スキル

2019/05/23

英語のライティング能力をアピールできる「日商ビジネス英語検定」は貿易事務職にオススメ!

ビジネスパーソンの英語力をはかる資格として、多くの人に支持されている「TOEIC(R)Listening & Reading Test」。合格・不合格ではなく、スコアとして試験結果が発表されるため、現在の英語力を把握する指標のひとつとして、企業からも推奨されています。

しかし、「TOEIC(R)」以外にも、英語関連の資格・検定は存在します。なかでも「日商ビジネス英語検定」は、ビジネスシーンにおける英語のライティング(文章を書く)能力をはかる検定で、貿易事務職の方にもオススメです。

今回は、貿易の現場でも役立つ「日商ビジネス英語検定」について、詳しくご紹介します。

目次
「日商ビジネス英語検定」って?貿易事務職で役立つって本当?
3級:ビジネスコミュニケーションの基礎英語レベル
2級:実務的な英語文書が作成できるレベル
1級:豊富な貿易取引(輸出入取引)経験、英語の実務経験があるレベル
「日商ビジネス英語検定」はどこで受験できる?
英語のライティングスキルを磨いて、貿易事務に役立てよう!

「日商ビジネス英語検定」って?貿易事務職で役立つって本当?

「日商ビジネス英語検定試験」は、日本商工会議所および各地商工会議所が実施している英語検定で、貿易取引(輸出入取引)の実務に関する英語ライティング力(英語の文章で、自分が意図したことを相手に正確に伝えられるか)を重視している試験です。

試験内容は、貿易取引を行う企業が日常的に使用するビジネス文書(英文契約書や貿易関連書類、計画書や企画書、報告書、履歴書、メール)など、具体的なビジネスシーンで扱う文書・文章に関する問題が数多く出題されます。

実務に則した検定試験であるため、文書の和訳や英訳、文法に加えて、貿易取引や国際マーケティングの基礎知識も問われます。

商社やメーカーの貿易事務職は、海外の取引先とメールのやりとり(コレポン*)を頻繁に行います。その際は、貿易用語も使用した英文を書く必要がありますし、相手からの文章をきちんと読解しなければなりません。

コレポンとは、英語の「correspondence(コレスポンデンス)」の略で、貿易実務では「外国語(主に英語)で、海外の取引先と文章でのやりとりをすること」を指します。

「日商ビジネス英語検定」は、貿易実務に則した英語力、知識が試される試験なので、勉強をすることで、貿易取引を行うのに必要な基礎知識、英語ライティングスキル(文章を書く力)を身につけることができるでしょう。

そのため、現役で貿易事務をしていらっしゃる方はもちろん、これから貿易事務を目指しているという方も、ビジネスの現場で通用する英語力を身につけるために役立つ検定でもあるのです。

検定試験は、1~3級まで3段階に級が分かれています。続いて、各級の詳しい内容についてご紹介しましょう。

※関連記事:『貿易事務の募集要項で見かける「コレポン」って何?

3級:ビジネスコミュニケーションの基礎英語レベル

英語によるビジネスコミュニケーションの基礎的な能力をはかるもので、貿易取引で交わされる基本的なビジネスメールや文書、ビジネス英会話の基礎知識などを中心に出題されます。また、貿易実務者が最低限理解しておきたい、貿易取引における基礎知識についても出題されるのが特徴です。

試験では、貿易事務が実際に用いる文書・文章も多く含まれていますが、基礎的な内容が中心です。就職や転職活動に活かしたい場合は、2級以上の取得を目指すと良いでしょう。

2級:実務的な英語文書が作成できるレベル

2級の試験では、海外企業や外資系企業との取引で実際に使われている英文メール、貿易関連書類、報告書や議事録などから、英訳、和訳、内容の理解を問う問題が出題されます。また、貿易取引や国際マーケティングなどに関する知識も問われます。

実際の貿易実務でも必要とされる実践的な英語力、知識が詰まった試験ということもあり、貿易事務未経験や初心者の方は、まず2級取得を目指すと良いでしょう。

1級:豊富な貿易取引(輸出入取引)経験、英語の実務経験があるレベル

1級は、2級よりもさらにレベルアップした試験で、受験者が英語によるビジネスコミュニケーションを十分に行えるかどうか、より高度な海外取引の知識を有するかを問う内容になっています。

この試験では、「ビジネス英文書作成」、「長文読解」、「国際取引実務」という3つの分野について問われます。

計画書や企画書、報告書といったより高度なビジネス文書を理解し、作成する能力が求められるほか、問題を解くために、貿易規則の定義や売買契約、貿易書類、貨物・貿易保険、貿易決済などの多岐にわたる貿易知識も必要となります。

総合的な貿易実務スキルが試される試験であるため、自身のスキル確認やキャリアアップを目指す貿易事務職の方にオススメの試験です。

「日商ビジネス英語検定」の試験方法って?どこで受験できる?

各地の試験会場のパソコン(PC)上で試験を受けられる「ネット検定試験」であることが、「日商ビジネス英語検定」の最大の特徴。試験は、各地の商工会議所などを試験会場として実施されます。

2級および3級は、試験会場ごとに試験が随時開催されるため、希望の会場・日程で試験を受けることができます。また、試験終了後はインターネット上から回答を送付し、採点、合否判定もその場で通知されます。

1級は、年に2回(10月の第1日曜日、2月の第3日曜日)、各地の試験開場で行われます。1級のみ、年2回の開催日が決まっている全国統一試験で、複数の専門家による中央採点を行い、後日結果が通知されます。

*2級・3級の試験会場は「商工会議所ネット試験施行機関ページ」より、1級の試験会場は日商ビジネス英語検定1級公式ページにある「日商ネット試験試行機関リスト」からご確認ください。

その他、試験時間や合格ライン、受験料といった試験概要は、以下の通りです。受験を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

試験時間・出題形式

・3級
試験時間30分
択一式、記述式問題

・2級
試験時間40分
択一式、記述式問題

・1級
試験時間90分
記述式中心、英文書作成、英文解釈、分析記述など

合格ライン

1~3級いずれも、70点以上で合格となります。

受験料

・3級
4,120円(税込)※2019年10月以降は4,200円(税込)

・2級
5,140円(税込)※2019年10月以降は5,240円(税込)

・1級
7,330円(税込)

*いずれも2019年4月現時点の情報です。

※参考元:日本商工会議所『商工会議所の検定試験|日商ビジネス英語検定

英語のライティングスキルを磨いて、貿易事務に役立てよう!

英語の読み書きのスキルや、貿易取引の知識が求められる貿易事務職にとって、「日商ビジネス英語検定」は有効な資格のひとつです。

2級、1級とレベルが上がるにつれて、仕事に役立つビジネス英語のライティングスキルが磨かれるため、ご自身のキャリアアップにつなげることもできるでしょう。

未経験から貿易事務を目指している方は、英語スキル向上のため、そして貿易知識を身につけるために、まずは「日商ビジネス英語検定」2級取得を目指してみてはいかがでしょうか。

働きながら資格取得を考えている方は、検定対策講座やビジネス英語講座を受講するのもオススメ。プロから覚え方のコツや試験対策を学ぶことができるので、効率的な勉強ができるはずですよ。

自分に合った勉強法を探しながら、「日商ビジネス英語検定」にもぜひチャレンジしてみてくださいね。
  

参考サイト:

 

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