派遣社員が心得ておきたい「職場に馴染むためのポイント」をご紹介します。

目次
新しい就業先へ馴染むために、準備しておくべきこと
自然に馴染むための「印象の良い」振る舞いとは?
印象を悪くする「NGな振る舞い」とは?
人間関係に悩んだらどうすれば良い?
しっかりとコミュニケーションを取りながら、誠実にお仕事に取り組むことが大切

新しい就業先へ馴染むために、準備しておくべきこと

新しい就業先へ馴染むために、準備しておくべきこと

早く職場へ馴染むためのコツは、事前準備にアリ!就業前と就業直後のタイミングに分けて、準備すると良いポイントを解説します。

就業前

会社のWEBサイトなどを確認して企業研究をする

今や、ほとんどの企業が自社のWEBサイトを持つ時代。企業によって、WEBサイトから読み取れる情報量に差はありますが、就業先の事業内容や企業理念には、必ず目を通しておきましょう。

他にも、社内の様子が分かる写真や社員インタビューなど、参考になりそうな情報を一通りチェックして、就業先の一員になるための心の準備をしましょう。

派遣会社の担当にヒアリングする

就業先に詳しい派遣会社の担当に、気になっていることを聞くのもオススメです。たとえば、こんな情報を聞いておくのはいかがでしょう。

・就業先の上司の人柄
・就業環境、職場の雰囲気
・部署の人数
・社内のコミュニケーションで気をつけた方が良いこと
・ランチ事情
・服装

出勤用の服装を準備する

たとえ就業先から服装を「オフィスカジュアル」と指定されていても、しばらくの間はかっちりした服装を心掛けると良いでしょう。特に、初日はスーツを着用して行くのが無難です。好印象を得るための服装のポイントは以下の通りです。

・派手な色味は避け、スーツの場合、黒、白、紺、グレー、ベージュなどベーシックなカラーにする
・無地でシンプルなデザインのアイテムを選ぶ
・メイクはナチュラルに
・長い髪は束ねるなど、清潔感のある髪型にする

自己紹介文を用意しておく

職場によっては、初日の朝礼などで自己紹介を求められることもあります。名前、簡単な経歴、締めの一言の3点を盛り込んだ自己紹介をあらかじめ考えておくのがオススメ。

自己紹介文 <経験職種の場合>
「本日よりお世話になることになりました、〇〇と申します。これまでは、〇〇業界で〇〇の仕事を約〇年経験してまいりました。至らない点もあるかと思いますが、これまでの経験を活かして、精一杯努力して参ります。どうぞよろしくお願いいたします」
自己紹介文<未経験職種の場合>
「本日よりお世話になることになりました、〇〇と申します。〇〇の経験はありませんが、1日でも早く皆さんのお役に立てるよう、精一杯努力して参ります。ご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします」

特に未経験業界や未経験職種の場合は、「少しでも早く仕事を覚えて組織に貢献したい」という意気込みを盛り込むと良いでしょう。

就業直後(初日)

事前準備をしっかり済ませ、満を持して迎えた勤務初日。周りの方に良い印象を持ってもらうために、以下の点に気をつけてくださいね。

出社について

初日は、時間に余裕をもって家を出ましょう。「始業に遅れないよう10分前を目安に会社に到着する」というのが一般的ですが、出社時間は会社によってさまざま。初日は派遣会社の担当が同行するケースもあるので、事前に相談しておきましょう。

なお、初日は就業先の方からランチに誘われることも想定されます。普段はお弁当派の方も、初日はお弁当を持たずに出社することをオススメします。

初日の「挨拶」のポイント

オフィス内で出会う人には、自分から積極的に挨拶をしていきましょう。その際、「おはようございます。本日から〇〇部でお世話になる〇〇と申します。どうぞよろしくお願いいたします」と、簡潔に自己紹介すると、きっと覚えてもらえますよ。

早く職場に馴染むためには

お仕事を早く覚えるためにも、わからないところは積極的に質問し、翌日以降のスケジュールや業務などを確認しておくと良いでしょう。

慣れないうちは、目の前の業務に取り組むので精一杯という方も多いですが、就業先の先輩や上司の何気ないやりとりや会話にも意識を向けることで、お仕事の進め方や職場のルールにも慣れやすくなりますよ。

自然に馴染むための「印象の良い」振る舞いとは?

自然に馴染むための「印象の良い」振る舞いとは?

職場の人に良い印象を持ってもらうためには、どのような振る舞いをすれば良いのでしょうか。具体的に気をつけたいポイントをまとめました。

コミュニケーションで意識すること

自分から積極的に挨拶をする

挨拶に力を入れるのは、初日だけに限ったことではありません。職場では、常に自分から進んで声をかけましょう。朝一番にハキハキと声を出すことで、頭もお仕事モードに切り替わりますよ。

会話のきっかけを作る

挨拶やちょっとした会話から、自分の趣味や前職での話につなげるなど、会話のきっかけを作って相手との距離を縮めましょう。過去にご紹介した記事も参考にしてくださいね。

相手の目を見て笑顔で話す

自分から話しかけるときも、話しかけられたときも、笑顔で会話をしましょう。作業中に話しかけられたときも、相手の目を見てはっきり話すことを忘れずに。

相手の名前を呼ぶ

会話の中で相手の名前を呼ぶのも、距離を縮めるためのテクニックのひとつ。まずは、お仕事で関わりのある方の名前を覚え、「〇〇さん、少しよろしいですか?」「〇〇さん、おつかれさまでした」と、相手の名前を呼びかけるようにしましょう。これは、早く名前を覚えるのにも役立ちますよ。

ランチで距離を縮める

ランチの場は、お仕事以外の一面を見られたり、趣味の話で意気投合できたりと、相手と距離を縮めるチャンスです。オフィスでは聞きにくいようなことも話しやすいので、ランチに誘われたらぜひ参加してみては?

自分の心構えとして意識すること

誠実に取り組む

就業先で相手の信頼を得るには、自分の意欲や姿勢を行動で示すことが大切です。たとえば、業務を教えてもらうときは必ずメモを取り、早く覚える努力をしましょう。また、何かを教えてもらった際は、必ず「ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えてくださいね。

自主性を発揮する

仕事の指示がないときは、やるべきことを尋ね、分からないことがあれば遠慮せずに質問するようにしましょう。「受け身」の姿勢ではなく、自主的な行動を心がけることが大切です。「役に立てるように、自分にできることを全うする」という心構えで取り組みましょう。

このように振る舞うことで、自ずと周りの人からも「この人にお仕事をお願いしたい」「この人は頼りになる人だな」というように、信頼してもらえるようになりますよ。

印象を悪くする「NGな振る舞い」とは?

では反対に、相手の印象を損ねてしまうような振る舞いとは、どんなものでしょうか。NGな振る舞いをしてしまわないよう、しっかりと頭に入れておいてくださいね。

時間を守らない、遅刻が多い

時間を守らないのは、社会人として厳禁のNG行動。また、遅刻が多いと、業務上で周りに迷惑をかけてしまったり、周囲からの印象が悪くなってしまったりする可能性があります。天候不良、電車遅延、急な腹痛など、やむを得ない事情がある場合も、遅刻することが分かった時点で、早めに職場に連絡しましょう。

マナー違反の話題を口にする

人を傷つけるような悪口や批判は、誰が聞いても気分が良くないですよね。また、誰かの否定的な発言に「そうですね」と同調するだけでも、あなたが同様の発言をしたと受け取られてしまう可能性も。ネガティブな話題には、無理に話を合わせ過ぎない方が良いでしょう。また、雇用条件や給与関係など、デリケートな話題もトラブルにつながりやすいので、マナーとして、話題にしないことをオススメします。

社会人としてふさわしくない行動、言葉遣い

いくら職場に慣れてきたからといって、フランクな口調になり過ぎないように注意しましょう。また、むやみに相手のプライベートに踏み込んだ話をするのも、職場では避けた方がベター。相手との距離感を考えて、日頃から、社会人として常識ある振る舞いや、上品な言葉遣いを心がけましょう。

人間関係に悩んだらどうすれば良い?

こうしたいろいろな工夫をしてみても、就業先との関わり方に戸惑う場面はあるものです。職場での人間関係に悩みを抱えた場合、どうすれば解決できるのでしょうか。

相手と信頼関係を築く努力をする

良好な人間関係のベースにあるのは、信頼関係です。信頼関係を築くためには、これまでお伝えしたようなコミュニケーションの基本を大切にしましょう。日々の小さな心がけの積み重ねが、相手との良好な関係の構築につながりますよ。

「当事者意識」を持って関わろうとする

会社に「貢献する」「参加する」という初心を忘れずに、「指示待ち」になるのではなく、自分からできることを提案できるようにしましょう。お仕事に意欲的で前向きな人は周りから見ても好意的なものですよ。

派遣会社の担当に相談をしてみる

困ったときに相談できる味方がいるというのは、派遣会社を通してお仕事をする強みでもあります。派遣社員という立場上、時に周りの社員に相談しづらいこともあるはず。困ったときは一人で抱え込まず、派遣会社の担当に相談しましょう。直接就業先に言いづらいことも、担当経由で問題の解決に動いてくれることもありますし、話を聞いてもらうだけでも解決の糸口が見つかるかもしれませんよ。

しっかりとコミュニケーションを取りながら、誠実にお仕事に取り組むことが大切

職場への順応力を高めるには、お仕事に誠実に取り組むことに加えて、周囲と円滑なコミュニケーションをとることも大切です。就業前の事前準備から、初日の振る舞い、職場に早く馴染む方法まで、今回ご紹介したヒントを参考にしながら、充実したお仕事ライフを送ってくださいね。

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