エアコンから喉や肌を守る!オフィスでできる乾燥対策
冷暖房完備のオフィスは、季節を問わずに常に乾燥した環境です。「念入りに保湿しているのに、夕方になると乾燥して顔がパリパリに…!」そうしたお悩みは、誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。
乾燥は、メイクくずれや肌トラブルの原因になるだけでなく、風邪やウイルス感染のリスクが高まることも。手軽にできる乾燥対策で、うるおいをキープしましょう。
密閉性の高いオフィスは、とても乾燥しやすい空間
そもそも、オフィスが乾燥しやすい原因のひとつは、その構造にあります。オフィスビルは、空調効率を上げるために密閉性を高め、外気をシャットアウトしています。
さらに、オフィスで使われている大型エアコンの多くは、湿度調整ができません。こまめに換気をして空気の入れ替えができれば良いのですが、高層階のオフィスなどではめったに窓を開けないという場合も多いですよね。
このように、外気が入らない状態でエアコンを使い続けるオフィスでは、空気中の水分はどんどん失われていきます。
手軽な加湿アイテムで、デスク周りに潤いを
初めにご紹介するのは、デスク周りの加湿に使えるアイテムです。ただし、PCなどの精密機器がたくさんある環境では、加湿器の使用は機器に悪影響を及ぼす可能性があるため、オフィス環境によっては使用できないこともあります。
ペットボトル型の小型加湿器を使う
ペットボトルに水を入れて使う電気式の小型加湿器や、USBタイプの加湿器なら、場所を取らずに自分の周りに潤いを与えてくれます。もし周りに使っている人がいない場合は、先輩などに使用しても良いか相談してみるのもひとつです。
ペーパータイプの加湿アイテムを使う
近頃は、ペーパータイプの加湿アイテムも充実しています。電気式の加湿器を使えない場合は、こちらを検討してみましょう。ただし、パソコンや電卓などの電子機器に水をこぼさないよう、置き場所には注意が必要です。
ハンドタオルやハンカチを濡らしてデスク周りにかける
さらに手軽なのは、手持ちのタオルやハンカチを使う方法です。適度に水気を絞ったタオルやハンカチをかけておけば、蒸発した水分が周りの湿度を上げてくれます。
コップ1杯の水をデスクに置く
デスクに私物を置けない、あまり目立ったことができないという場合は、水の入ったコップをデスクに置くだけでも効果があります。
うるおい重視のメイク直し術
乾燥が気になるオフィスでは、メイク直しのアイテム選びも重要!すぐ実践できるメイク直しのコツを2つご紹介します。
あぶらとり紙は使わない
肌が乾燥しているときや冬は皮脂の分泌量が少なくなるため、あぶらとり紙を使うと、余計な皮脂まで取ってしまうことに。普段あぶらとり紙を愛用している方も、乾燥が気になる季節はティッシュでやさしく皮脂をオフしましょう。
乳液や美容液で保湿する
メイクの上から、スプレータイプの化粧水をシュっとひと吹き。気分もリフレッシュできて気持ちいいですよね。
ですが、乾燥対策という意味ではあまりオススメできません。化粧水の水分と共に、もともとのお肌の水分も一緒に蒸発してしまうことも。うるおいを与えるなら、乳液や保湿成分の入ったミストタイプ美容液などを使いましょう。
また、メイク崩れにも乳液が役立ちます。気になる箇所に乳液を薄く塗り、軽くティッシュオフしからファンデーションやパウダーをつけるとキレイにメイク直しができますよ。
インナー、マスクなど身につけるもので工夫
次にご紹介するのは、身につけるアイテムです。保湿効果の高いアイテムを選んで、乾燥対策を行いましょう。
マスクでウイルス&乾燥をシャットアウト
マスクは、のどや鼻の粘膜の乾燥を防ぎ、温める効果があります。ただし、マスクから漏れる呼気のせいで、アイメイクがにじむこともあるので、マスクをつけるときはナチュラルメイクを心がけましょう。
シルクインナーで保湿効果アップ
インナーの素材でおすすめしたいのはシルクです。天然素材のシルクは肌にやさしく、通気性や吸水性、保温性などにも優れています。さまざまな面で皮膚を健康に保ってくれることから、ヨーロッパには「インナーやパジャマをシルクにすると長生きできる」という言い伝えがあるのだとか。
水分補給も立派な乾燥対策です!
最後にご紹介する乾燥対策は、水分補給です。特に冬は、夏に比べて喉が渇かないため水分不足になりやすいので注意が必要です。1日1~1.5リットルを目安に、こまめに水分を取り、体の内からうるおいをチャージしましょう。
そして、乾燥対策のためには、温かい飲み物を飲むこと。体を内から温めることで血のめぐりや新陳代謝を活発にし、肌の中に含まれる保湿成分を増やしましょう。白湯やしょうが湯、カモミールやローズマリーなどのハーブティーなどが効果的です。
まとめ
空気が乾燥しがちなオフィスは、健康や美容にも過酷な環境とも言えます。飲みものや着るもの、保湿アイテムを工夫して、身体や肌をケアしてあげてくださいね。