試算表と合計残高試算表の違いは?

経理を始めて間もない方にとって、不安を感じる業務の1つが“決算”ではないでしょうか。

「もし、仕訳ミスや計算間違いをしてしまっていたら…」そのような不安の味方になってくれる試算表ですが、決算業務においてどのような役割を果たしているのか、きちんと説明できますか?

今回は、試算表と合計残高試算表の違いについて解説します。

試算表とは

試算表とは、総勘定元帳の記入がきちんと行われているかどうかを確認するための計算表のこと。主に月末や期末に作成され、計算にミスがないかを試すことから、「試算表」と呼ばれています。

試算表には「合計試算表」「残高試算表」「合計残高試算表」の3種類があります。

合計残高試算表とは

「合計試算表」と「残高試算表」をまとめた表が「合計残高試算表」です。「合計試算表」と「残高試算表」がどのようなものかよくわからない…という方のために、ひとつずつ解説しましょう。

合計試算表

すべての勘定の借方・貸方を集計して、合計値を出す試算表のことです。

注意しておきたいのは、表内で借方と貸方の合計値は必ず一致していなければならない、ということ。つまり合計値にズレがあった場合は、どこかで数値に誤りがあるのです。

ミスの発見が容易な点が長所ですが、勘定ごとの残高がわからないという短所もあります。

残高試算表

諸々の勘定における貸借の全合計額の残高を集計した表のことです。合計試算表と同じく、残高試算表も借方・貸方の合計値が一致していなければなりません。

残高試算表は貸借対照表(B/S)などを作成するときに便利ですが、転記ミスが起きた際に見つけにくいというデメリットもあります。

合計残高試算表

合計試算表と残高試算表をひとまとめにしたものが、合計残高試算表になります。2つの試算表を合わせていますので、完成度の高さはダントツ。ただ、少々準備に手間がかかるものですから、時間に余裕を持って作成したいところです。

 

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