「SWIFT(スウィフト)コードって何ですか?どの金融機関にもあるの?」

こんにちは!貿易女子3年生、ゆにです。朝晩がひんやりしてきたので、少し薄手の羽織るものが欲しいなぁと、最近は会社帰りにウィンドウショッピングをしています♪でも、今日は喫茶カイコクへ。ここのマスターは元商社マンで貿易にとても詳しくやさしく教えてくれるので、私は仕事でつまずいたり、わからないことがあったときは、いつも相談しているんです。
お待たせしました。ご注文のカフェラテです。
ありがとうございます。マスター、今日も貿易のことというか仕事のことでお聞きしたい話があるんですが、聞いていただけますか?
ええ、もちろんですよ。どんなことでしょう?
ちょっと話が長くなるんですが、SWIFT(スウィフト)コードのことなんです。今、私が関わっている輸入案件で、初取引となる中東の企業があるんですが、今日、銀行口座情報(Banking Information)を入手したんです。それで、経理の方に連絡したところ「SWIFTコードの情報がないから、聞いておいて」と言われたんです。
ええ。
それで、私、そのときSWIFTコードって何かわからなかったので、経理の方に聞いたら、8桁か11桁のアルファベットと数字のコードですって教えてもらって。あー、それなら見たことがある!とわかったし、先方にもSWIFTコードを教えてくださいとメールも出したんですが…、そもそもSWIFTコードって何なんだろう?って気になりまして…。金融機関すべてにコードがあるのかな~?とか。
なるほど。SWIFTコードというのは、国際送金などの際に相手方の銀行を特定するための“金融機関識別コード”で、国際送金業務を行う世界の金融機関はすべて、SWIFTコードをもっています。もちろん、日本の銀行や信用金庫などもです。
※SWIFTコードは、SWIFTアドレス、BIC(ビック)コードとも呼ばれることもあります。
そうなんですね。
ええ。ちなみに、ひとつの銀行にひとつのSWIFTコードがあるのですが、SWIFTコードを使用するメリットは、国際送金等の業務が正確かつスピーディーにできることにあります。たとえば、相手方の銀行を特定できれば、通常入力が必要な銀行名、支店名、口座の種類などの情報を省略し、受取人口座番号(口座コード)を入力するだけで送金処理ができる…ということが、メリットのひとつだといわれています。
なるほど…。SWIFTコードと口座番号だけで特定できるなら、それはすごいメリットですよね。
実務において、経理の方が銀行に依頼するときには銀行名や支店名、口座名義人などの細かい情報も入力されていると思うのですが、国際送金システム上では簡易化されるのかもしれません。
ん~、金融の世界も奥深いですね。マスター、勉強になりました。ありがとうございます。
いえいえ、どういたしまして。ごゆっくりしていってくださいね。