この秋は読書で心にサプリメントを!働く女性にオススメしたい話題の本をご紹介
皆さんは最近本を読みましたか?
かつては読書家だったという方も「忙しくてなかなかゆっくり本を手に取る暇がない」「空き時間もついスマホを見てしまい、読書からしばらく遠ざかってしまっている」ということが多いのではないでしょうか。
しかし、一冊の本を読むことで、物語の世界に入り込む楽しさや価値観が変わるような考え方、体系化された知識を得ることができます。
そこで今回は、シゴ・ラボ編集部がオススメする「この秋、働く女性に手に取っていただきたい話題の本」をテーマ別にご紹介します。
- 目次
- 働くモチベーションUPに繋がる!?女性のためのお仕事小説
- お仕事に役立つ!スルスル読めるスキルアップ本
- ちょっとココロが疲れたときに読みたいサプリ本
- 本はあなたの気持ちを後押ししてくれる強い味方!
働くモチベーションUPに繋がる!?女性のためのお仕事小説
原田マハ「本日は、お日柄もよく」
幼馴染の結婚式で感動的なスピーチと出会ったことがきっかけで、伝説のスピーチライターに弟子入りし、選挙のスピーチライターとして働くことになった女性が主役のお仕事小説。
きっちりと整えられた言葉ではなくても、真剣に考え、血の通った言葉で伝えることで、「人の心を動かせる」ということが、物語を通じて実感できます。作品中に登場するスピーチにも、大きく心を揺さぶられるはずですよ!
また、物語の序盤に現れる「スピーチの極意 10箇条」は、人前で話す際にも役に立ちますよ。ストーリーの面白さだけではなく、お仕事で役立つ一冊としてもオススメです。
辻村深月「ハケンアニメ!」
人気女性雑誌で連載されていた、アニメの制作現場で働く女性たちの姿をイキイキと描くお仕事小説です。
タイトルの「ハケン」とは、そのクール(放送期間の単位で1クール=3ヶ月)で、DVD・ブルーレイが一番の売り上げ実績をあげた、つまりは「覇権」を握ったナンバーワンアニメのこと。プロデューサー、監督、アニメーター(作画担当)たちがそれぞれの立場でお仕事へ情熱を注ぎ、「ハケンアニメ」を目指して奔走する姿に、きっと心を打たれるはずですよ。
また、お仕事に行き詰ったときや新しいチャレンジを決めたときなど、働く女性たちにとって共感できるセリフがあらゆるシーンに散りばめられているのもポイント。1つの作品を完成させるために、自らに与えられた職務を全うしていく姿に、「私もがんばろう!」とやる気をもらえるのでは。
お仕事に役立つ!スルスル読めるスキルアップ本
阿部紘久「文章力の基本 簡単だけど、だれも教えてくれない77のテクニック」
一般企業で企画職として働いてきた経験・知識を活かし、学生への社会人の文章指導を行う著者による「わかりやすく、伝わる文章」を書くための77のテクニック。ビジネスの現場で磨かれた簡潔・明瞭な文章表現のノウハウが詰まっています。
「短く書く」「自然な正しい表現で書く」など、普段なかなか教わる機会のない社会人に求められる文章術について、改善前の原文と改善後の文章を比較しながら学べます。
「ビジネスメールでのコミュニケーションが苦手…」といったお悩みがある方は、文章力の基本を学びなおすことで、解決への糸口が見つかるかもしれませんよ。
筒井美希「なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉」
「PowerPointで作ったチラシのデザインが、どうもイマイチ…」「プレゼン資料をもっとスタイリッシュにしたい!」など、デザインを本業にしている方だけではなく、通常業務でデザインスキルが必要となる方にもオススメの一冊です。
「良いデザイン」と「あと一歩のデザイン」を比較しながら、違いがどこにあるのかを、図解やイラスト、写真などのわかりやすいビジュアルと共に解説。参考書でありながら、パラパラとページをめくっているだけでも、そのエッセンスを身につけられるでしょう。
デザイナーが普段どのようにしてデザインの良しあしを判断しているのか、その考え方やルール、思考のプロセスも知ることができますよ。
ちょっとココロが疲れたときに読みたいサプリ本
上野千鶴子「上野千鶴子のサバイバル語録」
人生、仕事、結婚、家庭、老後、そしてひとりを生き抜くために。東京大学の入学式での祝辞も話題になった女性学のパイオニアである著者の、過去の著作から選り抜いた140の“サバイバル”語録集。
「人生の勝負は、短期間では決まらない」「立ちはだかる壁は、迂回せよ」「友情にはメンテナンスが必要」など、多くの女性がドキッとするような言葉の数々がつづられています。心が動いたページへ付箋を貼っておき、後日読み返すことで、心の変化や成長に気づくことができるのではないでしょうか。
お仕事に行き詰ってしまったときや、心が疲れてしまったときなどに役立つ、あなたの「お守り」となるメッセージを見つけてみてください。
森下典子「日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ」
「お茶」の魅力を通して、20代から40代にかけて、著者が自分と向き合う姿を瑞々しく描いたエッセイ。2018年には映画化されて、話題にもなりました。
雨の音、そして風の匂い。毎日忙しく過ごしていると、季節の変化をつい見逃してしまうことがあります。そんなとき、主人公がお茶を通して感じた気持ちの変化に触れることで、読者自身もさまざまな気づきを得られるでしょう。
今の自分の状況を不安に感じてしまうとき、心がざわめいたとき、手に取っていただきたい一冊です。
本はあなたの気持ちを後押ししてくれる強い味方!
秋にオススメの話題の書籍をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?日々のお仕事で疲れてしまったときやパワーアップして頑張りたいとき、本は傍に寄りそって、あなたの背中を後押ししてくれる存在でもあります。
この秋は、読書で心を落ち着かせ、ゆっくりと自分の気持ちに向き合う時間をつくってみてはいかがでしょうか。今回ご紹介した中で、ピンとくる一冊があれば、ぜひ手に取ってみてくださいね。
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