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2014/05/22

【転職時の注意】上司へ退職を告げ、慰留されたらどうする?

著者: シゴ・ラボ編集部

【転職時の注意】上司へ退職を告げ、慰留されたらどうする?

転職先が決まって上司へ報告したとき、給与アップや昇進・昇格などの好条件を提示され引き止められる、つまりは慰留(いりゅう)されたなら、皆さんはどうしますか?今回は、なぜ会社は慰留するのか、慰留に応じた際どのような展望が考えられるかについてご紹介します。

基本的には慰留には応じないのが吉

結論から言えば、基本的には会社(上司)からの慰留には応じないことをオススメします。待遇改善、希望職種への配置転換、もしくは昇進・昇格を持ちかけられると迷うかもしれませんが、既に転職先が決まっているなら、思い切って断った方が良いでしょう。

そもそも会社はなぜ慰留するのか

では、そもそも会社はなぜ慰留するのでしょうか?その人の能力を認めているケースももちろんありますが、必ずしもそれだけではないかもしれません。なぜなら、誰かが会社を辞める際、会社には次のようなリスクが生じるからです。

・短期的に人手不足になり、業務に穴があく
・新たな人材採用に手間とお金がかかる
・採用した人材が業務や環境に慣れるまでに時間がかかる

つまり、業務に慣れた人が思い留まってくれることで、手間もお金もかからず、会社としては助かる状況になるわけです。

慰留に応じても良いことばかりではない

次に、先ほど「慰留に応じることをオススメしない」といった理由を詳しくご説明します。というのも、慰留の際に好条件を提示され、一度は踏みとどまったとしても、数ヶ月以内に再び転職を考えるというケースが少なくないという現状があるからです。その2つの理由をご紹介します。

会社が提示した条件が守られないことも

慰留の際の条件提示は、基本的に「口約束」であることが多く、「いつから」「どれくらい」が曖昧なケースもあります。場合によっては、その条件が守られずに会社への信頼が再び揺らぐ、という結果になってしまうこともあるようです。

一度退職を表明したことで、社内に居づらくなる

一度退職を宣言しているわけですから、周囲から「またいつ辞めると言い出すかわからない」と見られることを覚悟する必要があります。

加えて、転職先が決まっていた場合には先方へお断りを入れなければならず、その際にかける迷惑の大きさは計り知れません。

さらに、もし慰留に応じて労働条件が良くなった場合でも、その情報がどこかから漏れてしまうと、社内でひんしゅくを買う恐れもあります。そうなった場合は、今後会社に居づらくなってしまうという状況も想定されます。

感情に流されずしっかりと自分の意思を持とう

慰留を勧められる際、相手は情に訴えかけてくることもしばしば。しかし、一時的な感情に流されるのではなく、自分のこれからについて、冷静になって考えましょう。

次の転職先が決まっている状況なのであれば、自分の気持ちをしっかり固め、「私は辞めます」と言える鋼の意志を持つことが大切。それが、結果的にお互いのためになるかもしれませんよ。

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