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2015/07/30

人生いろいろ、貿易取引もいろいろ

人生いろいろ、貿易取引もいろいろ

貿易とは、他国の取引相手と商品の売買を行う仕組みのことですが、その形態はさまざま。今回は、直接貿易、間接貿易、仲介貿易、そして加工貿易について解説します。

目次
「直接貿易」と「間接貿易」
第三者が仲介する「仲介貿易」
「順委託加工貿易」と「逆委託加工貿易」

「直接貿易」と「間接貿易」

直接貿易

言葉が表す通り、売り手(輸出者)と買い手(輸入者)が直接取引する形態です。

この取引では、輸入者は輸出者に対して商品内容や価格などが直接交渉できるため、相手の反応が見やすく、迅速な取引も可能というメリットがあります。その分、商品の品質や運送、為替変動のリスクは自社で負う必要があります。

間接貿易

いわゆる商社や流通業者を通して取引する形態です。

商社は、貿易に関して豊富な経験や情報を持っていますので、その蓄積されたノウハウやネットワークで海外事業を進めてもらえるのがメリット。貿易実務についても商社に肩代わりしてもらうため、リスクや手間も省けます。

ただ直接交渉できない分、意見が通しづらかったり、中間マージン分のコストがかかり、市場での価格競争力が弱くなるというデメリットもあります。

間接貿易

第三者が仲介する「仲介貿易」

仲介貿易

外国の輸出者と外国の輸入者の貿易を、その両国以外の第三者が仲介する取引形態です。例えば日本の業者が、アメリカ・ベトナム間の貿易取引を仲介するようなケースが仲介貿易にあたります。

仲介貿易の売買契約は、輸出者・輸入者ともに仲介業者と結びますが、商品は輸出者から輸入者へダイレクトに輸送されます。

仲介貿易

三国間貿易と呼ばれる貿易の一種であり、日本に本社があって世界各国に支社がある会社では一種の同社内の取引になるが、このような取引も結構あるようです。

「順委託加工貿易」と「逆委託加工貿易」

ある国から輸入したものを加工して、再輸出する形態を「加工貿易」と言います。

加工貿易には2種類あり、「順委託加工貿易」は外国からの委託を受けて原材料や部品を輸入し、組み立てた製品を委託者に輸出して加工費を受け取る形態で、「逆委託加工貿易」はその反対となります。

「順委託加工貿易」と「逆委託加工貿易」

日本は戦後から「順委託加工貿易」を行い、受託者として経済を発展させてきましたが、国内の人件費が高くなってきてからは、海外に技術やノウハウを提供して(委託者として)経済効果を高めていく逆委託加工貿易の国に移行しています。

 

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参考サイト

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