「コスト意識」をUPさせて、企業から求められる人材になろう!
「企業から求められる人材ってどんな人?」その答えのひとつは、「コスト意識 の高い人材」と言えるでしょう。なかなかモノが売れない時代において、企業は売り上げアップだけでなく、社内に目を向けてコスト削減に励むようになりました。そんな風潮の中、しっかりしたコスト意識を持ち、高いパフォーマンスを上げる人材が、企業に求められています。
「コスト」に意識を向けてみよう
社会に出て働く以上、身の回りのものには全てコストが生じています。オフィスの賃料やパソコン、ペン1本にいたるまでコストがかかっています。だからこそ、働く側は会社がかけるコスト(給与)に見合った利益を創出できているか、常に自らを振り返らなければいけません。
では、具体的にコストを削減するためには、どんな行動を取ればよいのでしょうか。まず思いつくのは、印刷ミスを減らす、ペーパーレス化を図るなど「モノ」に対するコストを減らすことですよね。そこから一歩前進するために大切なのは、時間もコストであると認識すること。あなた自身が作業に費やす時間はもちろんですが、同僚に仕事を頼んだり、上司に質問をしたりするのでさえ、相手の時間を奪っている(=コストをかけている)ということを忘れてはいけません。
成果につながる稼働時間を増やす意識を持つ
「時間もコストである。」この気づきを得ることは、大きな一歩!次に意識したいのが、「成果につながる時間を増やす」ということです。たとえば、実働8時間の場合でも、8時間すべてが稼働時間ではありませんよね。トイレ、喫煙、立ち話、ドリンクを買いに行く、資料探し、発生したミスの対応などは、会社の利益にはつながらない時間です。仕事ができる人に共通するのは、いかにムダを減らして効果につながる時間を多く作り出し、パフォーマンスを向上させるか常に意識を向けているということです。
ムダ・ムリ・ムラを徹底カット!
稼働時間を高めるための施策として、「ムダ・ムリ・ムラ 」というものがあります。これは、主に生産管理の場面でよく使われる言葉で、負荷が能力を下回っている(ムダ)、反対に負荷が能力を上回っている(ムリ)、ムダとムリが混在して時間によって現れている(ムラ)という、3つの状況を指します。自分の行動を振り返り、改善につなげましょう。
① ムダをカット!
・作業に必要なモノの置き場所を決め、探すムダを省く
・作業を始める前の事前確認を欠かさない
・ToDoリストを作り、優先度の高いものから着手する
② ムリな状況を作らない!
・効率が落ちないよう、作業環境を改善する
・不測の事態が生じた場合は早めに上司に相談する
・無理のないスケジュールを立てる
③ ムラを作らない!
・日によって成果に違いは出ていないか、作業のムラをチェックする
1つ1つはささいなことでも、常に「ムダ・ムリ・ムラ」がないかを意識して見直すと、どんどん作業効率や精度は上がります。また、関係者との適切なコミュニケーションも、大切であることがわかりますよね。ぜひ、これらのポイントを心に留めながら、日々の業務に取り組んでいきましょう。
まとめ
「コスト意識を持ってパフォーマンス向上に努める」というのは重要なスキルです。自助努力で身につけることのできるテクニカルなスキルとは違い、これは実際にお仕事の現場で他者との関係を築きながらでないと磨くことができません。また、コスト意識を高めることで、コミュニケーション力、段取り力、セルフモチベーションといった力もついてきます。まずは、小さなことからでもいいので「ムダ、ムリ、ムラ」を見つけることから始めていきましょう。
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