派遣登録時、個人的な事情はどこまで伝えるべき?【派遣のお悩み相談】
「健康状態に不安がある」「お仕事とは別にプライベートでやりたいことがある」など、人にはあらゆる事情があるものです。
「個人的な事情や要望が原因で、お仕事が決まらなかったらどうしよう」と心配になっている方も多いのではないでしょうか。今回は、派遣登録時に“少し話しづらい事情”を伝えるときのポイントをまとめました。
安心して働くために、できる限り事情を伝えたほうが良い
「プライベートに関わる事情は、初対面の相手には話しづらい…。」その気持ちはとてもよくわかりますが、自分らしく働くためにも、希望に合ったお仕事を紹介してもらうためにも、現在の状況をしっかり伝えておくことは、とても大切。
派遣会社としても、個人の事情を十分に把握したうえで、安心して働くことができるお仕事をご紹介したいと考えています。
ヒアリングした内容をお仕事探しの際に参考にすることはあっても、プライベートなことを本人の確認なしに派遣先へそのまま伝えることはありませんので、ご安心ください。
こういう事情は伝えるべき?「健康について」
まずは、健康や体調に関する事情について。伝えるかどうかを判断するポイントは、「業務への支障があるか」です。伝え方の例も参考にしてくださいね。
治療中の病気
症状自体は辛くても“業務への支障がない”と判断した場合は、無理に伝えなくても大丈夫です。長期通院中で定期検査を受けているなど判断に迷うときは、具体的な状況を事前に伝えておくとよいでしょう。
<伝え方の例>
「日常業務に支障はありませんが、○○(疾患名)の治療・検査のため、月に○度通院の必要があります」
既往症(現在は完治しているが、以前かかったことのある病気)
医療保険の告知書などでは記載を求められることがありますが、派遣登録時に完治しているのなら面談で伝える必要はありません。もし、職場で配慮してほしい事情があるなら伝えておくとよいでしょう。
<伝え方の例>
「3年前に腰椎椎間板ヘルニアにかかりました。今のところ再発はしていませんが、重い荷物を運ぶなど、腰に負担がかかる作業はなるべく控えさせていただけると助かります」
こういう事情は伝えるべき?「ライフスタイルについて」
ライフスタイルに合わせて働けるというのが、派遣という働き方の大きなメリット。
「お仕事を探しに来ているのに、プライベートのことを話していいのかな?」という心配は無用です。お仕事選びの条件にも深く関わることなので、ぜひ伝えてください。
ライフスタイルを重視したい
家族と過ごす時間を優先したい、習い事に通いたいなど、ワークライフバランスを実現するために、どのような働き方をしたいのかを考えてみましょう。
お仕事選びで重視したい条件を事前になるべく細かく伝えることで、希望に近いお仕事を紹介してもらいやすくなります。
例えば、「19:00からの習い事に通いたい」といった事情を話しておくことで、営業担当は「教室に近い勤務地であれば、18:30まで勤務は可能ですか?」といったご提案・ご相談も可能になります。
パソナには、競技とお仕事を両立したい人のための「スポーツメイト」という働き方があります。個人の活動状況にあわせて、無理なくダブルキャリアが実現できる働き方もご提案しています。
ライフイベント(結婚・離婚・親の介護など)
結婚・離婚を予定していて転居する可能性がある場合や、家族の介護で働ける時間や勤務地に制約がある場合など、お仕事への影響が考えられる事柄は伝えておきましょう。派遣先には結婚や離婚のことを知られたくないというときも、まずは派遣会社に相談してください。
まとめ
安心して働くことができ、就業後のミスマッチを防ぐためにも、個人的な事情は前もって伝えておくのがベストです。
今回ご紹介した項目以外にも、「実はこういう事情があって…」ということがあれば、お気軽に営業担当にご相談ください。伝えるべきかどうか迷っていることは、伝えてしまったほうが、気持ちが楽になるかもしれません。
不安な要素はすべてクリアにして、安心してお仕事をスタートしましょう!