派遣の就業先が合わない!対処方法や相談先、自分に合ったお仕事を探すポイントを紹介
就業先が決まり、いよいよ派遣社員としてお仕事がスタート。ところが実際に働きはじめてみると「思っていた仕事内容とは違っている」「自身の職歴やスキルが発揮できない」「会社の雰囲気にどうしても馴染めない…」など、違和感を持ってしまうこともあるかもしれません。
その場合、どうすれば良いのでしょうか。今回は、就業先が合わないと感じてしまう原因と、合わないと感じたときの対処法、派遣契約更新をしないときの流れや手順についてご紹介します。
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- 目次
- 就業先が合わないと感じるのはどんなとき?
- 合わないと感じることを派遣会社に相談しよう
- 契約更新をしない選択もある
- 契約更新をしない場合の注意点
- 自分に合ったお仕事の探し方のポイント
- お仕事を辞める前に、立ち止まって考えてみよう
就業先が合わないと感じるのはどんなとき?
派遣は、得意分野を活かし自身のライフスタイルに合ったお仕事を探すことのできる働き方です。
しかし、就業前にイメージしていたお仕事内容と実際の業務が異なるように感じて「合わないかも…」と思ってしまうこともあるでしょう。
例えば、就業先の人事部門と業務指示を出す担当者との間で依頼する業務の認識に大きな相違があると、働き始めたときに、職歴やスキルが充分に発揮できないと感じてしまうことがあります。
また、引き継ぎが不十分なままお仕事を任されたり、許容範囲以上の業務を依頼されたりすると、「働き続けるのは難しい」と感じてしまうこともあるでしょう。就業先の雰囲気や社風なども、働き始めてから違和感を感じるケースもあります。
合わないと感じることを派遣会社に相談しよう
就業先が合わないと感じる理由を一度整理してから、早めに相談しましょう。
合わないと感じることを書き出して整理する
まずは就業先が合わないと感じる理由を紙やPC、スマートフォンのメモに書き出してみましょう。文字や言葉にすることで問題点がクリアになり、派遣会社に伝えやすくなります。
明確な理由を伝えることで、派遣会社から就業先へ行う改善提案や、次のお仕事探しに活かせます。
就業先と合わない理由として多いのは、契約内容と業務内容の不一致、人間関係、自身の生活環境の変化などです。
派遣会社へ相談する
合わない理由を明確にすることができたら、派遣会社の担当に相談しましょう。就業先企業は派遣会社と派遣契約を結んでいますので、内容によっては派遣会社の担当が就業先に交渉することができます。
例えば、担当業務のマニュアルや手順書の共有依頼、業務内容や作業手順の作成依頼などを派遣会社の担当から就業先企業に求めることができます。人間関係のトラブルに関しても、解決に向けた対処を派遣会社から就業先へ働きかけを行います。就業先の悩みは、なるべく早めに派遣会社の担当に伝えることが大切です。
また、派遣会社によっては、相談内容別の専用窓口を用意していることもあります。例えば、パソナでは以下の窓口で専門家によるアドバイスを受けることができます。
- キャッチ・ザ・ハート
カウンセラーによるお悩み相談窓口です。お仕事や人間関係の悩み、ハラスメントに関する相談などを電話とWebで受け付けています。 - メディカルコンシェルジュ(メディカルケアサービス)
看護師をはじめとする専門家が、健康に関する相談に対応します。仕事に関連するものだけでなく、健康や体調の問題など幅広く相談をすることができます。
※関連ページ:相談窓口 – 福利厚生|パソナ
契約更新をしない選択もある
派遣会社の担当者が就業先に働きかけることで改善につながることもありますが、なかには相談しても状況を変えることが難しい場合や、環境を変えたほうが解決しやすいこともあるでしょう。
改善が難しい場合や就業先を変えることが最良の解決方法と判断した場合は、次回のお仕事の契約を更新せずに次のお仕事を探す相談をしましょう。契約更新日の30日以上前に更新しない意志を担当者へ伝えてください。
契約更新をしない場合の注意点
1.契約期間途中にお仕事を辞めることはできない
基本的には取り交わした派遣契約期間は変えられません。派遣会社と就業先が取り交わした派遣契約期間は基本的に変わることはなく、それに基づき派遣会社と派遣社員の雇用契約期間も変更はできないためです。例外として、家庭の事情や健康面の問題など「やむを得ない事情」が起きた場合は、契約期間中に短縮終了も可能です。
お仕事更新のタイミングであれば、派遣社員と就業先企業双方の合意によって契約は成立しますので「次回の派遣契約更新はしない」と派遣社員側から意思表示はできます。
いずれの場合も派遣会社の担当が就業先と調整を行いますので、まずは派遣会社に相談をしましょう。
※関連ページ:派遣とは|パソナ
2.契約を更新しない意向はできるだけ早く派遣会社に伝える
お仕事の契約更新をしないことで、「契約満了まで働きづらい雰囲気になったらどうしよう」と不安に思う方もいるかもしれません。更新を含めて契約についての交渉は、派遣会社と就業先企業の間で行いますのでご安心ください。お仕事を更新しないと決めたら、就業先企業が後任の確保や引継ぎの時間を十分取れるように早めに派遣会社の担当に伝え、スムーズに契約を満了できるようにしましょう。
自分に合ったお仕事の探し方のポイント
次のお仕事を探す際に気をつけたいポイントや、経歴やスキルを活かせる派遣会社の選び方について解説します。
合わなかった理由を整理して、次のお仕事探しに活かそう
次のお仕事を探す際には、契約更新をしなかった理由を派遣会社に率直に伝えることをおススメします。更新しなかった理由をもとに、より自身に合うお仕事を派遣会社の担当と一緒に探しましょう。
お仕事探しで優先させると良いポイントを紹介しますので参考にしてみてください。
契約内容との不一致
“派遣社員の割合が多い職場”や”同じ業務を担当している派遣社員がすでにいるお仕事”など、派遣契約を心得ている就業先がおススメです。
職歴やスキルを活かせなかった
お仕事内容と自身のスキルが合っていなかったことが考えられます。応募条件にある“必須スキル”や“歓迎スキル”が自身の職歴やスキル、保有資格と見合っているかを優先して探してみましょう。
職場環境が原因
“事業所訪問があるお仕事”がおススメです。派遣の事業所訪問は任意ですが、積極的に利用し職場環境を自身で確認しましょう。交通機関も実際に通う場合を想定してみてください。
自分に合ったお仕事の探し方
まずは職歴やスキルの棚卸しをして、派遣会社に登録しているプロフィールを充実させましょう。次にお仕事に求める条件を書き出して優先順位をつけます。棚卸ししたプロフィールと優先順位を照らし合わせることで、自身の求めているお仕事が明らかになります。
また、「就業先が合わない…」と思ったときのためにも、相談窓口やお仕事のサポート体制が整っている派遣会社を選んでおくことも大切です。
就業先とのミスマッチを事前に防ぐ方法
派遣会社によっては、力を入れている業種や職種が限られているため、自身の希望とマッチするお仕事の数が少ない可能性もあります。そこでまずは、自身の職歴やスキルが活かせる分野のお仕事を多く扱っている派遣会社を選ぶことから始めてみましょう。希望する分野のお仕事への理解が深い派遣会社を選ぶことで、スキルに合ったお仕事に就ける可能性が高まります。
気になる派遣会社があれば、ホームページでその会社の特徴を調べてみましょう。お仕事検索ができる場合は、希望条件を入力して”お仕事詳細”を見てみるのもおススメです。
お仕事を辞める前に、立ち止まって考えてみよう
「就業先のお仕事が合わない」「ずっと働いていくのは難しい」と感じたら、まずは気持ちを整理して派遣会社に相談をしましょう。
「契約内容に沿った業務を任されているか」「職歴やスキルを活かせているか」「ライフスタイルに合った職場環境なのか」など、今のお仕事は何を重視して選んだのかを振り返ってみましょう。お仕事を選んだ理由を書き出して整理をすることで、問題点が明確になります。
派遣会社に相談をしても改善や交渉が難しい問題の場合は、お仕事の契約を更新せずに就業先を変える選択肢も派遣社員にはあります。
お仕事を満了とするときには、就業先企業が後任の確保や引継ぎの時間を十分取れるように配慮するなど、お互いに気持ち良く契約を満了して次のお仕事探しに進みましょう。
パソナでは、ご就業後から専任のキャリアコーチがこれから先を見据えたキャリアサポートをいたします。今のお仕事の悩みはもちろん、プライベートとお仕事との両立など、お気軽にご相談ください。毎日が充実する働き方を、一緒に探していきましょう。