悩み・質問

2016/06/10

お仕事探しが有利になるのって、どんなタイプの人?

著者: シゴ・ラボ編集部

お仕事探しが有利になるのって、どんなタイプの人?

雇用形態に関わらず、職場の人間関係は社会人にとって大きなお悩みのひとつ。「転職したばかりの職場でなじむにはどうすれば良い?」「派遣先とはどう関わっていけばいい?」など、戸惑う場面も多いことでしょう。今回は、職務経歴書もしっかり作ったし、希望職種や条件はハッキリしている。でも、なかなかお仕事を紹介してもらえないのはどうしてだろう…。そんなお悩みを抱えている方はいませんか?その一方で、希望のお仕事を見つけてスムーズに転職している方がいるのも事実。今回は、転職活動を有利に進めるための見直しポイントをまとめました。

職務経歴書を見直してみよう

なかなか希望のお仕事を紹介してもらえない原因、それは職務経歴書にあるかもしれません。人材紹介会社の営業は、登録スタッフの職務経歴書や履歴書などの情報をもとに、お仕事を紹介する人を判断します。その時に、きちんと自分の強みや希望を書面上でアピールできていないと、希望のお仕事の紹介が減ってしまうことがあるのです。具体的に、次の2つを見比べてみましょう。

●NG例

株式会社ABC 営業事務に従事
・Excel、Power Pointを使用
・予算達成に貢献できるよう、きめ細かなフォローを心掛けてきました。
・コミュニケーション力には自信があります。

●OK例

株式会社ABC 営業事務に従事
・3名の営業メンバーの顧客(40社)を担当
・メール、電話による担当顧客のアフターフォローや新製品の提案(電話、メール、営業同行)
・Excel:四則演算、ピボットテーブルを使ったデータ集計
・Power Point:配布用営業資料作成、プレゼンテーション用スライド作成

NG例では、簡潔に書けているものの、具体性に欠けるうえに「きめ細かなフォロー」「コミュニケーション力に自信がある」という根拠がわかりません。OK例では、これまでやってきた仕事やスキルを具体的にイメージできますよね。職務経歴書を書くときには、「具体的」「簡潔」というポイントを意識しながら、見やすくまとめましょう。

自己理解を深めて強みを活かす

次に考えたいのが「どんなお仕事でも活かせる自分の強み」です。企業の人事担当者は「この人はこれまでにどんな経験をし、うちの会社でどのような成果を出してくれるだろうか」という観点で応募者を見ます。アピールポイントが多いに越したことはありませんから、テクニカルスキルだけではなく、「傾聴力」「ロジカルシンキング」「向上心」「リーダーシップ」などのヒューマンスキルも強みとして挙げましょう。参考までに、いくつか具体例をご紹介します。

・これまでに3名の新人社員の教育を担当し、ビジネスマナーには自信がある
・優先順位を考え、臨機応変に仕事に取り組むことができる
・正確性やスピードを意識しながら、確実に業務をこなすことができる
・業務効率アップのために独学でピボットテーブルを習得、月間のデータ集計時間を60%削減

いかがですか?具体的なエピソードを通して、仕事に対してどんな考え方を持ち、どんな努力をしてきたかが一目瞭然ですよね。「3名」「60%削減」など、具体的な数字が入ったアピールだとさらにわかりやすいでしょう。

応募する時点から、採用は始まっている!

職務経歴書の書き方、自己PRの見直しができれば、まずは安心です。さらに「お仕事を紹介してもらいやすい人の特徴」として、基本的なビジネスマナーを守り安心感・信頼感を感じられる人、コミュニケーション能力の高い人が挙げられます。また、お仕事の希望条件にある程度の幅があると、紹介できるお仕事の数が増えます。応募する前に一度、自分にあてはめて考えてみてくださいね。

まとめ

職務経歴書が最初に登録したときのままになっているという方は、この機会にぜひ見直してみましょう。どこを直せばいいかわからない時には、パソナのキャリアコンサルティングを活用してみませんか?ここでは、職務経歴書の書き方のアドバイスや、キャリアの棚卸による「強み発見ワーク」などを受けることができます。第三者の客観的な視点が入ることで、新たな道が開けるかもしれません。ぜひ、気軽にご相談くださいね!

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