働き方

2023/03/07

長期派遣と短期派遣の期間とはどれくらい?お仕事を辞めるときの注意点も解説

著者: パソナ キャリアコーチ

派遣の「長期」と「短期」って何ヶ月が目安?長期のお仕事を辞めるときの注意点は?

派遣という働き方の大きなメリットのひとつは、自分のライフスタイルに合わせて就業期間を選べるということ。派遣のお仕事には、大きく分けて「長期」と「短期」の2種類があります。
求人情報に書かれている「長期」が、具体的にどれくらいの期間を指すのか、「短期」との違いはどこにあるのか、さらには、長期のお仕事を辞めるときの注意点についてご紹介します。

【登録不要】長期派遣と短期派遣、どちらの働き方が自分に合っているか相談してみませんか?

パソナでは、お仕事の悩みや疑問を未登録の方でもご相談できる、アバターキャリアコンシェルジュというサービスがあります。キャリアに関するご相談だけでなく、気軽なご質問やご相談も可能!キャリアコンサルタントがアバターを通じてご質問にお答えします。

目次
企業が派遣社員を必要とするのは、どんなとき?
派遣の「長期」「短期」とは、どれくらいの期間を指している?
ほとんどの人が長期のお仕事を希望している
長期派遣はこんな人に向いている!
長期派遣のお仕事を辞める際に気をつけておきたいこと
短期派遣はこんな人に向いている!
長期派遣を希望する方は派遣会社の営業担当に相談しよう

企業が派遣社員を必要とするのは、どんなとき?

派遣は、働く側にとって、自分の希望に合わせて働けるのと同様に、企業にとっても、必要なスキルを持った人材を採用できるというメリットがあります。

厚生労働省が作成した「平成29年派遣労働者の就業状況 」では、企業が派遣労働者を就業させる理由について「欠員補充など必要な人員を迅速に確保できるため」が73.1%、「一時的・季節的な業務量の変動に対処するため」が35.8%、「軽作業、補助的業務等を行うため」が24.5%、「専門性を活かした人材を活用するため」が23.7%という結果が出ています。

この結果からもわかるように、企業が派遣社員を必要とするのは、即戦力として活躍できる人材がすぐにほしいとき。欠員補充や人員強化などの際、ある一定期間継続して同じ仕事を任せたい場合は「長期」、繁忙期や年度末などのサポート役として、期間限定で仕事を任せたい場合は「短期」の募集となります。

派遣の「長期」「短期」とは、どれくらいの期間を指している?

求人情報に記載されている「長期」「短期」という言葉に、実は明確な定義はありません。
一般的に、「長期」のお仕事は3ヶ月以上を指すことが多いようですが、具体的な期間は各派遣会社によって定められています。長期のお仕事では3ヶ月更新や6ヶ月更新などがあり、更新のタイミングもお仕事によって異なります。

一方、「短期」というのは、期間限定のお仕事である場合がほとんど。一般的に短期は1~6ヶ月程度のお仕事とされており、シーズンごとに発生する業務や繁忙期のサポート業務などが、これにあたります。

ほとんどの人が長期のお仕事を希望している

先述の「平成29年派遣労働者の就業状況」によると、今後も派遣のお仕事を続けたいと考える派遣労働者のうち、短期・単発のお仕事を希望する人は、わずか2.0%。ほとんどの人が長期のお仕事を希望していることがわかります。

そのため、長期のお仕事は短期よりも数が多いものの、倍率の高い人気案件も多くなります。お仕事の選択肢を広げ、希望のお仕事に就くためには、自分の出来ることを整理して、日々スキルを磨いておくのがおススメです。

長期派遣はこんな人に向いている!

長期派遣はこんな人に向いている!

長期派遣の大きな魅力は、同じ業務を継続して行うことでじっくりスキルを磨けるということ。
契約満了となり次のお仕事に就くときにも、長期で働いて得た経験を自身のキャリアとして職務経歴書やプロフィールに書いてアピールすることもできます。
また、派遣先の上司や同僚などとの出会いが、成長のチャンスになることも。短期のお仕事に比べて、派遣先での人間関係も築きやすいため、コミュニケーションを大切にしながらお仕事をしたい方に適した働き方です。

さらに、長期のお仕事は、「いつまで」と決まっているわけではないので、就業期間中に経験を積み、スキルを磨くことも可能です。そうすれば、キャリアアップの可能性も広がっていくことでしょう。
実務に役立つ資格取得を目指したり、スキルアップにつながる講座を受講したりと、キャリアアップにつながる努力を続けていれば、次のお仕事の幅も広がるでしょう。

長期派遣のお仕事を辞める際に気をつけておきたいこと

派遣契約は一般的に3ヶ月ごとの更新で、契約期間満了の1ヶ月前に、派遣会社から契約更新するかどうかの意思確認が行われるケースがほとんどです。遅くともそのタイミングで、派遣会社の営業担当へお仕事を辞める(次回の更新はしない)という意思を伝えましょう。

ここで注意しなければならないのは、まず派遣会社へ先に意思を伝えるということ。実際にお仕事をするのは派遣先なので迷ってしまうかもしれませんが、あくまで派遣社員と雇用契約を結んでいるのは派遣会社。派遣先へ先に伝えるのはNGです。派遣会社側の後任探しや、業務の引継ぎなどの作業も発生するため、周りへの影響を最小限にするためにも、早めに意思を伝えるようにしましょう。

短期派遣はこんな人に向いている!

短期のお仕事は、決算期の経理補助、年末調整書類のチェックなど、企業の繁忙期や季節要因によって、一定期間に集中して発生します。基本的に期間が決まっているため、スケジュールが立てやすいことが大きなメリット。期間限定で働きたい方、次の就職までのつなぎのお仕事を探している方、プライベートと仕事の両立を重視したい方、特定のスキルを取得したい方などにおススメです。

また、決算期の経理アシスタント募集などでは、実務未経験でもチャレンジできるケースもあり、専門職へのキャリアを開くための足掛かりにもなります。ある程度求人ニーズが高まる時期が想定できるお仕事なら、逆算してスケジュールを調整することもできます。くわしくは、派遣会社に相談してみましょう。

長期派遣を希望する方は派遣会社の営業担当に相談しよう

長期のお仕事にも短期のお仕事にも、それぞれのメリットがあります。自分にとってどのような働き方がベストなのか“自分らしい働き方”を見つめなおし、お仕事選びに活かしましょう。

6ヶ月以上働ける長期のお仕事を希望している方は、まずは派遣会社の営業担当にその旨を伝えてください。今のスキルと希望のお仕事を照らし合わせて、どのようなスキルがあれば長期就業や契約更新につながりやすいのか、アドバイスをもらえます。理想のキャリアプランを一緒に考えていきましょう。

自分らしい働き方を見つけるために、パソナに相談してみませんか?

パソナでは、ご就業後から専任のキャリアコーチがこれから先を見据えたキャリアサポートをいたします。今のお仕事の悩みはもちろん、プライベートとお仕事との両立など、お気軽にご相談ください。毎日が充実する働き方を、一緒に探していきましょう。

参考サイト:

みんなの仕事ラボ(シゴ・ラボ)は、働くすべての方々に向けたキャリアアップ、スキルアップのためのお役立ちサイトです。
「仕事はずっと続けるつもりだけど、このままでいいの…?」「何かスキルを身に着けたいけど自分には何が向いているか分からない」「職場でこんなことがあったけど、これって普通?」など、お仕事をする上でのお悩みや困ったをお助けするヒントやちょっとしたアイデアをお届けします。