「輸入した貨物に税関の検査が入るってどういうこと?」
こんにちは!貿易女子1年生、ゆにです。貿易事務のお仕事にもだいぶ慣れてきましたが、まだまだ知らないこともいっぱい。今日も、「税関検査」という言葉を初めて耳にしたのですが、「それは何だろう?どういうことをするんだろう?」と、頭にクエスチョンマーク。(でも、仕事中は自分のことで精一杯で、先輩方に聞きそびれました…(*。*; )そんなときは、喫茶カイコクへ。この喫茶店のマスターは、かつて商社に勤めていらっしゃった貿易のエキスパート。私は貿易のことで、気になることがあったら、マスターに教えていただいているんです♪
こちら、カフェラテです。
ありがとうございます。いただきます。今日も、ちょっとマスターに聞きたいことがあるんです。今、大丈夫ですか?
ええ、大丈夫ですよ。
今日、先輩が担当している輸入貨物に税関検査が入るって、フォワーダーさんから連絡があったみたいなんですけど、税関検査って何ですか?
税関検査というのは、文字通り、税関の職員さんによる貨物検査で、通関(輸出・輸入)許可前に行われます。商品が(輸出・輸入)申告書の内容に合致しているか、国内のさまざまな法律で定められた基準を満たしているか、輸入禁止品(麻薬、拳銃、偽ブランド品など)が紛れていないかなどを確認しているんです。税関検査は、輸出貨物にも行われるのですが、国を守る意味で、輸入貨物の方がより念入りに検査が行われています。
そうなんですね。どういったときに検査が行われるんですか?
商品の輸出国、商品の内容、その会社のこれまでの実績にもよると聞きますが、税関が「こんなときに検査に入る」と発表しているわけではないので何ともいえません…。ただ、私が商社で勤めていた頃、何年も輸入していて検査もなかった商品に、急に何度か検査が入ることもありましたし、ランダムに行われているように感じていましたね。
へぇ〜。いつ検査があるかはわからないんですね。
そうですね。税関検査には、X線検査のようにコンテナを開けずに検査するものから、コンテナを開けて商品の一部を採取して検査するもの、目視確認で終わるもの、あるいは、全量確認する検査などいろいろあります。もし、フォワーダーさんから税関検査に入ると聞いたら、どんな検査になるか聞いてみるといいですよ。ただ、税関検査は拒否できるものではないので、検査を受けるしか選択肢はないんですが…。
マスター、ありがとうございます。勉強になりました。
どういたしまして。明日、先輩にも聞いてみてくださいね。
そうですね!どんな検査になるのか聞いてみます。