【派遣社員の転職】同業他社の派遣先へ転職するときに気をつけるべきこと
「色々な会社を経験して、スキルアップを図りたい」「これまでの経験を活かして、給与アップを目指したい」といった思いから、同業他社(現職と同じ業界の企業)への転職を検討している方は多いのではないでしょうか。
しかし、同じ業界だからこそ、転職時に注意した方が良いポイントがあります。
今回は、派遣社員が次の就業先として、同業他社へ転職するときに知っておきたいことをまとめました。
同業他社へ転職する派遣社員が気をつけるべきことって?
派遣社員が次の派遣先を探す際、これまでに培った実務スキルを活かし、さらに新しい知識を身につけたいという思いで、同業他社を検討することも多いのではないでしょうか。
業務の幅が広がれば、転職によって、給与アップを実現できる場合も。新たに派遣社員を受け入れる派遣先企業としても、同じ業界での実務経験が豊富な人材は即戦力になるため、積極的に採用する傾向があります。
その一方で、現在の派遣先企業としては、「自社のノウハウなど会社の重要な資産が流出してしまう事態は避けたい」という思いが当然ながらあります。
そのため、派遣社員が同業他社へ転職する際は、これまでお世話になった派遣先企業に失礼がないように、社会人としてのルールを守って、転職することが大事です。
その基本的なルールとして、守秘義務とは何か、どういった情報が機密事項になるのかをしっかり理解しておきましょう。
派遣社員の守秘義務について
守秘義務とは、業務上知りえた情報を外部に漏らさない(秘密を守る)義務のことを意味します。
各派遣会社は、就業規則の中に「守秘義務」や「機密情報保持」の規定を設けており、何が秘密(機密)情報に当たるかを具体的に定めています。
派遣社員は、その規定を遵守する必要があります。万が一、守秘義務に違反した場合は、懲戒となる可能性もあるので、注意しましょう。
書類やパソコンを扱う業務の場合は、機密情報に触れる機会も多くなります。情報の取り扱いや守秘義務の遵守については、転職時だけでなく、日ごろから高い意識を持つようにしましょう。
守秘義務について詳しく知らないという方は、この機会にパソナの「秘密情報保持規定」に一度目を通してみてはいかがでしょうか。
ここだけは押さえておこう!守秘義務のポイント
・派遣社員は、業務上知りえた情報を外部に漏らしてはいけません。また、それは雇用契約満了後も同様です。
・派遣先での就業中は、メール送付先の確認やパスワードの設定など、情報の管理に細心の注意を払うようにしましょう。
・退職の際は、会社に関するデータや書類などを持ち出すことはせず、速やかに返却または破棄するようにしましょう。
同業他社への転職で、さらなるスキルアップを目指す!
守秘義務をしっかりと守り、契約期間を全うできていれば、スキルを活かして同業他社へ移ることは全く問題ありません。
同業他社への転職によって、業界特有の知識や専門性に磨きをかけることも可能になるでしょう。これは、事務系の専門職種として人気の高い経理、貿易事務、秘書などにも言えること。
たとえば、まずはアシスタントとして実務経験を積んだら、次は同じ業界の別の会社にチャレンジし、さらに経験値を高めて、スペシャリストへとステップアップする…といったキャリアアップも実現できるはずです。
同業他社への転職を成功させるためには、お仕事を通した実務経験だけでなく、積極的にスキルアップの努力を重ねることが大切です。
パソナの社会人向け講座「PASONA CAREER COLLEGE」では、レベルに合わせた実務講座や、キャリアアップにつながる資格対策講座が充実しているので、ぜひ有効に活用してみてください。
また、自分らしいキャリアを実現するための無料のキャリアデザイン講座や個別のキャリアコンサルティングなども随時実施しています。
派遣のメリットを最大限に活かして理想のキャリアを目指そう!
転勤や異動のある正社員とは異なり、派遣先や業務範囲・就業期間が契約で明確に決まっているのが派遣社員の特徴。派遣社員であれば、自ら職種を選び、専門分野に特化したスペシャリストを目指すことも可能です。
職種や業界に関する知識を増やし、専門性を高めるために「派遣で同業他社への転職をする」というのも、理想のキャリアパスを描くための手段と考えてみてはいかがでしょうか。憧れの働き方を手に入れるために、今からできることを始めてみませんか?
参考サイト