経理の転職に有利な資格は?
キャリアアップを見据えて転職を考える場合、経理としてどのような資格を取っておくと有利に働くのでしょうか。さまざまな資格があって、どれを受ければ良いか決められない!という方もきっといらっしゃるでしょう。そこで今回は、経理職の方が取得しておきたいオススメ資格についてご紹介します。
転職時に経理が持っておきたい資格とは
経理職の方が取っておきたい資格といえば、日商簿記検定を思い浮かべる方も多いと思いますが、他にも強みになる資格があります。それはどのような資格で、取るとなぜ転職に有利になるのか、以下で詳しく見ていきましょう。
給与計算実務能力検定
まず、最初にオススメしたいのが「給与計算実務能力検定」。この資格を取ることで、採用担当者に給与計算業務の知識や遂行能力をアピールすることができます。給与計算はどこの会社でも発生する業務なので、取得すれば、武器のひとつになるでしょう。
FASS
「FASS(経理・財務スキル検定)」は経理職としての実務能力をアピールしたい方にオススメの資格。日商簿記と比べて実務スキルがより正確に測れるほか、「税務」や「資金」といった日商簿記の試験範囲外の知識も身につけることができます。そのため、勉強したことを直接業務に役立てることも可能です。スキルの測定精度が高いことから、企業におけるFASSの評価は年々高まっているようです。
MOS
「MOS」は、ExcelやWordといったMicrosoft Office製品の操作スキルを測る検定です。経理にとってExcelやWordのスキルは必ず要求されるものなので、MOSの資格を取得することもスキルアップ方法のひとつ。また、MOS取得を目指す中で、これまで知らなかったExcelやWordの操作方法や使える機能を知ることができるため、実務においても非常に役立ちます。
BATIC
すでに日商簿記2級を持っていて、さらに仕事の幅を拡げたいという方にぴったりなのが「BATIC(国際会計検定)」です。この資格では、英語と国際会計に関するスキルが問われますが、簿記の知識がベースになっているので、日商簿記2級以上を取得している方の次のチャレンジとしてオススメ。
海外に取引先や支社のある日本企業や外資系企業に転職したい方は、取っておいて損はない資格です。また、次にご説明する「USCPA(米国公認会計士)」と試験範囲の重複が見られますので、将来的に「USCPA」の取得を目指している方にとっても取得メリットはあると言えるでしょう。
USCPA
国際会計のプロを目指すなら、やはり「USCPA(米国公認会計士)」を取らないことには始まりません。非常に取得が難しい資格ですが、取得すれば国内企業の経理・財務や金融機関だけでなく、海外の会計士事務所などで働くことができる可能性も。世界を舞台に活躍したいという方は、ぜひ資格取得への挑戦を検討してみてください。
資格の着実な取得がキャリアアップにつながる
資格の難易度によっても企業からの評価は異なりますが、どの資格であっても、資格取得に挑戦している意欲は評価されますし、“資格保持者”という肩書きが転職時の武器のひとつにもなります。また、資格取得に向け勉強を重ねることで、これまで身についていなかった知識やスキルを吸収できるのが大きなメリット。
経理職としてのキャリアアップを目指すなら、着実に知識をものにできるよう、ぜひ自分の将来やこれからのキャリアを見据えた資格取得に挑戦してみてくださいね!
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