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2022/04/26

好印象を与える!派遣初日の挨拶のポイントと自己紹介の例をご紹介

著者: パソナ キャリアコーチ

好印象を与える!派遣初日の挨拶のポイントと自己紹介の例をご紹介

新しい就業先に初めて出勤する日。希望のお仕事に就いて気合十分!とはいえ、派遣が初めての方はもちろん、どんなベテランの方でも初日は緊張してしまうものですよね。

「最初が肝心」と分かっているからこそ、どのように臨めば良いか、不安になるのは当然のこと。不安な気持ちを払しょくするには、事前の準備や心積もりが大切です。

そこで今回は、派遣初日の挨拶のコツや、自己紹介の具体的な内容、例文などを詳しくご紹介します。気持ち良くお仕事のスタートを切るためにも、スムーズに就業先に馴染むためのポイントを押さえておきましょう。

目次
いよいよ派遣初日!どんな流れで挨拶が行われる?
初日の挨拶と自己紹介の内容って?挨拶例もご紹介!
「感じの良い」挨拶の秘訣って?内容以外に、見た目や話し方も大切です
あなたの第一印象はほんの3~5秒で決まります!
初日の挨拶は自分をアピールする大切なチャンス!

いよいよ派遣初日!どんな流れで挨拶が行われる?

いよいよ初出勤当日。ドキドキしてあまり眠れなかったという方もいらっしゃると思いますが、朝は早めに起き、余裕を持って集合時刻の5分前には到着できるようにしましょう。

電車の時刻や、駅からのアクセスはくれぐれも事前に確認を!万が一、多少の遅延が起こっても間に合うように、ゆとりを持って出発するのがオススメです。

就業先に初出勤する日は、挨拶や自己紹介を求められるのが一般的です。部署の朝礼の時に自己紹介をしたり、関連の部署の方々に個別に挨拶をしたりと、就業先によってシチュエーションはさまざまですが、基本的には、カンタンな挨拶で大丈夫。あまり肩に力をいれず、どんなタイミングで自己紹介を求められても対応できるように心構えをしておきましょう。

パソナでは、出勤初日に営業担当者が同行してサポートします。初日に緊張してしまわないよう、心配な方は、事前に自己紹介のチェックを頼んでみることもできますよ。

初日の挨拶と自己紹介の内容って?挨拶例もご紹介!

初日の挨拶と自己紹介の内容って?挨拶例もご紹介!

挨拶を兼ねた自己紹介は、長すぎず、短すぎず1分程度に収めましょう。盛り込む内容は、以下を参考にしてくださいね。

これまでのお仕事について(職種、業種など)

まずは、これまでどんな業種の企業での就業経験があるのか、どんな職種でどのようなお仕事を担当したのかを簡潔にまとめましょう。さまざまな職種・業種を経験してきた方は、今回のお仕事と近しい職種・業種の経験を、ピックアップして話すのがオススメです。

お仕事に対する意気込み

派遣社員に求められるのは、やはり即戦力。これまでの経験やスキルに触れながら、就業先でのお仕事に対する意気込みが伝わるような一言を添えると、より即戦力としてのやる気が伝わります。たとえ経験が浅くても、努力しようとする姿勢を見せられると、好印象に映りますよ。

趣味など自分の好きなこと

余裕があれば、自分の趣味や今興味のあること、場が和むように好きな映画や音楽などに触れてみても良いでしょう。好きなものの話題を通じて、部署の方たちと仲良くなるきっかけになるかもしれません。

以下の例文を参考にしてみてくださいね。

例文1【経験したことのある職種・業種の場合】
「おはようございます。本日よりお世話になります、〇〇と申します。これまで3年間、主に文具を取り扱う商社で、決算業務や税務などを担当してきました。至らない点もあるかと思いますが、これまでの経理・税務経験を活かして、戦力として活躍できるよう努力してまいります。どうぞよろしくお願いいたします」
例文2【未経験の職種・業種の場合】
「おはようございます。本日よりお世話になります、〇〇と申します。これまでは、化粧品メーカーで販売員の仕事をしてきました。初めて挑戦するお仕事で、不慣れなこともあるかと思いますが、業務についての知識を学び、1日でも早く皆様のお役に立てるよう努力してまいります。どうぞよろしくお願いいたします」

いかがですか?初日の挨拶について、イメージできたでしょうか。初日の挨拶は自分をアピールする絶好の機会。伝えたいことがたくさん出てくるかもしれませんが、当日緊張して慌てることがないよう、要点を整理してなるべく簡潔にまとめましょう。

「感じの良い」挨拶の秘訣って?内容以外に、見た目や話し方も大切です

「感じの良い」挨拶の秘訣って?内容以外に、見た目や話し方も大切です

挨拶の内容はもちろん大切ですが、話し方や立ち居振る舞い、見た目もとても重要なポイント。相手に良い印象を持ってもらえるように、「感じの良い」話し方を心がけましょう。ここでは、第一印象を良くするためのポイントを5つご紹介します。

1. 笑顔を忘れずに

笑顔はすべてのコミュニケーションの基本。どんなに緊張していても、笑顔を忘れないようにしましょう。「うまく笑えない」「笑顔を作るのは苦手」という方でも、口角を上げるだけで明るい表情になり、印象がアップしますよ。また、自分から積極的に挨拶することで、元気で明るい印象を持ってもらえます。

2. 声のトーンをあげる

小さな声で、ぼそぼそと喋ってしまうと、どうしても暗い印象に。いつもの話し声よりも、ボリュームとトーンを上げるよう心がけましょう。また、緊張していると早口になりがちなので、話すスピードは「ゆっくりめ」を意識してみてくださいね。

3. 清潔感のあるスタイルで

服装や髪形、メイクは第一印象に大きく影響します。髪型やメイクは、清潔感があり、落ちついた雰囲気にするのがベター。服装は、スーツ着用でない会社でも初日はラフな格好ではなく、オフィスカジュアルや清潔感のあるファッションを選びましょう。初日に何を着て行けば良いか迷ったら、派遣会社の担当者に相談を。

4. ビジネスシーンにふさわしいお辞儀を

初日の挨拶では、社会人として正しいお辞儀を心がけるのも重要なポイント。お辞儀には会釈、敬礼、最敬礼という3つの種類があります。それぞれ角度によって異なりますが、挨拶は敬礼(角度30度)が一般的。背筋を伸ばして上体を30度折り、視線は足元の少し前方に落とすと敬礼になります。

5. ポジティブな話題を選ぶ

短所より長所を、苦手なことより得意なことを。挨拶では、前職で得たスキルや経験談など、ポジティブな内容がベターです。前職の批判と受け取られるようなネガティブな話題は、印象を損なう恐れがあるので控えるようにしましょう。

お辞儀などは、実際に鏡を見ながら練習するのも良いですね。不安な方は、派遣会社の担当者を相手に、挨拶のロールプレイングをしてみるのもオススメです。

あなたの第一印象はほんの3~5秒で決まります!

アメリカの心理学者であるアルバート・メラビアン氏が提唱した「メラビアンの法則」によると、初対面の相手の第一印象を決めるのは、以下の3要素だと言われています。

1. 視覚情報(服装やしぐさ、視線など)…55%
2. 聴覚情報(声のトーン、話し方、話すスピードなど)…38%
3. 言語情報(話す内容)…7%

つまり、人は話す内容よりも見た目や話し方などで、相手の印象を決めていることになります。

また、「メラビアンの法則」では、初対面の人の第一印象が決まる時間を「3~5秒」としています。「そんなに短いの?」と驚かれた方も多いかもしれませんが、皆さんも初対面の方と接する際、「優しそう人だな」「ちょっと怖そうだな」という印象は、会った瞬間に感じているのではないでしょうか。さらに3~5秒で受けた第一印象は、その後、払しょくされにくいと言われています。

このように、相手に自分の話を聞いてもらい、友好な関係を築いていくためには、まずは見た目や話し方で、好印象を持ってもらうことが大切なのです。

挨拶は社会人として最低限のマナー。たとえ違う部署の人であっても、「本日からお世話になる●●部の○○です。よろしくお願いいたします」と積極的に挨拶をすることで、好印象を持ってもらえます。これからお世話になる就業先の方々に対して、謙虚な姿勢を忘れずに、笑顔で爽やかな挨拶を心がけてみてはいかがでしょうか。

初日の挨拶は自分をアピールする大切なチャンス!

このように、初日の挨拶は、自分を印象付ける最大のチャンスでもあります。普段、知らない人の前で話したり、大勢の前でスピーチをしたりするのは苦手という方も、初日の挨拶はいつもより大きな声と笑顔を意識してみてくださいね。「話しやすそうな人だな」「この人になら安心してお仕事を任せられそう」と思ってもらえるように、自分から積極的に挨拶するよう心がけましょう。

「自分は人見知りだから」「シャイなので…」という方ももちろんいらっしゃるとは思いますが、ここは「自分を売り込むチャンス」だと考えて、気持ちの良い挨拶で、スムーズなお仕事のスタートを切ってくださいね。

なお、パソナでは、就業初日は担当者が出勤に同行することになっています。お仕事探しからビジネスコミュニケーション研修まで、派遣就業開始までの幅広いサポートを行っていますので、安心してお仕事を始められますよ。「派遣でのお仕事を検討中」という方は、まずはパソナにご相談くださいね。

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