オフィスの冷房対策!寒すぎるときのオススメ対処法は?
暑さが増す季節になると、「オフィスの冷房が寒すぎる!」と感じる事はありませんか?
暑い屋外から職場に入った瞬間は、「冷房が効いていて快適!」と思っても、一日中オフィス内でデスクワークをしていると、だんだんと身体が冷えて、鳥肌がたつほど寒くなることも。
温度調節をしたくても、フロア全体で冷房の設定温度が管理されていたり、他の社員と体感温度に違いがあったりと、寒さに耐えながらお仕事をされている方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、女性にとって過度の冷えは、体調不良のもと。快適にお仕事をするためにも、しっかりと冷房対策をとっておきましょう。今回は、夏のオフィスで簡単に実践できる冷房対策や、冷え予防のコツをご紹介します。
- 目次
- 冷えすぎ注意!過度の冷房は身体に深刻なダメージを与えることも
- オフィスで簡単に実践できる冷房対策って?
- 冷えを感じたら、オフィスや自宅で積極的にセルフケアを
- アロマボディトリートメントやツボ押しもオススメ
- こまめな冷房対策を心がけて、夏を乗り切ろう!
冷えすぎ注意!過度の冷房は身体に深刻なダメージを与えることも
公共施設やオフィスなどあらゆる場所で冷房が普及し、猛暑日でも快適に過ごせるようになりました。その一方で、「強すぎる冷房が苦手」と感じている方も多いのではないでしょうか。
特にオフィスの場合、自分の希望で温度調整することが難しいため、寒くても我慢を続け、冬場より「冷え」に悩まされているという方も多いようです。「夏になると、どうも体調が優れない…」と感じる方は、冷房の効きすぎた部屋で長時間過ごしていることが原因かもしれません。
このような状態は、一般的に「クーラー病」や「冷房病」と呼ばれています。暑い屋外と冷えた室内を行き来していると、自律神経のバランスが乱れて、体調を崩しやすくなってしまいます。
また、身体の冷えだけでなく、鼻水や咳、頭痛などの風邪に似た症状が出るほか、食欲の低下や下痢といった消化器系の不調、イライラや肩こり、生理不順など、人によってさまざまな症状が現れることも。さらには、免疫力の低下により、夏風邪をひきやすい状態に。
このように、毎日冷房の効きすぎた部屋で長時間過ごしていると、身体に大きなダメージを与えることになるのです。
オフィスで簡単に実践できる冷房対策って?
オフィスにある冷房の設定温度の調節が難しい場合は、自分のできる範囲で「冷え」対策を!ここではオフィスでカンタンに実践できる冷房対策をご紹介します。
「首・お腹・足首」の3ヶ所を温める
肌寒さを感じたら、さっとカーディガンなどの上着を羽織るだけでも冷え対策になりますが、特に冷えを感じやすい「首・お腹・足首」の3点を集中的に温めると、より効果的。
首まわりは、ストールやタオルを巻いて温めましょう。首には太い血管がたくさん通っているので、首を温めることで全身が温まります。
お腹まわりを温めるには、最近人気のハラマキで対策を。薄着でも着られる、アウターに響かないデザインのものもあるので、オフィスでの使用もオススメです。また、ブランケット(ひざ掛け)は1枚持っていくと便利なアイテム。PCに繋ぐと電気毛布のように温かくなるUSB給電式のブランケットもありますよ。
また、足元は見えにくい場所なので、対策がしやすい場所。厚手の靴下やひざ丈までのハイソックスを着用して温めるのもひとつです。
身体を温める「冷え対策アイテム」を利用する
出勤する前に、冷え性対策アイテムをバッグにしのばせて、いざというときに活用しましょう。例えば、温かい飲み物のティーバッグや、粉末の飲み物なら持ち運びしやすいですよね。普段は冷たい飲み物や珈琲などを飲んでいる方も、身体を芯から温めてくれる生姜系のドリンクなどを選んでみては。
温かいインナーやホッカイロをバッグにしのばせておくのもオススメ。特に暑い日の場合、出勤前の着用は難しいので、いつ寒くなってもいいように、常備しておけば安心ですね。
運動やマッサージをして血行を良くする
デスクワークでほとんど外に出ない場合は、血行が悪くなってしまいがち。血行を良くすることで、身体全体が温まってきます。カンタンな動作でも良いので、時々立ち上がって屈伸運動をしたり、伸びをしたり、腕を回したり、足を動かしたりと、定期的に身体を動かしましょう。
オフィスでの席を替えてもらう
もしもオフィス内で移動が可能なら、思い切って冷房の当たりにくい場所に席替えを申し出る方法も。冷房が直撃するような場所だと、いくら寒さ対策をしても辛いですよね。一度上司に相談してみると、良いかもしれません。
冷えを感じたら、オフィスや自宅で積極的にセルフケアを
身体が冷えていると感じたら、自宅やオフィスでのセルフケアを心がけましょう。血行を良くする全身マッサージやストレッチを取り入れて、冷えにくい身体をつくりたいですね。そこで、血行を良くするマッサージ&ストレッチを身体の部分ごとにご紹介します。
・耳
耳はツボやリンパが密集している場所。耳のマッサージは、血行の改善につながります。耳をつまんで揉んだり、耳の周りを親指で指圧したりしましょう。こめかみと耳の間を親指で刺激したり、耳の裏をさすったりするのも効果的です。
・顔
お仕事中は、意識的に動かすことが少ない顔の筋肉。頬骨の下を押したり、眉のあたりを揉んだりして、顔の筋肉を積極的に動かし、血行を促しましょう。
・手指
スマホやPC操作の疲れが溜まり、筋肉がかたくなってしまいがちな手指。凝りかたまると血行が悪くなり、指先の末端はさらに冷えやすくなってしまいます。マッサージをする際は、反対の手を使って、手のひらや指の付け根、指先、爪など、まんべんなく刺激しましょう。
・足の指
靴を履いている以上、足の指は意識しないと動かさないため、とても冷えやすい場所。椅子に座ったまま足の指を曲げたり、広げたりする動作は、血行促進に効果的です。
アロマボディトリートメントやツボ押しもオススメ
リラックスタイムにオススメのアロマボディトリートメント
上でご紹介したパーツのボディメンテナンスをする際は、アロマオイルを使うのもオススメ。
アロマボディトリートメントでは、足裏もほぐしやすいパーツです。足裏の土踏まずやくるぶし部分を中心に、指の腹でリンパの血行を促しましょう。また、足の指の間をほぐすと、指先に血流が行きわたり、末端の冷えの改善に。足指の間に手の指を一本ずつ挟んで前後に倒したり、足首をグルグル回したりするだけでもOKです。
また、アロマボディトリートメントは、専用のサロンで施術を受けるという方法も。パソナが運営するリラクゼーションネイルサロン「PASONA GRACE(パソナグレイス)」では、冷え改善のためのボディトリートメントも行っています。「冷え改善コース」では、アロマオイルを使用し、冷えている箇所のコリをホットタオルで温めながらトリートメント。自律神経を整え、冷えからくる不調に働きかけます。
パソナグループ各社にご登録のスタッフの方をはじめ、パソナ社員、そのご家族、ご友人の方もご利用いただけるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
※参考元:PASONA GRACE(パソナグレイス)『アロマボディトリートメント』
すぐにできる!身体を温めるツボを刺激してみよう
足裏をはじめとして、身体にはさまざまなツボがあります。ここでは身体を温める代表的な5つのツボをご紹介します。また、今回ご紹介するツボの場所を温めるのもオススメ。オフィスや自宅でツボを温める場合は、電子レンジで加熱したホットタオルや使い捨てカイロを使うと良いでしょう。
・合谷(ごうこく)
両手の人差し指と親指の付け根の骨が合流する所から、少し人差し指に近いくぼみのある場所。押してみて「痛い」と感じる場所が、「合谷」です。手足の冷えを改善し、肩こりの解消も期待できます。
・大椎(だいつい)
顔を下にしてうつむくと、首の付け根に骨のでっぱりが表れます。そのすぐ下にある、くぼみ部分が「大椎」です。全身を温め、肩や首のコリをやわらげる効果があると言われています。
・気海(きかい)
おへそから指2本分ほど下に位置するツボ。「気海」を温めることで血行が促され、身体を温める効果が期待できます。
・三陰交(さんいんこう)
両足の内くるぶしの骨の上部に指を置き、脚の骨に沿って指4本分の場所にあるツボが、「三陰交」です。下半身の冷えやむくみ、生理痛や更年期障害など、女性特有の悩みに効果が期待できます。
・湧泉(ゆうせん)
両足裏の土踏まずの少し上に位置し、足の指を曲げたときにへこむ中央部分が、このツボ。冷えやむくみの改善ほか、筋肉疲労の緩和にも効果的なツボです。足がむくんだり疲れたりしたときは、「湧泉」を温めてみては。
こまめな冷房対策を心がけて、夏を乗り切ろう!
冷え対策のために、自宅では「冷房の温度を高めに設定している」という方も、オフィスでは自由に室温調節ができないのが難点ですよね。
これまで、寒さに耐えながらお仕事をしていたという方は、オフィスや自宅でできるセルフケアで、こまめな冷房対策を心がけましょう。
特に、女性にとって「冷え」は、身体の生理機能の不調を引き起こすこともあるため、なるべく回避したいもの。今回ご紹介した方法を上手に取り入れながら、この夏も快適なオフィスライフを過ごしてくださいね。
参考サイト: