悩み・質問

2023/10/04

派遣社員がお仕事を休みたい時の連絡や伝え方は?当日欠勤と長期休暇にわけて解説

著者: パソナ キャリアコーチ

派遣社員がお仕事を休みたいときの伝え方は?当日欠勤と長期休暇にわけて解説

派遣社員として働いていて、休みの取り方に迷っている方も多いのではないでしょうか。
「お仕事の当日に体調不良で休みたいとき、どうすれば良いの?」、「そもそも長期休暇って可能なの?」といった疑問は、早めに解決しておきたいですよね。

もちろん派遣社員も当日やむを得ず休んだり、長期休暇を取ったりすることはできます。大切なのは、連絡の方法や順番、休暇を取る時期に気をつけることです。休みを取るときの連絡方法や注意点について「当日欠勤」と「長期休暇」にわけて解説します。

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目次
派遣社員の休みは?
当日欠勤するときの伝え方や申請方法は?
長期休暇を取りたいときの伝え方や申請方法は?
派遣社員の休みに関する疑問Q&A
お休みの連絡は早めに!長期休暇の取得も早めに相談しよう

派遣社員の休みは?

派遣社員の休みは、いつ?

「派遣社員の休みは、正社員と違いはあるの?」と気になっている方もいるかもしれません。派遣社員の休日について解説します。

休日は、雇用契約書に記載されている

派遣社員の休日は、基本的に派遣元と結んでいる雇用契約書に紐づきます。
例えば、雇用契約書で「土日祝休み」と決められていたら、土日祝日が休みです。

派遣社員も「有給休暇」はある

決められた休日以外に、体調不良や家庭の事情で休みが必要なときもあると思います。
そんなときには、年次有給休暇制度を利用することができます。また、海外旅行や帰省などの長期休暇を取得するときに、有給休暇を使うのもひとつの方法です。

派遣社員の有給休暇は、派遣会社の年次有給休暇規定に準じますが、付与条件は法令で「雇入れの日から6ヶ月間継続勤務している」「全労働日の8割以上勤務している」と定められています。

同じ派遣会社で6ヶ月以上勤続していても、出勤日数が8割に満たないと有給休暇は付与されないので注意しましょう。

※関連ページ:有給休暇-福利厚生|パソナ

当日欠勤するときの伝え方や申請方法は?

当日欠勤するときの伝え方や申請方法は?

お仕事当日、急に休みが必要になるケースもあるかもしれません。派遣社員が当日欠勤するときの伝え方や申請方法について解説します。

基本的に、欠勤・遅刻・早退した分のお給料は支払われない

欠勤とは、急な病気やケガなど、おもに労働者側の事情による休暇を意味します。

会社による業務免除がなされていない休暇となるため、基本的に休んだ日のお給料が支払われることはありません。これをノーワークノーペイの原則といい、欠勤と同様、遅刻・早退した場合もその分のお給料は支払われません。

また、有給休暇は基本的に事前申請が必要なため、欠勤した分を有給休暇として事後申請することはできないと考えておきましょう。

当日やむを得ず休みが必要な状況とは

当日欠勤の理由としては、自分や家族の体調不良、通院などがあるでしょう。

体調不良の際に無理をして出勤しても、きちんと業務が行えず周りに迷惑をかけてしまったり、症状がひどくなってしまったりすることもあり得ます。つらい時には体調を優先して無理をせず、就業先にきちんと相談しましょう。

最初に「就業先」、次に「派遣会社」へ連絡しよう

派遣社員の場合、お仕事を休むときには就業先と派遣会社のそれぞれに連絡が必要となります。

当日欠勤するときは、最初に「就業先」へ連絡しましょう。休むことで影響が出るのは、働いている職場です。就業先に休みの許可をもらったら、そのあと「派遣会社」にも報告します。

就業先への連絡手段としては、メールでは気づかれないこともあるため、電話が基本です。
ただし、企業によってはLINEやチャットツールなどの連絡手段を使っている場合もありますので、日頃指示されている連絡のつきやすい方法を選んでください。

慌てて連絡先を探すことのないように、前もって電話番号を登録しておくと良いでしょう。できる限り早めに連絡を済ませることが大切です。就業スタート時に、派遣会社の担当に欠勤や有給休暇の連絡方法を確認しておくと、スムーズに連絡できます。

欠勤する際のマナーとは

事前の休み希望であればメールで行うケースもあるので、当日欠勤の場合もメールで済ませたいという気持ちはわかります。しかし、メールは一方的な連絡となってしまうので、なるべく避けるべきです。

また、高熱や、動けないほどの腰痛などの事情があったとしても、自分から「〇〇なのでお休みします」と言いきる形ではなく「〇〇なので、お休みしても良いでしょうか」と、理由を述べたうえで相手に伺うのが社会人としてのマナーです。

休みの連絡は、簡潔に理由も添えて

休みの連絡をするときは、「休みの理由」も簡潔に伝えるようにしましょう。

また、連絡のときに周囲への配慮や「気遣いのひと言」も添えることで、協力してくれる人たちへの誠意が伝わります。

連絡するときの伝え方に迷ったときは、以下の例文を参考にしてみてください。

<就業先への連絡例>
おはようございます。○○です。
昨晩から風邪で高熱が出てしまい、今朝もまだ症状がひいておりません。急なご連絡にはなるのですが、病院を受診するため、本日お休みをいただいてもよろしいでしょうか。大変ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ございません。どうぞよろしくお願いいたします。

<派遣会社への連絡例>
おはようございます。株式会社○○(就業先名)で就業中の○○です。
昨晩から高熱を出してしまい、本日お休みをいただくことになりました。
就業先には連絡し、許可をいただいております。ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。

アフターフォローもしっかりと!

誰かに業務を引き継ぎする場合は、必要な資料がどこにあるのかも伝えましょう。急な欠勤に備えて、日頃からデスクやファイルを整理整頓しておくと安心です。

休み明けに出社したときには「昨日はご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。対応いただきありがとうございました。」と、同僚に感謝の気持ちを伝える配慮もあると良いでしょう。

長期休暇を取りたいときの伝え方や申請方法は?

長期休暇を取りたいときの伝え方や申請方法は?

派遣社員が旅行や帰省などで長期休暇を取りたいときには、どのように伝えれば良いのでしょうか。長期休暇を取るときの伝え方や申請方法について解説します。

長期休暇は、早めに就業先へ相談を

派遣社員が長期休暇を取る際は、まず職場である「就業先」に相談しましょう。可能な限り早めの連絡を心がけることで、シフトや業務予定を調整してもらいやすくなります。

時期によってはどうしても人手が必要で、休みを取りにくい場合もあります。就業先に迷惑をかけずに長期休暇を取るためには、できるだけ繁忙期を避けることも肝心です。

派遣会社に休みを申請する

就業先から長期休暇の許可をもらったら、派遣会社に報告しましょう。加えて、有給休暇を利用する場合は、派遣会社への申請が必要です。

申請方法は派遣会社によって違いますが、パソナの場合はWeb上の「MYPAGE」を通じて10営業日前までに申請します。

多くの派遣会社も基本的に後日の有給休暇申請は難しいので、注意しましょう。

※関連ページ:有給休暇-福利厚生|パソナ

「特別休暇」を活用できる場合も

派遣会社によっては、年次有給休暇とは別に特別休暇を設けているケースもあります。

特別休暇とは、法律では決められていないものの、企業が福利厚生の一環として用意している休日です。派遣会社によっては、「結婚休暇」「忌引休暇」「事故休暇」「裁判員特別休暇」などの特別休暇を設けています。

長期休暇の際に特別休暇を活用できる場合もあるので、詳しくは派遣会社のホームページや営業担当者に確認してみましょう。

※関連ページ:ベーシックサポート-福利厚生|パソナ

入院で長期の休みが必要になったら

病気やケガのため、長期の入院・療養が必要になった場合、すぐに派遣会社に連絡して、今後の働き方について相談するようにしましょう。

病気やケガで十分な報酬が得られなくなったとき、健康保険に加入していれば傷病手当金の支給を申請できる場合もあります。(支給要件あり) 詳細は、以下の記事をご確認ください。

派遣社員の休みに関する疑問Q&A

派遣社員の休みに関する疑問Q&A

休みを取るタイミングや頻度がわからず、不安に感じている派遣社員の方も多いかもしれません。休みについての疑問を、Q&A形式で紹介します。

  • Q.働き始めたばかりだけど、体調が悪くなってしまったとき、どうしたらいい?

    A.つらい時は体調を優先して、無理をせずに就業先に相談しましょう。
    体調が良くないまま出勤しても、きちんと業務が行えず、周りに迷惑をかけてしまうことも。無理をしたために症状がひどくなってしまうかもしれません。
  • Q.どれくらい休みを取って大丈夫?

    A.休みは、就業先の業務を考慮して、計画的に取るようにしましょう。
    また休んでいる間に業務が滞ることがないように、引継ぎの準備なども責任をもって行いましょう。
  • Q.休みを取りやすい派遣のお仕事ってある?

    A.比較的休みを取りやすいお仕事も中にはあります。
    育児・介護などの事情があって休みが多くなりそうな場合は、お仕事を探している時から派遣会社に相談しておくとよいでしょう。派遣会社の営業担当が、休みを柔軟に取りやすいようなお仕事や働き方を一緒に考えてくれます。

お休みの連絡は早めに!長期休暇の取得も早めに相談しよう

体調不良でどうしても休みが必要な場面は、誰にでもあるものです。休むときは就業先と派遣会社へ早めの連絡を心がけ、休養に専念するようにしましょう。元気になって復帰した日には、周囲に感謝の言葉を伝え、お仕事で挽回することが大切です。

また、長期休暇を取りたい場合は、できるだけ早めに就業先へ相談しておくことで、業務の調整もしやすくなります。長期休暇をより取りやすくするためには、「一緒に働く人たちへの配慮を忘れないこと」、「普段から誠実にお仕事に取り組むこと」を意識してみてください。

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