用語

2017/02/06

「船荷証券(B/L)」を入手する流れを把握しよう!

こんにちは!貿易女子の円(まどか)です。前回から、輸出手続きの流れについて「船積み・通関手続き依頼」「輸出通関手続き」「船積み手続き」と業務を細かく分けて紹介していますが、今日は「船荷証券(B/L)入手の流れ」についてご紹介しましょう。

(注)今回の記事では「船荷証券(B/L)」という書類の役割、概要については詳しく説明していません。詳しく知りたい方は、「船荷証券(B/L)の記載内容はじっくり確認!」、「B/LとSea Waybillの違いを知っていますか?」をご覧ください。

「船荷証券(B/L)」はフォワーダーが船会社に発行を依頼し輸出者に対して発行される

これまで貿易キャラナビの「貿易用語」コーナーでは、船荷証券(B/L: Bill of Lading ※以下B/Lと記載)は船会社が発行しているとご紹介してきましたが、今回はどのように発行されているのか、具体的にその流れをご説明していきます。

ちなみに、商社や貿易会社では、輸出通関業務や船積み業務と同様、B/L発行に関する手続きについてもフォワーダーに代理でしてもらっていることが多く、貿易事務の仕事では船会社に直接依頼することはまずありません。ただ、貿易事務の仕事をしている方でも、どのような流れでB/Lが発行されているのかは知っておきましょう。

では最初に、B/L発行における「輸出者・フォワーダー・船会社」の三者の関係性と、全体の流れをご覧ください。

図を見ていただくとおわかりの通り、フォワーダーは輸出者の船積み依頼を受ける際、輸出者から船会社にB/Lの発行に必要な書類(情報)をもらいます。そして、その情報をもとに船会社へB/L発行を依頼します。

※コンテナ船で輸送する場合はドック・レシート(D/R: Dock Receipt)またはB/L Instruction(B/I)、在来船での輸送の場合はメイツ・レシート(M/R: Mate’s Receipt)という書類を提出し、B/Lを発行してもらいます。ただ、最近ではB/L発行依頼に書類(カミ)が使われなくなってきており、NACCSという貿易専用のコンピューターシステムを利用してオンラインで行われることも多いようです。

その後、船会社は貨物の船積み完了後にB/Lを作成します。ちなみに、インコタームズ(貿易条件)がCIPやCFR、DDTなど“輸出者が海上運賃を負担する契約になっている”場合は、輸出者は船会社に海上運賃を支払って※、B/Lを入手します。(輸出者が海上運賃を負担しない場合でもB/L発行手数料は発生します。)

※フォワーダーが輸出者の代理人として支払いを立て替え、書類を入手することも多いです。

輸出者はB/Lを入手したら記載内容をしっかり確認しよう!

B/Lは、輸出者にとって船会社が貨物を受け取ったことを示す貨物の受取証であり、輸入者にとっては輸入地で貨物を引き取るときの引取証となる重要な書類です。

輸出者はB/Lを入手したら、その記載内容に間違いがないか必ず確認します。そして、もし記載内容に不備があった場合は、船会社に訂正依頼の手続きを行いましょう。

特に信用状取引の場合は、B/Lに記載されている内容が信用状に記載されている内容(信用状条件)通りか、“一字一句”確認するくらいの注意が必要です。というのも、万一、信用状条件と異なっていれば銀行にB/Lを引き取ってもらえない(=商品代金を受け取れない)こともあります。十分に注意しましょう。

※B/Lの内容はすべてが重要項目といっても過言ではありませんが、とりわけ、Shipper、Consignee、Notify Partyの記載欄と、Description of Goodsなど品名や数量、荷印など記載された箇所は念入りにチェックしましょう。詳しくは「船荷証券(B/L)」の記載内容はじっくり確認!をご覧ください。

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