貿易業界のお仕事って?仕事内容や未経験から挑戦する際のアピールポイントをご紹介!
語学力や語学関連の資格を活かしたお仕事をしたい方にオススメなのが、貿易業界や外資系企業。実際に自分の強みを活かし、貿易業界や外資系企業で活躍されている方はたくさんいます。
例え業界・職種未経験であっても、これまでの経歴やスキルが企業の要望にマッチする場合、当初の希望通りの条件でなくても“納得できる妥協ポイント”を見つけられれば、他業界への転職も夢ではありません。
今回は、グローバルな活躍ができる「貿易事務」や「外資系事務職」のお仕事の内容と、未経験者が同職種に挑戦する場合のポイントをご紹介します。「未経験から英語を活かしたお仕事をしたい」という方は、ぜひ参考にしてくださいね。
貿易事務と外資系事務の仕事内容について
一見すると似ているように思えるこれらのお仕事ですが、仕事内容はどのようなものなのでしょうか。それぞれについてご紹介します。
貿易事務
食品、電化製品、衣料、車、住宅、医薬品など、私たちの生活に欠かせない“モノ”たち。これらは、諸外国との輸入や輸出という物流を経て、私たちの元に届きます。そんなモノを動かす「貿易」の仕事を支えているのが、貿易事務のお仕事です。
一般的には、メーカーや商社などで、貿易に関する書類の作成業務やメールの処理、または海外とのやりとりを行います。
コミュニケーションの大半は英文メールですが、時には電話や対面で海外のクライアントと交渉をすることもあり、とても幅広いお仕事を経験できる職種です。
※関連記事:『貿易事務ってどんなイメージ?仕事内容や現場の実情、待遇についてご紹介!』
外資系事務職
語学を活かせるお仕事として、外資系企業での事務職も人気です。仕事に対する考え方や企業風土が多種多様である外資系企業では、日系企業における一般的な事務職の働き方と大きく異なります。
あらゆる状況の変化へすぐに対応でき、常に自ら発信し、積極的に仕事を進めることが求められるでしょう。そんな環境をチャンスと捉え、キャリアアップを目指したい方にオススメです。
経験のアピール&スキルアップが大切!
必要なスキルについては、これまでの経験によって異なります。
たとえば日系企業での営業事務経験がある方が貿易事務にチャレンジする場合、国内のモノの流れは既に理解しているので、「輸出入の実務経験」や「語学力」が必須スキルとなります。
一般業務であれば最低でもTOEICのスコアは600点が必要で、700点あれば企業に対して十分にアピールできます。
さらに高い英語力の求められる職種であれば、800~900点は欲しいところ。ただし、実務の初級レベルでは、定型文を扱うことがほとんどですので、実際には決まった英単語しか出てこないということも。
また、貿易事務を目指す方は、「貿易実務検定(R)」の取得をオススメします。その中でも「貿易実務検定(R)C級」資格は、未経験の方でも無理なく最低限の実務知識を習得できる資格なので、ぜひチャレンジしてくださいね。
※関連記事:『貿易事務職に必要な基礎知識って?貿易事務を目指す前に知っておくべき知識やスキル』
希望の業界に就職するための条件を見つけよう
たとえ経験者であっても、派遣スタッフと企業、双方ともに希望条件を100%満たすケースは稀。冒頭でもお話ししたとおり、未経験からチャレンジするためには、希望条件をしぼることが必要です。
例えば時給や勤務地、勤務時間など、ここまでならOKかなという条件を考えてみましょう。たとえ時給が下がっても仕事内容を重視するのか、勤務地の範囲はどこまで広げられるかなど、希望条件の優先順位とともにゆずれるポイントを探ることが大切です。
自分にとってどれがベストな選択か分からないという方は、パソナのキャリアコンサルティングを使って、気軽にキャリアコーチへ相談してみてください。
私はこうしてチャンスをつかんだ!未経験でキャリアチェンジしたケース
次に、うまく希望条件をしぼって、未経験から貿易事務へのキャリアチェンジを果たした方の例をご紹介します。
貿易事務への就業を希望していたAさんは、当時日系企業で庶務の仕事をしていました。彼女は学生時代に留学経験があり、TOEICでも高いスコアを持っていましたが、貿易に関する知識や実務経験はゼロ。十分な英語力を持ってしても、未経験からいきなり貿易事務へのキャリアチェンジは厳しいのが現実でした。
そこで彼女が選んだのは、まず外資系企業で英文事務を1年ほど経験した後、貿易事務への転身を図るという方法でした。1年間の英文事務で培ったスキルが、結果的に貿易事務のお仕事でも役立っているそうです。
まとめ
今回ご紹介した2つのお仕事は、未経験者にとって転職難易度のやや高い職種かもしれません。
でも、自分の描いたゴールに対して「今の自分はまだ遠い」と感じた時にするべきことは、ゴールの修正ではありません。必要なのは「目標へたどり着くにはどうすればよいか」を考えたうえで、今できるベストを尽くすことではないでしょうか。
今回ご紹介したポイントや実例なども参考に、次のステップを考えてみてくださいね。
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