「即日OK」「時短勤務」etc. どう判断すればいい?求人情報の気になるコトバ
派遣でお仕事を探していると、しばしば目にする「即日OK」という言葉。「具体的にいつから働けば良いってことなの?」と思われる方も多いのではないでしょうか。他にも、ワーキングマザーに人気の「時短勤務」も、具体的な内容を知らないという方が多いようです。この機会に2つの言葉の知識を深め、お仕事選びの参考にしてください。
派遣会社によってさまざま!「即日OK」って一体いつから?
「即日」と聞くと、「当日」「すぐ」といった緊急性の高さをイメージするかもしれませんが、実は求人情報に書かれた「即日」という表現に決まったルールはありません。一般的には「職場見学から数日以内に勤務開始できること」としていますが、派遣会社によって基準が異なるため、気になる場合は派遣会社に問い合わせましょう。なお、即日OKのお仕事は、言い換えると、「働き手をすぐに迎え入れられる環境が既に整っている」ということ。ただし、応募から就業開始までが比較的スムーズに進むアルバイトやパートと違い、派遣の場合は就業開始までにいくつかのステップを踏む必要があります。
すぐにでも働きたいなら、派遣会社の登録を済ませておこう
それではここで、派遣でお仕事をスタートするまでの流れを簡単におさらいしておきましょう。就業開始までに必要なステップは、大まかに言うと、プロフィールのWeb登録、面談、お仕事紹介の3つです。パソナでは、Web上からの「MYPAGE」作成後に、「Web面談」か「来社面談」を選ぶことができ、ご登録完了後にお仕事のご紹介を行っています。詳細な派遣登録の流れについては、こちらのページをご覧ください。
いずれにしても、まだ登録していない派遣会社の求人情報で「即日OK」のお仕事を見つけても、日程調整がうまくいかないと就業のチャンスを逃してしまうことも考えられます。すぐにでも働きたいという人は、派遣会社への登録をあらかじめ済ませておくとスムーズでしょう。
「時短勤務」には大きく分けて2種類ある
次に「時短勤務」という言葉をチェックしてみましょう。これは、小さな子どもを育てるワーキングマザーや家族の介護をしている方などが利用できる、勤務時間を短縮して働ける制度のこと。実は、「時短勤務」には法で定められたものと、企業独自の判断で設けるものの2パターンがあるのをご存知でしょうか?
パパも取得可能!どの会社にも設けられている「短時間勤務制度」
時短勤務の正式名称は「短時間勤務制度」です。平成29年10月1日施行の育児・介護休業法では「事業主は、3歳に満たない子どもを持つ労働者であって、現に育児休業をしていないものに関して、1日の所定労働時間を原則として6時間とする措置を含む所定労働時間の短縮措置を講じなければなりません。」と記されています。なお、派遣社員の場合は同じ派遣会社で1年以上お仕事をしていれば、時短勤務申請の対象となります。派遣会社ごとの就業規則では、この他にも育児・介護休業法に基づき、制度が設定されていますので、詳細は就業規則をご確認してみてくださいね。
利用条件が企業によって異なる「企業独自の経時短勤務制度」
上記の通り、子育て・介護支援の観点から制定された「短時間勤務制度」に加え、時差出勤やフレックスなどの制度を採用し、従業員の多様な働き方のニーズに応えようとする企業も増えています。時短勤務を申請できる条件も「子供が10歳まで」「子供が小学校を卒業するまで」など、会社によって規定が異なります。また、ワークライフバランスの観点から、育児や介護以外の理由で時短勤務制度を利用できる会社もあります。
こんなワードに注目!時短勤務のお仕事を探すコツ
時短勤務のお仕事を探しているのであれば、ズバリ「時短勤務」というワードで検索するのもひとつですが、他にも「週3日以内」「16時前退社OK」「1日7時間以下の勤務可」などの言葉で検索することもできます。もしくは、面談時に営業担当に希望を伝えておくと、お仕事を紹介してもらえることも。
まとめ
お仕事をスムーズにスタートできるよう、まずは早めに派遣会社への登録は済ませておきましょう。そして、面談時に営業担当に自分の希望を詳細に伝えることも大切。そうすることで、より希望に近いお仕事をご紹介することができますよ。