「ドレー会社に確認してみますって言われたけど、ドレー会社って何をしているの?」
こんにちは!貿易女子3年生、ゆにです。貿易事務の仕事も3年目になると普段の業務には慣れてきましたが、それでも振り返って「あれってどういう意味だったんだろう?」となることも…(汗)こんなとき、私は喫茶カイコクへ。ここのマスターは元商社マンで、私は毎週のように仕事の相談をさせていただいているんです♪
お待たせしました。ご注文のカフェラテとチーズケーキです。
ありがとうございます。あと、今日もちょっとお伺いしたいことがあるのですが、今お話しても大丈夫ですか?
ええ、大丈夫ですよ。
ありがとうございます。今日はドレー会社が何をしているのかをお聞きしたくて。実は先ほど、フォワーダーさんに輸入貨物の配送をお願いしたところ「ドレー会社に配送できる日程等確認しておきますね」と、言われたんです。そのときは、初めて聞いた言葉ながらに運送業者のことだろうと思ったのですが、帰り際になって合っているのかな?と気になって…。それで、ここに立ち寄ってしまいました。
なるほど(笑)立ち寄っていただき、ありがとうございます。ちなみに、ゆにさんはドレーって何か知っていますか?
実は、わかってないんです…。似たような響きのドレージならわかるのですが…。
おっ!ドレージ(Drayge)とドレー(Dray)は同じですよ。つまり、保税地区にあるCY(コンテナヤード)から倉庫など輸入者が指定する場所までコンテナを陸上輸送することを、ドレージといったり、ドレーといったり、ドレー輸送といったりするんです。ドレー会社は、それを専門に行っている業者です。
そうなんですね!ということは、コンテナを専用トレーラーで輸送してくださっているのはドレー会社なんですね。フォワーダーからの請求書などに記載されていたドレージ料金は、ドレー輸送の料金とも言い換えられるということですね…。なんだか謎が解けた気分です。
よかったです。もともとドレーは、英語で荷馬車という意味。コンテナを運ぶトレーラーの仕組み、ヘッドと呼ばれる運転席とコンテナを載せるシャーシが、荷馬車の馬と台車の関係と似ていますよね。
たしかに、そうですね!合わせて覚えておきます。
あはは。ちょっとした雑学ですけどね。フォワーダーはいわゆる国際物流会社なので、自社にドレー業務を行う部署があったり、ドレー専門の子会社をつくり、連携していたりすることも多いんですよ。
そうなんですね。今日も勉強になりました。マスターありがとうございます。
どういたしまして。ごゆっくりしていってくださいね。