「通関にかかる費用ってどこも同じなの?」

こんにちは!貿易女子のゆにです。貿易事務の仕事に就いてこの4月で3年目を迎えました\(^0^)/ 丸2年経って、貿易事務のスキルも少しはアップしていることは実感してきましたが、貿易についてまだまだ知らないことがあるなぁ、と思っています。今日も、ちょっと気になることがあって喫茶カイコクへ♪ここのマスターは、元商社マンで貿易のことにとっても詳しくて丁寧に教えてくれるので私は頼りにしているんです。

お待たせしました。カフェラテです。

ありがとうございます。今日もご相談というかご質問があるんですが、お聞きしてもいいでしょうか?

ええ、もちろんですよ。

ありがとうございます。今日お伺いしたかったのは通関費用のことです。私の会社では3~5社のフォワーダーさんを中心に通関を依頼することが多いのですが、請求書を確認するようになって半年、どの会社も通関費用はほとんど同じだな…と気づいたんです。これって、価格が決まっているのでしょうか?

ん~、そうですね。正確にいうと、通関業者が輸出入者の代理で通関手続きをしたときの料金の最高額が設定されていて、ほとんどの通関業者がその最高額を(輸出入者に)求めていることが多いんです。だから、ほぼ同じ金額になるんですよ。

なるほど~!

輸入にかかる通関費用が11,800円という数字をよく見るのではありませんか?

まさに、そうです!

これも輸入申告(申告納税)1件の最高額の料金として設定されているものなんですよ。

そうなんですね。

その他にも、保税蔵置場や保税工場への蔵入許可申請の費用など、通関にまつわる費用(通関業者は輸出入者へ提示できる料金の最高額)は細かく定められています。詳しくは税関のホームページでも見られますよ。

謎も解けたし、私もちょっと調べてみます。

ええ、きっと発見がありますよ。ちなみに、この通関にまつわる費用は、輸出入者自身が行えば払う必要のない費用なのですが、その際には自分たちで税関申告書に記入したり、貨物を保税地区から運び出す書類を作成したり、時には税関に出向いたり、と手間がかかります。だから、商社や貿易会社は、フォワーダーへ依頼して、代わりに行ってもらっているんですよ。

なるほど…。勉強になります。マスター、ありがとうございます。

どういたしまして。私で答えられることは、なんでもお答えしますよ。では、ごゆっくりしていってくださいね。

はい、ありがとうございます!

