ポイントを押さえたアピールを!職務経歴書の書き方を伝授します
今までどんな会社で、どのような業務を任されて、どのようなキャリアを磨いてきたのか。応募先が知りたい情報を、あなたのアピールポイントを書面でサポートしてくれるのが「職務経歴書 」の役割です。でも、時系列に沿ってズラッと職歴を並べるだけでは、せっかくのあなたの魅力が、相手へきちんと伝わっていないかもしれません…。転職活動を有利に進めるためにも、職務経歴書の書き方のコツをしっかりマスターしておきましょう!
実は、プレゼン能力や書類作成能力も見られている?!
職務経歴書を作成するにあたり、まずは自分のキャリアの“棚卸し”をし、書きこめる内容をしっかりと洗い出します。次に、応募先が希望するスキルやキャリアに合わせて職歴の取捨選択を行い、伝えたいことをアピールする“編集作業”を行いましょう※。つまり、情報に強弱をつけ、相手の求めていることを戦略的に見せる「プレゼン能力」が試されていることになります。最後に、要約を活用したり、フォントやまとめ方を工夫したりするなど、見やすくわかりやすいレイアウトで書類を完成させましょう。職務経歴書に決まった形式はありませんので、あなたの「書類作成能力」をしっかり発揮できるよう、見た目にもこだわってくださいね。
※履歴書に関しては、正社員歴は必ず全て記載しましょう。ただし、派遣社員は同一の派遣会社からの就業ならばまとめて記載してもOKです。
【お悩み1】経験豊富で職務経歴書が長くなってしまった
職務経歴書の枚数はA4サイズ1~2枚(多くて3枚まで)がベストです。もし、スキルアップを積み重ねる中で転職回数が増えて長くなってしまったら、応募先に合わせて記載内容を取捨選択し、関係のある業務やスキルを詳しく記載しましょう。その際、時系列や逆時系列・職種別など、なるべくコンパクトなまとめ方になる工夫をすることが大切です。
例えば、貿易事務職の方は以下のようなスキルを持ち、それぞれの業務経験を積み重ねていると思います。
・輸出/輸入/輸出入/三国間
・仕向地(取引国)
・商材
・決裁手段
・輸送手段
そこで、まずはこれらの経験年数や業務量(どの程度こなしたか)などを明確にまとめます。そして、特に強く求められているスキルに関しては実績を詳しく説明したり、数値データで表したりするなど情報の強弱をつけると、応募先に伝えたいことが分かりやすくアピールできるでしょう 。
【お悩み2】応募する案件に役立ちそうな職歴が無い
未経験で書ける職歴が無くても、「特になし」などと白紙で提出することは避けましょう。たとえば、どうしてその業務にチャレンジしたいと思ったのか、応募した理由や仕事に対する意欲は経歴に関係なく記載できますよね。ぜひ、以下のヒントを参考に考えてみましょう。
・その仕事にチャレンジしたいと思ったきっかけや、今後その職場でどう貢献したいか
・コミュニケーション能力や仕事に対する姿勢など、どんな職場でも通用するヒューマンスキル
・仕事をこなせる能力や適性があることをアピールできるような、性格や行動特性が伝わるエピソード
また、短い職歴や応募先と全く異なる業種に関しては、会社名・期間・仕事内容などを簡潔に記載するのがおすすめです。
まとめ
今まで積み重ねてきたスキルや将来のキャリアについて考え、文字に起こしてまとめると、自分の頭の中がより一層クリアになります。そうすることで、職務経歴書の内容や面談での発言内容にグッと深みが生まれ、転職活動を有利に進めることができるでしょう。作成する中で「私の職務経歴書、ちゃんと伝わっているかな?」と気になった方は、ぜひパソナのキャリアコーチにご相談ください。書き方のアドバイスはもちろん、自分では気づいていなかった「新たな強み」を発見できるかもしれませんよ 。