子育てしながらお仕事をする方法って?ワーキングマザーに派遣がオススメな理由とは
出産後、子どもの成長に合わせて「お仕事に復帰したい」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、仕事復帰にあたり「子育てと仕事を両立できるか」という不安を持つ方も多いようです。そんな方にオススメしたいのが「派遣」という働き方。では派遣を選ぶことで、どのように「子育てと仕事の両立」が叶うのでしょうか。
今回は、ワーキングマザーが派遣を選ぶメリットや働き方の例、子育てと仕事を両立するためのコツについて、詳しくご紹介します。
- 目次
- 子育てと仕事の両立は大変?
- ワーキングマザーに派遣がオススメな理由
- 派遣で働くワーキングマザーのタイムスケジュール例
- ワーキングマザーが子育てと仕事を両立するためのポイント
- 子育てと仕事を両立しているワーキングマザーの声
- 子育てと両立しやすいお仕事を探そう
子育てと仕事の両立は大変?
最近では、出産後もお仕事に復帰したいと希望する女性が多くなりましたが、本当に子育てと仕事を両立できるのかどうか、ハードルを感じる方もいらっしゃるでしょう。
実際にワーキングマザーの皆さんは、時間の制約がある中で、これまでとは働き方を変えたり、時短テクニックを活用したりと、さまざまな工夫を行っています。
そうした子育てと仕事の両立に悩む方にオススメしたいのが、「派遣」という働き方。今回は、ワーキングマザーに派遣をオススメする理由やポイントを詳しくご紹介していきます。
ワーキングマザーに派遣がオススメな理由
出産を機に、女性のライフスタイルは大きく変化します。家事や子育てと仕事を両立させることは簡単なことではありませんが、派遣ならではのワーキングマザーに嬉しいメリットをご紹介します。
勤務日時・勤務場所が選べる
ライフスタイルに合わせて勤務日数や時間、勤務場所を選べることは、ワーキングマザーにとって大きな魅力。派遣の場合、「週4日で働きたい」「自宅や保育園から近い勤務地を探したい」「子どものお迎えのために17:00には退社したい」など、希望に合わせたお仕事を選びやすいというメリットがあります。
派遣会社のサポートがある
さまざまな不安を抱えるママたちが安心してお仕事ができるように、仕事復帰の際のサポート体制が整っている派遣会社もあります。PCスキルやビジネスマナーなど、実務の復習ができる研修や、仕事復帰に関するさまざまな不安や疑問、今後の希望などの相談にのってくれるキャリアコンサルティングもワーキングマザーの強い味方です。
子どもの成長に合わせて働き方を変えられる
例えば、小中学校入学のタイミングなど子どもが成長していくにつれて、お仕事に充てることができる時間の割合も変わってくるでしょう。子どもが中学生になったのを機に「残業あり」のお仕事に変えるなど、 勤務日数や時間、勤務地などの条件を変えやすいのも、派遣の メリットといえます。
派遣で働くワーキングマザーのタイムスケジュール例
仕事復帰したいと考えているママにとって、先輩ママたちがどのように時間をやりくりしているのかは気になるところではないでしょうか。派遣で働くママのタイムスケジュール例をちょっとしたコツとともにご紹介します。
AM6:00 ママ起床、朝食づくり
朝食はすぐに食べられるバナナやパン、ヨーグルトなどを常備しておくと便利。お弁当づくりがある場合は、夕食の下準備も兼ねて野菜などを切っておくのもオススメです。
AM7:00 パパと子どもを起こして朝食、登園の準備
家族が朝食を食べている時間を自分の身支度に充てると時短になります。
AM8:00 子どもを保育園に預ける
パパの方が出勤が遅い場合や在宅勤務であれば、保育園へのお見送りを分担することも。
AM9:00 仕事開始
時間内に終えられるよう、業務の優先順位をつけて計画的に進めましょう。
PM4:00 業務報告をして退社
その日に行ったお仕事の進捗は、上司や同僚など業務上関係がある方に報告しておきましょう。もし翌日に子どもが発熱するなどで急遽休むことになっても、進捗報告をしっかりしておくことで業務に支障が出にくくなります。
PM5:00 保育園にお迎え
余裕があればお迎えに行く前に買い物を済ませておきたいところ。お米やお茶などの重いものは宅配サービスを活用するのもオススメ。
PM5:30 子どもと一緒に帰宅、夕飯の支度
おなかがすいた子どもにはゼリーなど食事に響きにくいものを少しあげると落ち着く場合があります。
PM6:00 子どもと一緒に夕食、お風呂、寝かしつけ
食事のときや、お風呂の中でおしゃべりしたり、寝かしつけの前に絵本タイムを設けたりするなど、短くても子どもとのスキンシップを大切に。
PM9:30 パパ帰宅、夕食のセッティング
忙しくて子どもと一緒に食事できなかった場合は、パパと一緒のタイミングにすると配膳の段取りもまとめることができます。
PM10:00 皿洗い、洗濯など
パパと分担しながら食事の後片付けや洗濯などをまとめて済ませましょう。
PM11:00 リラックスタイム
好きなドラマを見たり、音楽を聴いたり。少しでも自分時間を持つことがワーキングマザーを無理なく続けるためにも必要です。
AM0:00 就寝
ワーキングマザーが子育てと仕事を両立するためのポイント
家事や子育てと仕事を両立させるためには、効率的に時間を使うことが大切。ここでは、先輩ママが試行錯誤しながら編み出した、両立のコツをご紹介します。
優先順位をつける
ワーキングマザーはとにかく時間との勝負です。1日の中でしなければならないたくさんのタスクは、優先順位をつけ、優先度の高いものから効率的に取り組んでいきましょう。 「忙しければ洗濯は翌日に回す」「掃除機は週末にかける」など、完璧を求めすぎず、ゆるやかにルールを決めておけば気持ちも楽になります。
制限時間を設ける
時間をかけてしまいがちな作業は、意識的に制限時間を設けるようにしましょう。家を出る時間や退社時間など、どんなときもリミットの時刻から逆算し、それぞれのタスクに目標制限時間を設けて取り組むと良いでしょう。
スキマ時間を有効活用する
移動時間や子どもの就寝後は、ワーキングマザーにとって貴重な自分時間。スキマ時間を活用して、息抜きに好きな音楽を聴いたり、ドラマを見たりとリフレッシュしたり、やり残した家事や仕事の準備・勉強の時間に充てたりすることで時間を有効に使えます。
家事の時短化をはかる
ワーキングマザーにとって、出勤前と帰宅後は家事や育児のピークタイム。家事はできるだけ楽に行えるように時短化したいもの。現代の3種の神器ともいわれる「食器洗い乾燥機」「衣類乾燥機」「ロボット掃除機」を活用することで、家事の大幅時短が図れます。頑張って働いたご褒美として、活用を考えてみてはいかがでしょうか。
周りに協力してもらう
子どもは急に発熱したり、体調を崩したりするもの。また、授業参観や懇談会などはほとんど平日に行われるため、どうしてもお仕事を休まなくてはいけないこともあります。そんなときに対応できるよう、家族(親・兄弟姉妹)、親族、友人など、普段から周りの人にお願いしやすい環境を整えておきましょう。
職場でも、勤怠や業務に誠実な姿勢で取り組み、上司や同僚との信頼関係を深めておくことが大切です。いざというときに協力してもらいやすくなるでしょう。
※関連記事:『仕事と家事を両立させたい!ワーキングマザーのスケジュール術や時短テクって?』
子育てと仕事を両立しているワーキングマザーの声
仕事復帰や働き方を見直したいと考えている人にとって、悩みや不安はつきもの。そこで、実際に活躍されているワーキングマザーはどんなお悩みを持ち、どのように解決していったのかをご紹介します。
CASE 1.就業先が決まらなければ公立保育園に通えない!(Aさん)
「保活」という言葉がよく聞かれるようになった通り、0~2歳の入園競争率は依然として高いままです。そのため、お仕事を決めてから保育園探しでは遅いのが現状。求職中でも保育園を探すことができますが、やはり育休中や就業先が決まっている人のほうが優先されるようです。その現状に気持ちばかりが焦ると、お仕事を探すことも辛くなってしまいました。
⇒まずは派遣会社に登録。ワーキングマザーに向いているお仕事を見つけよう!
希望条件に合わせてお仕事を選べるのが派遣のメリットのひとつ。勤務開始時期や勤務地、勤務時間帯など、自分の希望に合ったお仕事を紹介してもらうことも可能です。ワーキングマザーに理解があり休みが取りやすい会社や、シフト勤務も多い受付やコールセンターなどの職種を選ぶこともできます。
Aさんは託児付きの登録会に参加し希望のお仕事が見つかったため、公立保育園に入園させることができました。
CASE 2.お仕事に慣れてきたころに立ちはだかる「小1の壁」(Bさん)
ワーキングマザーのお悩みで上位に挙がる「小1の壁」。子どもが保育園から小学校に上がると、子どもにとって環境がガラリと変わります。
小学校生活に慣れるまで、精神面や安全面での気がかりも増します。さらに低学年のうちは授業時間が短く、学校に出向く用事も多いので、思った以上に時間がとられることも。下校後は学童保育が利用できますが、一般的には18時までで、保育園などと比べて預けることができる時間は短くなります。
放課後や夏休みなどの長期休暇には、少しでも長く子どもと過ごす時間を持ちたいと考えているBさん。うまく働き方をシフトできれば良いのですが、できなければお仕事を辞めるしかないのでしょうか。
⇒子どもの成長に合わせて、柔軟に働き方を変えることができた!
コツコツとお仕事に取組み、業務知識の向上に励んでいたことも就業先の評価が高く、Bさんは小学校の入学前に「17時まで」の勤務を「16時まで」に変更できました。派遣会社を通じてあらかじめ相談していたので、勤務先を変えることなくシフトできました。ある程度大きくなったらフルタイムで働きたいと考えています。
派遣会社が間に入っているので、お仕事に関する相談がしやすいのも派遣のメリットのひとつです。
CASE 3. キャリアを活かして将来につながるお仕事がしたい(Cさん)
育児がひと段落したら、スキルアップや将来に備えて長期的なキャリアプランを立てたいですよね。
勤務時間やエリアなどの外せない条件はあるものの、仕事内容にもこだわりたいCさん。子育てと両立しながらでは、「キャリアアップができないのでは?」と不安に思っていたようです。
⇒キャリアコンサルティングで自分の考えを整理でき、キャリアの方向性が見えた
派遣会社のキャリアコンサルティングを受け、悩みを打ち明けたところ、「キャリアを諦める必要はない」「長期的な目線でキャリアを考えましょう」と勇気をもらい、まずは産休前に培った経理の経験を活かせる週3日の経理事務のお仕事で仕事復帰を叶えました。お仕事に慣れてきたら給与計算実務能力検定に挑戦し、将来的には給与計算業務にも携わりたいと考えています。
仕事選びにおいては、自分が大切にしたい価値観や条件を洗い出し、優先順位を立てて進めることが大切。パソナのキャリアコーチはスタッフの方一人ひとりの気持ちに寄り添い、皆さんにとってベストな働き方を一緒に考えます。ぜひプロのキャリアコーチにご相談ください。
子育てと両立しやすいお仕事を探そう
子育てしながら働こうとする場合、働きやすい勤務日数や時間、勤務地のお仕事を選び、会社や周りの協力を得ることが大切です。
派遣であれば、希望条件に合ったお仕事を選びやすいという大きなメリットがあります。また、育児サポートに力を入れている派遣会社が多いことも、ワーキングマザーにとっては心強いポイント。
数年は時短勤務で働き、ある程度子どもが大きくなってきたらフルタイムで働くなど、子どもの成長に合わせて働き方を柔軟に変えることもできます。子育てと仕事の両立を目指す方は、ぜひ「派遣」という働き方を選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。
またパソナでは、「子育てしながら働きたい」というワーキングマザーの皆さんをさまざまな面からサポートしています。東京駅すぐにある企業内保育所「パソナファミリー保育園」やベビーシッターサービス、妊娠・出産・子育てに役立つさまざまな優待特典の提供など、さまざまなサービスを利用できます。詳細はHPでもご紹介していますので、ぜひ活用してみてくださいね。