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2015/11/03

アメリカで使われている「容量の単位」って?

著者: パソナ キャリアコーチ(貿易担当)

アメリカで使われている「容量の単位」って?

今回は、アメリカで使われている「(液体の)容量」の単位についてご紹介しましょう。オンスやカップが、日本で標準的に使われるリットル、ミリリットルではいったいどれくらいにいなるのか、一般常識として覚えておいてくださいね!

容量の単位:液量オンス、カップ、パイント、クォート、ガロン

ご存知の方も多いと思いますが、アメリカでは、日本で使われている単位のミリリットル、リットルではない容量の単位(units of volume)が広く使われています。さっそく「液量オンス(fluid ounce)」、「カップ(cup)」、「パイント(pint)」、「クォート(quart)」、「ガロン(gallon)」の5つの単位をご紹介しましょう。

まずはそれぞれの単位をミリリットル、リットルで表した表をご覧ください。

◆液量オンス、カップ、パイント、クォート、ガロンの容量
・1液量オンス(fluid ounce)= 約29.57 ミリリットル(milliliters)
・1カップ(cup)= 約236.58 ミリリットル(milliliters)
・1パイント(pint)= 約473.17 ミリリットル(milliliters)
・1クォート(quart)= 約946.35 ミリリットル(milliliters)
・1ガロン(gallon)= 約3.78 リットル(liters)
〜 それぞれの関係性も覚えておきましょう! 〜
・1カップ(cup)= 8液量オンス(fluid ounces)
・1パイント(pint)= 2カップ(cups)
・1クォート(quart)= 2パイント(pints)
・1ガロン(gallon)= 4クォート(quarts)

液量オンス(fluid ounce) ※複数形fluid ounces

液量オンスは、日本でいうところのミリリットルのように、標準的な容量を表す単位です。

例えばアメリカで販売されている計量カップには、カップ(cup)の表記とともに液量オンス(省略記号の「oz」または「fl oz」)が併記されていることが多いです。

ちなみに液量オンスという単位は、アメリカだけでなく、イギリスでも使われていますが、まぎらわしいことに多少値が違います(アメリカ:29.573 529 5625ミリリットル/イギリス:28.413 062 5ミリリットル)。

今回はアメリカの単位のご紹介ということで、上の表では約 29.57 ミリリットルと紹介しました。いずれにしても、だいたい30ミリリットルと目安を覚えておくと良いでしょう。

液量オンスは、日本ではあまり馴染みがない単位ですが、実はカクテルやウイスキーなどをつくる道具の中に、その量をイメージしやすいものがあります。

それが、下の写真のような計量カップです。
液量オンス(fluid ounce) ※複数形fluid ounces

写真のメジャーカップは、上のカップが2液量オンス、下側が1液量オンスになっています(1や1/2液量オンスのカップなど、他にも種類があります)。

ウイスキーやスコッチなどの注文で、「ダブルでお願いします」と聞いたことがあるかと思いますが、1液量オンスを「シングル」、2液量オンスを「ダブル」と呼びます。

また、カクテルの量は通常3液量オンスですが、2液量オンスの材料と氷をシェイカーで作っています(余談ですが、カクテルでは1.5液量オンスを「ジガー」と呼びます)。

ちなみに日本では、このメジャーカップはオンス表記ではなく、30ミリリットルという表記になっているそう。ただ今回は、このメジャーカップで1液量オンスのイメージをつかんでくださいね。

カップ(cup) ※複数形cups

わざわざカップという単位をここで紹介するということで、勘のいい方はお気づきかと思いますが、アメリカの1カップの量は、日本の1カップの量とは違います。

アメリカの1カップは、約236.58 ミリリットルで、日本の1カップ(200cc = 200ml)より少々多いのです。もし、アメリカの料理本やレシピを見る場合はこの差にご注意ください。ちなみに、カップの省略記号は「c」です。

パイント(pint) ※複数形pints

1パイントは、約473.17 ミリリットルで、ビールや牛乳の容量を表すのに使われています。

アメリカで「ビール1杯」といえば、通常は a pint of beerのこと。バーでは pint glass というグラスを使っていて、お客さんが1パイント出しているかわかるようになっています。ちなみに、パイントの省略記号は「pt」。

余談ですが、日本ではビールの中ジョッキ「生中」は、単にジョッキの大中小を表すもので、その量はお店によって異なります。

ビールの中瓶は500ミリリットルですが、一般的なお店の中ジョッキは435ミリリットルのものが多いそう(お店によっては400ミリリットルのところもあります)。

「1パイントは、日本の中ジョッキより少し量が多い」というイメージを持つと、その量もつかみやすいかもしれません。

クォート(quart) ※複数形quarts

1クォートは、約946.35 ミリリットル。約1リットルということで、イメージをつかみやすい単位ではないでしょうか。

油やお酢、飲み物など一般的な液体の容量を表すのに使われているので、スーパーではよく見かける単位になります。クォートの省略記号は「qt」。

ガロン(gallon) ※複数形gallons

ガロンもまた、アメリカのスーパーではよく見かける単位。

1ガロンは約3.78 リットルですが、アメリカのスーパーでは、ジュースや牛乳、アイスクリームもガロンで売られています。日本で生活している方からすれば、それはものすごい大量に感じられるかもしれません。

また、食料品以外でよく見られるものとしてはガソリンがあります。ガソリンもガロン単位で売られています。ガロンの省略記号は「gal」。

一般常識として覚えておきましょう

アメリカとの貿易で液体の商品を取り扱う会社では、液量オンスやガロンは目にすることも多いのですが、日本で生活しているとあまり馴染みのない単位です。

ただ、もしみなさんがアメリカ圏のスーパーに行くことがあったら、ぜひこれらの単位をチェックしてみてください。容量だけでなく、アメリカで使われる単位についての関連記事が他にもありますので、一般常識を身につける意味でもぜひご覧ください。

 

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