「ジェトロって何をしている機関なんですか?」
こんにちは!貿易女子2年生、ゆにです。みなさんは、ふだんは忘れているのにハッと思い出して気になり出すことってありませんか?今日はふと気になり出した話をしたいなと思って、喫茶カイコクへ!ここのマスターは、商社に勤めていらっしゃったとき、コーヒー豆の輸入に関わったことから喫茶店を開いたという方なんですが、貿易に関するいろんなことを教えてくださるので、私は毎週のように立ち寄っているんです。
お待たせしました。ご注文のカフェラテです。
ありがとうございます。マスター、今日もお聞きしたいことあるんですが、今お話してもいいですか?
ええ、今日は何でしょうか?
ジェトロについてなんです。
ほぉ…、ジェトロですか
今日、ちょっとネットで貿易に関することを調べていたら、ジェトロに詳しく書いてあったんですが、そういえばジェトロって何をしている機関なんだろう?とふと気になって。
なるほど…。活動の幅が広い機関なので、私でうまく説明できるかわかりませんが…、私が思うに、ジェトロという機関の名称が活動内容を体現していると思います。ゆにさんは、ジェトロの日本語の名前を知っていますか?
えっと…、日本貿易なんとかだったような…。
ははは(笑)ジェトロは「日本貿易振興機構」といいます。この日本語が表している通り、ひとつは日本の貿易の発展・拡大のために活動している機関ということになります。また、ジェトロにはもうひとつ大切な役割があって、それは海外企業に日本のマーケット情報を提供したり、日本に誘致したり、いわゆる日本へ投資してもらうための機関でもあるんです。
海外企業を日本に誘致する?それって、日本のためになのでしょうか?
ええ、そうですね。たとえば、海外企業が日本に入ってくることにより、日本国内でたくさんの人が働けるようになったとします。日本にとって雇用の拡大につながるというのは、いいことですよね。
そうですね。
そして、さらにその会社が取り扱う商品が流通すれば、日本の消費が増える、安定するということもあります。消費が活発になることは日本経済の発展にもつながるんですよ。
なるほど…。
ジェトロは、このように日本の経済や社会の発展のために活動している公的機関なんですよ。商社や貿易会社では独自に各国のリサーチをしている会社もあると思いますが、すべての会社がリサーチするお金があるわけではないですよね。そうした会社にとって、ジェトロが発信する情報は貴重な情報になるんです。
なるほど~。ジェトロはそういう役割があるから、あれだけ情報が充実しているんですね。
ええ、そういうことです。
とっても勉強になりました。これからジェトロ公式Webサイトを見る目が変わりそうです(笑)。いつもありがとうございます!
いえいえ、どういたしまして。ゆにさん、カフェラテが冷めてしまいますよ。ごゆっくりしていってくださいね。
あっ、ありがとうございます。いただきます!