“うっかり忘れてた!”って自然に言えるかな?ネイティブが思わず言っちゃうこの表現!
今回のビジネスイングリッシュのテーマは「忘れていた!」という場合の表現について。
使用する際の注意点や、シーン別の表現のパターンをご紹介します。
意外と簡単! 英語版 “うっかり忘れてた!”
どんなことでも “うっかり忘れてた!” は無いにこしたことはありませんが、実際これまで一度もうっかりしたことが無い人もいないのでは? そんな時、思わず言ってしまう “忘れてた!” の表現がこちら。
“It slipped my mind!”
あえて直訳するなら “それが心(記憶)から滑り落ちていた!” となりますから、まさに日本語の “うっかり” をよく表している英語ですよね。親しい間柄の人にもオフィスでも使える表現で、このような状況の時には最もよく使用されます。さらに強く “すっかり忘れてた!” と言いたい時には “completely” や“totally” を強調表現として使うことが多いです。
ただ、気を付けるべきことが一点。センテンスを見ていただくとお分かりのように、主語は “It” です。つまり、何が記憶から抜け落ちていたのか、その項目が明らかになっている時に使えます。例えば次の英語のように、忘れていることを人から指摘されて思い出した時などは、ちょうどこの表現を使うのにピッタリな状況でしょう。
“You are supposed to bring my book and give it back to me.”
本を返してくれることになっていたけれど…。
“Sorry!It totally slipped my mind!”
ゴメン!すっかり忘れてた!
“Do you remember (that) the deadline for a new proposal is today.”
今日が新提案の期限だと覚えていましたか?
“It completely slipped my mind.”
すっかり忘れていました。
別の言い方で、動詞 “forget” を使用する表現も。その場合は人が主語になります。先述のような状況ならこちら。
“I’m sorry, I forgot to bring your book. I was going to give it back to you.”
本を持って来るのを忘れてゴメンなさい。返すつもりだったのですが…。
“I completely forgot that today is the deadline for a new proposal.”
今日が新提案の期限であることを、すっかり忘れていました。
動詞に “slip” を使うか “forget” を使うかの区別は、主語の違いだけですから、そんなに難しくないですよね。主語が “It” か “人” か、で覚えましょう!