派遣でのコールセンターの仕事内容や働き方とは?メリット・デメリット、向いている人の特徴を紹介
コールセンターは決まった時間の中で働きたい、子育て中の方に人気のお仕事の1つです。今回は派遣でのコールセンター業務の仕事内容や働き方、業務に向いている人の特徴について紹介します。
- 目次
- コールセンターの業務内容
- コールセンター業務の「派遣」「アルバイト」の働き方の違い
- 派遣としてコールセンターで働くことのメリット
- 派遣としてコールセンターで働くことのデメリット
- コールセンターで働くうえでおススメの資格
- コールセンターで働くことが向いている人の特徴
- 派遣のコールセンターの求人を探してみよう
コールセンターの業務内容
派遣のコールセンター業務にはインバウンドとアウトバウンドという2つの種類があります。それぞれの仕事内容の違いをご紹介します。
インバウンドでの受電対応
インバウンドとは受信業務とも呼ばれ、かかってきた電話を受けるお仕事です。新規・既存顧客からの問い合わせや商品の発注の他、社内のメンバーからの問い合わせに対応する部署での勤務もあります。
近年では対面の窓口業務が徐々にコールセンターへ置き換えられてきており、求められるニーズや対応の質も高くなっている傾向があります。お仕事にもよりますが、インバウンド業務は覚える内容が多く、臨機応変に対応できるスキルが求められます。 コールセンターの求人情報を見る際は、電話で受ける内容や、どんな相手に対応する仕事なのかなどをしっかりチェックしましょう。
アウトバウンドでの架電業務
アウトバウンドとは、自分から電話をかける業務です。例えば既存顧客に向けた新商品の案内、一般消費者に向けたアンケート調査、支払いが遅延している顧客への催促などのお仕事があります。
アウトバウンドのポイントは、電話で話す内容があらかじめ決まっているということ。電話をする相手も決まっており、準備されたマニュアルに沿って話せば良いので、インバウンドに比べると話の進め方も想定しやすいでしょう。
インバウンド、アウトバウンドどちらも会社の代表として電話をしていることをしっかり自覚し、良いイメージを持ってもらえるような誠実な対応が必要です。
コールセンター業務の「派遣」「アルバイト」の働き方の違い
コールセンターのお仕事は、派遣やアルバイトなどの雇用形態で募集されていることが多数。仕事内容には差がなくても、どちらの働き方を選ぶかで給与などに影響が出るため、違いをしっかりチェックしておきましょう。
給与は派遣、アルバイトいずれも時給制ですが、派遣のほうが高時給の傾向にあります。さらに派遣ならスキルを磨いてSV(スーパーバイザー)へのキャリアアップを実現しやすく、昇給の可能性もありますが、アルバイトの場合はなかなか実現しにくいでしょう。
勤務体系はシフト制が多く、どちらも融通が利きやすい特徴があります。
派遣としてコールセンターで働くことのメリット
派遣のコールセンター業務はオフィスワークへキャリアチェンジしたい方や、高時給のお仕事を探している方に嬉しいメリットがあります。
未経験から始めることも可能
コールセンターは研修制度が整っており、しっかりしたマニュアルも準備されています。研修で敬語の使い方、話し方、基本的な電話応対のマナーなどを再確認してから、安心してお仕事をスタートできます。
アルバイトやパートと比べて時給が高い
派遣のお仕事は全般的にアルバイトやパートと比べて時給が高めに設定されています。コールセンターも同様に、高時給の求人がたくさんあります。一般的なアルバイトやパートと比べると、時給が200~300円高いこともあるようです。
自分の仕事に専念しやすい
派遣のコールセンター業務は、担当業務に専念しやすい環境もポイントです。正社員の場合、自分の担当業務以外にも同僚のサポートをしたり、他部署の電話を取り次いだりすることが求められ、自分の仕事に集中できないことも珍しくありません。その点、派遣は業務内容が契約で決められているので、基本的に担当業務だけに注力でき、集中してお仕事に取り組めます。
派遣としてコールセンターで働くことのデメリット
次に、派遣のコールセンター業務のデメリットについても考えてみましょう。またデメリットを解消できる方法もあわせて紹介します。
専門的なスキルが身に付きにくい
近年は高度なスキルが求められるお仕事も増えていますが、派遣先によってはパターン化されたお仕事がメインで、専門的なスキルが身に付きにくい場合もあります。
スキルを身に付けたい方には、実践的な顧客対応力が磨けるようなインバウンド業務にチャレンジしたり、このあとに紹介する資格を取得したりしてステップアップするのがおすすめです。ゆくゆくはコールセンタースタッフを管理するSV にキャリアアップすることも夢ではありません。
クレーム対応の仕事の場合は心理的なストレスがかかる
コールセンター業務ではクレームを受ける場合があります。顔の見えないやりとりだからこそ相手も強い言葉を発しやすく、対応が難しい場面があるのも事実です。そんなときこそ、同僚や上司、また派遣会社の営業担当に相談してストレスをためないよう心掛けましょう。
ずっと座っているため体勢が辛い
基本的に長時間座ったままで仕事をするため、軽いストレッチをするなどのケアをしないと、脚のむくみや腰痛などのトラブルの原因に。ディスプレイに向かっての長時間作業は猫背になりやすいですが、背中が丸まると内臓にも負荷がかかって身体機能低下にもつながります。足を組むのを止め、常に正しい姿勢をキープできるよう、座り方も意識しましょう。
コールセンターで働くうえでおススメの資格
コールセンターは未経験でも応募しやすい職種なので、必要な資格は特にありません。ですが、ここに紹介する資格を取得すれば、さらに自信を持ってお仕事ができるでしょう。
電話対応技能検定
こちらは日本電信電話ユーザ協会が2009年から実施している、お客様に喜ばれるビジネス電話応対の実現や、電話応対エキスパートの育成を目的とした検定です。「もしもし検定」という名でも知られており、4級から1級までがあります。階級に応じた講座を受講し、必要な知識を学んで試験を受けます。電話応対の他、ビジネスマナーやコミュニケーションなどの科目もあり、幅広いスキルを習得できるのが特徴です。
コンタクトセンター検定
一般社団法人日本コンタクトセンター教育検定協会が実施する検定で、「コン検」とも呼ばれています。初心者や学生を対象としたエントリー資格から、プロフェッショナルを対象とした上級資格まであります。エントリー資格は合格率が8割近いので、未経験の方はまずここからチャレンジするのがおすすめです。
CSスペシャリスト検定
一般社団法人CSスペシャリスト検定協会が実施するCS(Customer Satisfaction)に関する資格で、理論と実践技術の習得度を測定できます。3ヶ月間の通信教育を受講し、毎月の提出課題と電話で実施する実技問題・口述問題が出題されます。顧客とのコミュニケーションのプロとして、実務に役立つスキルが身に付くでしょう。
コールセンターで働くことが向いている人の特徴
ここではコールセンターでのお仕事が向いている人の特徴を紹介します。
報告・連絡・相談がしっかりできる
コールセンター業務では、報告・連絡・相談がとても重要です。さまざまな顧客とのやりとりの中では、予想外の状況に遭遇することもしばしば。そんなときに自分の判断で勝手に行動することは、絶対に避けなければいけません。さらなるトラブルに発展してしまわないよう、研修で教わった内容や業務マニュアルに沿って行動し、想定外の状況が発生したときは必ず派遣先の上司にすぐ相談してください。
人の話を聞いたり話したりすることが好き
聞く力と話す力は、どちらもコールセンター業務に欠かせないスキルです。相手と言葉のキャッチボールを交わすことが好きな人なら、コールセンター業務にスムーズになじめるでしょう。話にじっくり耳を傾けて、相手が求めることを理解し、伝わる言葉で話すという基本のコミュニケーションが取れれば、どんな現場にも対応できるスキルが身に付きます。
気持ちの切り替えが早い
ときにはクレーム対応に当たり、電話を切ったあとに落ち込んだ気持ちを引きずってしまうことがあるかもしれません。そんなとき素早くスイッチを切り替え、前向きな気持ちで次の対応に進められる方は、コールセンター業務への適性があると言えるでしょう。
派遣のコールセンターの求人を探してみよう
派遣のコールセンターの業務は、通常のアルバイトやパートよりも高時給のお仕事が多く、研修がしっかりしているので未経験でも安心してチャレンジできます。時短勤務も実現しやすいので、ワーキングマザーも多く活躍しています。人と会話することに苦手意識が薄く、コールセンターのお仕事に興味がある方は、ぜひ派遣会社パソナにご相談ください。
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