【勉強】経理・会計のスキルアップにつながるGW(ゴールデンウィーク)の過ごし方
決算関連処理の時期と重なるため、GW(ゴールデンウィーク)中もなかなか落ち着かないことが多い経理のお仕事。
休めるときにはしっかり休んでおきたいものですが、休日をただ何となく過ごすだけでは、時間がもったいないですよね。
そこで今回は、経理・会計職のスキルアップにつながるGWの過ごし方についてご紹介します。
休み中も「メリハリ」をもってスキルアップを!
一定期間お仕事から遠ざかると、感覚を取り戻すのに時間がかかってしまうこともありますよね。そこで、長期休暇後すぐにエンジンをかけるために、休みの間も「メリハリ」をもってスキルアップに挑戦してみてはいかがでしょうか。
実は、GW中は資格試験の勉強へ充てるのに最適なタイミング!普段は忙しくて帰宅後に勉強が手につかないかもしれませんが、時間や余力があるこの機会を逃す手はありません。できる経理パーソンたるもの、常にスキルアップを意識したいものですね。
GW中に勉強すべきオススメの資格
「実際にどんな資格の勉強をすればいいの?」と疑問に思う方もいるでしょう。ここからは、GW期間中に勉強すると良いオススメの資格を紹介します。
全経簿記
まずオススメなのが、公益社団法人である全国経理教育協会が主催する「全経簿記」。簿記検定といえば「日商簿記」を一番にイメージしがちですが、全経簿記のほうがやや難易度が低め。また、全経簿記上級の資格を取得すれば、税理士試験を受けられるというメリットもあります。
全経簿記の試験は毎年5月、7月、11月、2月に行われています。5月受験の直前対策、7月受験のための集中特訓をするなら、GWは打ってつけのタイミングですね。
※関連記事:『【資格】「全経簿記上級」は役に立つのか?』
中小企業診断士
日本国内のほとんどを占める中小企業の経営課題に対応し、診断や助言などを行う専門家としての資格が中小企業診断士です。人気のある国家資格で、中小企業への経営コンサル的なアドバイスのほか、行政や金融機関をつなぐパイプとしての役割も任されています。
中小企業診断士は5月上旬から願書が配布され、資格試験は例年だと8月上旬に行われます。GWあたりから願書の準備を始め、試験本番まで勉強に励むと良いでしょう。
公認会計士
公認会計士とは、経理や会計、財務の世界で最高レベルの地位を誇る資格。公認会計士になると、財務諸表監査に徹底的に携われるほか、内部統制監査や国際財務報告基準であるIFRSの導入支援などもメイン業務に。近年、公認会計士の社会的価値はどんどん高まっています。
公認会計士は、「合格率は約10%、総勉強時間は3,000時間以上」と言われるほど難しい資格。例年にわたって短答式試験が5月下旬に行われていますので、GWを使ってラストスパートをかける心づもりでいると良いでしょう。
※関連記事:『【英文経理】IFRS検定とBATIC、受験するならどちらが良いの?』『【資格】公認会計士と税理士、どっちになるべき?』
GWを活かして資格取得とスキルアップの両立を図ろう!
経理関連の資格取得とスキルアップに最適なタイミングでもあるGW。もちろん、ゆっくり休むのも良いですが、ただ何となく過ごすのではなく、しっかり目的意識をもった時間の使い方ができるよう、心がけてみてはいかがでしょうか。また、資格の取得に加え、その過程でいかに自分のスキルを伸ばしていけるかも重要なポイントです。
経理・会計・財務のスキルアップを目指して、ぜひ有意義なGWを過ごしてくださいね。
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