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2022/04/26

初対面の人との話題に困った時、会話を盛り上げる話題「たちつてとなかにはいれ」

著者: パソナ キャリアコーチ

初対面の人との話題に困った時、会話を盛り上げる話題「たちつてとなかにはいれ」

初対面の相手やあまり親しくない人と話すとき、話題が思いつかずに困ってしまうことがありますよね。そんなとき、会話を盛り上げるヒント「たちつてとなかにはいれ」を知っておけば役に立ちますよ。相手の話を上手に引き出し、会話を弾ませるためのポイントを解説します。

まずは基本となる3つのポイントを押さえよう

相手の話を引き出して会話を続けるためのポイントは3つあります。これらのポイントを意識するだけでも、いつもの会話が少し違ったものになるかもしれません。ぜひ、実践してくださいね。

●相手に興味を持って話をする

話をするうえで大前提として「相手を知りたい」という気持ちがあれば、自然と会話は盛り上がるものです。「〇〇さんのネイル、かわいい!どこのサロンに行っているのかしら?」「△△さんは電話応対が上手だな。どうすればあんな風になれるのだろう?」など、日頃から相手をよく観察しておけば、いざというときの会話のきっかけも見つけやすいでしょう。

●まず自分の話から始める

親しくない相手との会話では、相手の事を知ろうとするばかりに質問攻めになってしまいがちです。自然な会話の流れで、相手が自分の話をしやすい雰囲気を作るには、先に自分の話をしてから相手に質問をするのがポイント。「私は△△なのですが、〇〇さんはいかがですか?」と切り出してみると、案外相手も話してくれますよ。

●オープン質問とクローズ質問を使い分ける

質問の仕方には、相手の自由な意見を求める「オープン」と、YES/NOの回答を求める「クローズ」の二種類があります。相手の話を引き出すときにはオープンな質問が適していますが、場合によっては、なかなか相手が話してくれないことも。そのようなときには、初めにクローズ質問をいくつか投げかけて会話のリズムを作ってからオープン質問で話題を深堀りするなど、ケースバイケースで工夫するとよいでしょう。

会話を盛り上げる合言葉「たちつてとなかにはいれ」

基本ポイントを押さえたところで、いよいよ本題です。タイトルにある「たちつてとなかにはいれ」という不思議な言葉は、会話が盛り上がる11個のテーマの頭文字を取った合言葉。この中から相手が話しやすそうなテーマを選び、反応を見ながら話してみましょう。

た ⇒ 食べ物

おすすめのランチスポットや好きな食べ物の話は、誰とでも話しやすいテーマ。会話を進めるうちにランチの約束につながるなど、相手との距離が縮まることも。
例:「私はカレーが大好きなのですが、この辺りでおすすめのお店はありますか?」
  「みなさん、いつもランチはどうされていますか?」

ち ⇒ 地域、出身地、出張先

地方や都道府県くらいのスケール感で話すのがおすすめ。ご当地ネタや時事ネタなどを織り交ぜると、会話が盛り上がります。
例:「〇〇さんは四国のご出身なんですね。最近できた○○には、もう行かれましたか?」
  「出張おつかれさまでした。あちらの気候はいかがでしたか?」

つ ⇒ 通勤、通学、交通手段

職場の人となら、通勤時間や通勤手段など、通勤に関する話もしやすいですね。
例:「〇〇さんは、いつも何時ごろに帰宅されるのですか?」
  「私はこの周辺の地理に疎いのですが、駅から会社までの近道はありますか?」

て ⇒ 天気、温度、湿度

天気の話に加えて週末の予定を聞くなど、ひと工夫があると会話が進みます。
例:「週末はあいにくの雨模様らしいですね。雨でも楽しめるスポットをご存知ないですか?」
  「雨が続くと洗濯物が乾かなくて困りますよね。良い部屋干し対策をご存知ありませんか?」

と ⇒ 富、景気、経済の話

景気の良し悪しや税金など、お金や経済にまつわるテーマです。消費税などの身近な話題は盛り上がるかもしれません。
例:「日本でも海外のように10代の億万長者が登場すると思いますか?」
  「消費税が上がると大打撃ですよね。増税前に買いたいものはありますか?」

な ⇒ 名前

珍しい苗字の人には、ぜひ出身地や由来を尋ねてみましょう。
例:「とっても珍しい苗字ですね。どちらのご出身なのですか?」
  「●●さんの、学生時代のニックネームは何ですか?ちなみに私は〇〇です。」

か ⇒ 体、ダイエット、筋肉

女性同士なら、美容法やダイエットは鉄板ネタ。他にも肩こり解消法やスポーツなど、たくさんの話題が見つかりそうですね。
例:「オフィスは肌が乾燥しますよね。●●さんは何か対策をされていますか?」
  「〇〇ダイエットに挑戦したものの、3日坊主で終わりました…。何かいいダイエット法を知りませんか?」

に ⇒ ニュース

話題のニュースも定番ネタ。時事・芸能・経済などから、相手が知っていそうなテーマのニュースを振ってみましょう。
例:「〇〇の電撃結婚のニュース、見ましたか?昔からファンだったので、びっくりしました!」
  「昨日の〇〇の試合、すごかったですね!この調子だと、今シーズンは優勝できますかね?」

は ⇒ 流行り

話題のグルメやファッション、テレビ番組やインターネット動画など、旬の情報も盛り上がります。
例:「〇〇さんは、いつもどんなお店で洋服を買いますか?」
  「最近●●という動画をつい見てしまいます。何かおすすめの動画はありますか?」

い ⇒ 異性、好きな芸能人

異性に関する話題はデリケート。あくまで好きな芸能人などのソフトな話題にとどめておきましょう。
例:「タレントの〇〇さんがタイプなんです!●●さんは、好きな有名人はいますか?」
  「●●●さんは、〇〇ファンだと聞きました。推しメンバーは誰ですか?」

れ ⇒ レジャー、旅行

休日に行った場所や、大型連休の予定などは、趣味の話に発展して盛り上がることも。
例:「最近、週末の遊び先が思いつかなくって。おすすめスポットはありませんか?」など。
  「〇〇さんは海外旅行が趣味だとか。これまで行った国の中で、どこが一番よかったですか?」

気を付けたいトピックについて

あまり親しくない相手との会話では、控えたほうがよい話題があります。いずれも心に留めておきましょう。

●プライベートに踏み込んだ話題

居住地や結婚の有無、恋人などのプライベートな話題は注意が必要です。相手から話してこない限り、親しくなってから話すとよいでしょう。

●相手の容姿に関わる話題

「スタイルがいいですね!」など、容姿に言及するのもNG。たとえ相手をほめようとして言ったことでも、相手が必ずしも好意的に受け取るとは限りません。場合によってはセクハラと受け取られる可能性もあるため、注意しましょう。

まとめ

初対面の人とも会話を楽しむことができるというのは、良好な人間関係を築くのに役立つコミュニケーションスキルの一つです。今回ご紹介したポイントや「たちつてとなかにはいれ」をヒントに会話スキルを磨きつつも、どうしても会話が続かない場合は、“沈黙を楽しむ”ぐらいの大きな気持ちで臨んでみてください。

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