キャリアアップ

2019/03/01

転職回数の多さを強みに変える!派遣で積み重ねた秘書スキルを上手にアピールするコツ

著者: パソナ キャリアコーチ(秘書担当)

転職回数の多さを強みに変える!派遣で積み重ねた秘書スキルを上手にアピールするコツ

派遣のお仕事は、基本的に契約期間が決まっていることがほとんど。そのため、派遣のお仕事を続けていくと、必然的に転職回数が多くなります。

職種を問わず、一般的に「転職回数が多すぎると、お仕事探しにおいてマイナスイメージになる」と捉えられがちですが、秘書の場合は、企業にはどのような印象をもたれるのでしょうか。

今回は、派遣社員として複数企業を経験した秘書の方が、スキルを上手にアピールするコツをご紹介します。

目次
転職回数の多さはお仕事探しでマイナスイメージになる?
派遣での転職回数を経験として前向きにアピールしよう!
秘書として得た豊富な経験を上手にアピールするコツ
外資系企業では、経験の多さが評価されやすい面も
転職回数の多さもアピール次第で「豊富な経験」に!

転職回数の多さはお仕事探しでマイナスイメージになる?

日本では長らく終身雇用が定着していたため、「転職回数が多いと再就職に不利になる」というイメージをお持ちの方は多いかもしれません。しかし、実際の採用の現場では、どうなのでしょうか。

たしかに、転職回数が極端に多い場合、採用する側はその理由を知りたがりますし、「仕事が長続きしないのではないか」と思われる可能性もあります。

しかし、派遣スタッフの場合は、そもそも契約期間が決まっているケースがほとんどなので、一概にそれには当てはまりません。さらに、秘書のお仕事に関して言えば、多くの現場で働いた経験によって、“さまざまな環境に適応する力”や“臨機応変な対応力”を身に付けているとも言い換えられます。

加えて、複数の派遣先で磨いてきた実務スキルやコミュニケーションスキルが評価され、かえって即戦力として歓迎される場合もあるでしょう。

※関連記事:『転職回数の多さや長いブランクは、派遣で働くときに不利になる?
転職回数が多い派遣スタッフは不利じゃない!職歴と転職理由の正しい書き方を徹底解説!

派遣での転職回数を経験として前向きにアピールしよう!

派遣での転職回数を経験として前向きにアピールしよう!

近年、社会環境や労働市場の変化とともに従来の終身雇用は崩壊しつつあり、皆さんもご存知の通り、ひとつの会社で定年まで勤めあげることが、当たり前ではなくなっています。

転職の理由は人によってさまざまですが、今後ますます人材の流動化が進み、転職しながらキャリアアップをしていくということが、一般的なキャリアの築き方になっていくのではないでしょうか。

そのため、転職回数の多さをネガティブに捉えず、豊かな経験を積んだ結果だと自信を持つことが大切です。今までの派遣のお仕事で培った実務スキルや、「どのような考えでキャリアを重ねたのか」という点を企業に積極的にアピールしましょう。

秘書として得た豊富な経験を上手にアピールするコツ

「じゃあ、具体的にどうアピールすればいいの?」という方のために、派遣秘書ならではの豊富な経験を上手にアピールするコツをご紹介します。

まずは、これまで働いてきた、それぞれの会社で磨いた秘書スキルをまとめてみましょう。秘書という職種にこだわって、「調整力」「行動力」などのセールスポイントを明確にすることで、転職回数の多さは、経験の豊かさやスキルを強調する大きな強みになるでしょう。

キャリアの一貫性をアピール

「1社目でアシスタントを経験し、本格的に秘書として働こうと決意。
2社目でメーカーの役員秘書としてスキルアップ。
3社目で念願の社長秘書に。さらなる経験を積みたいと転職を決意しました。」
→アシスタントの秘書から着実なステップアップを実現し、目標設定やキャリアの一貫性が伝わる

派遣秘書として、さまざまな環境で得た経験やスキルの高さをアピール

・「規模が異なる複数企業での秘書を経験したことによって、コミュニケーション能力や臨機応変に対応するスキルを身につけました」
→コミュニケーション能力の高さや対応力、業務遂行に必要な経験値があると説得できる

・「秘書としての幅広い経験を積むために派遣を選び、日系・外資ともに複数社を経験しました」
→秘書という仕事に対する意欲の高さや、秘書としての経験の幅を伝えることができる

外資系企業では、経験の多さが評価されやすい面も

外資系企業への転職を希望する場合、さらに有利に転職活動を進めることができるかもしれません。

というのも、外資系企業は転職に対する根本的な感覚や、考え方が日本企業とは異なっており、転職回数が多い人=「能力が高く、転職によって自身のキャリアやスキルをさらに上げようとする人」と、評価されるケースもあるから。また、実力重視の傾向があるため、転職回数ではなく、純粋な経験やスキルを評価されやすいのが特徴です。

今後転職活動を進める上で、外資系企業にターゲットを絞るのも、ひとつの方法として考えてみてはいかがでしょう。

転職回数の多さもアピール次第で「豊富な経験」に!

複数の企業で働いた経験の中で得た“秘書業務のスキル”は、次の仕事でも必ず役に立つでしょう。

そのためには、経験とスキルをきちんと相手に伝えられるよう、今までのキャリアの棚卸ししておくことが大切です。同じ経歴でも、伝え方次第で相手に全く違った印象を与えるため、「転職回数が多いから…」と後ろ向きにならないよう、前向きなアピールを心がけて。

「自分の強みがわからない」「効果的なアピール方法を知りたい」という方には、パソナのキャリアコンサルティングがオススメです。今までの経験やキャリアを振り返り、今後に向けたアピールポイントを探すお手伝いをいたします。興味のある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

参考サイト:

みんなの仕事ラボ(シゴ・ラボ)は、働くすべての方々に向けたキャリアアップ、スキルアップのためのお役立ちサイトです。
「仕事はずっと続けるつもりだけど、このままでいいの…?」「何かスキルを身に着けたいけど自分には何が向いているか分からない」「職場でこんなことがあったけど、これって普通?」など、お仕事をする上でのお悩みや困ったをお助けするヒントやちょっとしたアイデアをお届けします。