派遣契約を更新しない理由を聞かれたらどう答える?転職活動時の面接で退職理由を上手く伝える方法
派遣契約を更新しないときや、転職活動の面接の際に、必ず聞かれるのが「退職理由」です。
今のお仕事が契約満了で契約を更新したくないときに、派遣会社へ「退職理由」をどのように伝えると、次のお仕事探しもスムーズにいくのでしょうか?
また派遣会社への登録時や、転職活動時に「退職理由」をどう伝えると印象が悪くならないかについても解説します。
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- 目次
- 退職理由を聞くのは「応募者がなぜ辞めたいのか(辞めたのか)」を知るため
- 【退職時】契約終了・退職の意思があれば、まずは派遣会社の営業へ相談
- 【退職・転職時】退職理由はなるべくポジティブ変換するのがおすすめ
- 【転職時】派遣社員の「契約満了」は業務を全うした立派な証明
- 退職理由も伝え方次第で印象が180度かわる!
退職理由を聞くのは「応募者がなぜ辞めたいのか(辞めたのか)」を知るため
派遣社員が退職理由を伝える場面は、「派遣会社に登録するとき(登録面談のヒアリングなど)」
「今の派遣のお仕事を辞めたいとき(契約満了時)」「転職活動で直接企業の選考を受けているとき」などが想定されますが、派遣会社の営業担当や企業の面接官が退職理由を聞くのは、あなたが何に困っていて、今後どうしたいのかを知りたいからです。
ただし、退職理由を伝える相手によって、知りたいことが異なるため、まずはそれぞれの背景について理解しておきましょう。
退職(したい)理由を聞くのは何のため?
派遣会社の営業担当
・お仕事を辞める前に営業担当としてサポートできることが何かないか
・次のお仕事をご案内するときの参考にしたい
企業の面接官
・選考では退職に至った理由や事情を含め、総合的に判断するため、退職理由を知っておきたい
【退職時】契約終了・退職の意思があれば、まずは派遣会社の営業担当へ相談
派遣契約が満了となるタイミングで「次の更新をしない」という意思がある場合は、まず営業担当に相談しましょう。
派遣先には、営業担当から退職の意思表示を伝えるので、派遣社員から直接伝える必要はありません。次へ進みたいという強い希望があるなら、営業担当はおそらく無理に止めようとはしないはずです。
ただ、現在の不満や悩みを人に話すことで課題が整理され、気持ちを新たに頑張れることもあります。営業担当からの働きかけによって、派遣先の状況が改善することも考えられます。
まずは、営業担当に相談して“辞める”以外の方法を模索し、それでも難しかった場合に、退職の準備に取り掛かるのが良いでしょう。
なお、引継ぎの期間を考慮して、遅くても1ヶ月前には退職の意思を伝えることをおススメします。
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【退職・転職時】退職理由はなるべくポジティブ変換するのがおススメ
新しい派遣会社への登録時や転職活動の選考中に相手に伝える退職理由が、前の会社の不満になってしまうというときは、考え方を切り替えて退職理由をポジティブに言い換えてみましょう。
物事は表裏一体なので、不満も言い方を変えれば、叶えたい自分の希望があったからこそ生じるもの。その想いを棚卸し、一つひとつ分析していけば、「自分がどう働き、キャリアアップしていきたいのか」という前向きな答えが見えてきます。「前職ではこんな課題があった、だから今回の転職でそれを実現したい!」というように、退職理由を次のお仕事の意欲に変換して伝えられればベストです。
「~できなかったから」とネガティブに終わるのではなく、「~したい」という前向きな言い方をするだけで、相手が受ける印象も大きく変わります。
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ネガティブな退職理由のポジティブ変換例
・時給が低い → 成果が適切に評価され、成果を実感できる企業で働きたい
・人間関係が悪い → 活発にコミュニケーションを取り、周りの人たちと一緒に成長していきたい
・上司と合わない → 尊敬できる人と共に働き、多くの学びを得てキャリアアップしたい
・仕事が単調でつまらない → スキルを磨いてさらにキャリアアップしたい
・残業が多い → メリハリをつけて仕事ができる環境で効率的に成果を出したい
・仕事内容が合わない → もっと〇〇の分野に挑戦したい
・通勤時間が長い → 仕事のパフォーマンスを上げるために、通勤時間を短縮したい
【転職時】派遣社員の「契約満了」は業務を全うした立派な証明
派遣会社への登録時や転職活動での選考中に、派遣で就業したお仕事の退職理由を「契約満了のため」と書くと「契約が早期に終了になったと思われたらどうしよう…」と考えてしてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、心配はありません。
正社員雇用で数か月ごとに転職を繰り返していたり、短期間で退職していたりすれば「何か問題があったのでは?」と考える担当者もいるかもしれませんが、派遣社員の場合は、雇用契約期間に定めのあるケースがほとんどです。「契約満了」として契約を全うするのは問題ないことですので、自信を持って「契約満了につき退職」と書いてください。
退職理由も伝え方次第で印象が180度変わる!
退職理由は、相手によって知りたい理由や状況が異なるため、その「伝え方」が重要になってきます。
しかし、良く見せようとするあまりに、無理やり作り上げた退職理由を伝えてしまうと、次のお仕事探しの際に矛盾が生じてしまうかもしれません。
それよりも、自分の中で退職に至った経緯や理由を明確にし、ネガティブな理由をポジティブに変換して伝えることで、相手の捉え方は180度変わってきます。
まずは、「なぜ辞めたいのか」という理由を頭の中でしっかりと整理したうえで、今回お伝えした注意点を参考にしながら伝えることを心がけてくださいね。
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参考サイト: