職場で悪口大会スタート!うっかり巻き込まれたときの対処法
職場で円滑な人間関係を保つのは、とても大切なこと。しかしながら、どんなに良い人間関係を保とうとしていても、誰かの悪口を言う人はどこの職場でもいるものです。今回は、いわゆる「悪口大会」を上手に切り抜けるためのテクニックについて解説します。
悪口はハイリスク・ノーリターンである
さまざまな人が集まる職場では、悪口を言う人に出会うこともあります。場合によっては、会話の流れでつい人の悪口に賛同してしまったという方もいるかもしれません。しかし、悪口を言うことは生産性がないだけでなく、周りからの信用を失ってしまう可能性もあります。たとえ自分が直接悪口を言ったわけではなくても、人の悪口に賛同すれば同じこと。その場に流されて軽い気持ちで発した言葉が、回り回って自分の評価を下げてしまいかねないことを、もう一度意識しておきましょう。
悪口大会に巻き込まれそうになったときの3つの回避策
うわさ話や悪口は「言わない」「同意しない」というのが得策です。しっかりした態度を貫いていれば、「あの人は誰の悪口も言わない人だ」と認識され、次第に悪口大会には呼ばれなくなります。職場で悪口大会に巻き込まれそうになったときは、今からご紹介する3つの回避策を思い出してくださいね。
1.その場を立ち去る
一番の回避策は、その場から離れるということ。悪口大会が始まりそうな空気を感じたら、すぐにその場を去りましょう。あからさまに避けていると受け取られないよう、「ちょっと資料を取ってきますね」などの理由をつけて、さりげなく離れましょう。
2.同意しない
「そうですよね」という言葉は、相手の意見への同意とみなされるため、悪口大会では封印しましょう。だからと言って、何も言葉を返さないわけにはいきませんよね。そのようなときには、相手の意見に同意をしないよう返答をするのが正解です。シンプルに「そうですか」と返答したり、相手を主語にして「●●さんは、そんな風に感じていらっしゃるんですね」と返したりするとよいでしょう。
3.共感するフリをして話を聞かない
人の悪口=ネガティブな言葉を浴び続けていると、思いのほかストレスがたまるものです。相手の話が長引くときには、適度にあいづちを打って話を聞き流すのも賢い方法。「へぇ~、そうなんですか」「いろいろあるんですね」などは、同意こそしていないものの、相手の話に感じ入っている姿勢を表せる便利な言葉です。
周りから浮くことを恐れず、自分の姿勢を貫いて
悪口を言う人には、相手に共感してもらいたいという強い欲求があります。自分の話を聞いてくれる人、賛同してくれる人がいれば、どんどん話がエスカレートし、悪口仲間に取り込もうとすることも。ここは、あえて周りから「浮く」ことを恐れず、自分の姿勢を貫きましょう。ただし、悪口を言う人だからといって相手を拒絶するのではなく、あくまで「悪口には参加しない」という姿勢を示すことが大切。どんな相手とも対等な距離感を保ち、誠実に接することを心がけましょう。その姿勢が、結果的には信頼を得ることにもつながります。
まとめ
新しい職場などでは、「多少はうわさ話に参加したほうが、人間関係を作りやすいかも…」と、気持ちが揺らぐことがあるかもしれませんが、そのようなときこそ、うわさ話や悪口が及ぼすリスクをしっかりと考えて。焦らず、流されずに目の前の仕事に真摯に取り組んでいけば、職場でも自然と良好な人間関係を築いていけるでしょう。