プロ意識を持ってキャリアを磨く！今、企業が求める人材って？
あなたは「プロ」と聞くと、どんな人をイメージしますか？有名なスポーツ選手や俳優でしょうか。
もちろんそれも正解ですが、肝心の自分自身を忘れていませんか？そう、お給料（＝対価）をもらって仕事をしている時点で、どんな人でも立派なプロなんです。ただ、企業に求められる「一流のプロ」になるためには少し今の意識を変える必要があるのかもしれません。
今回は、仕事ができる人に共通する「高いプロ意識」を身につけるコツを探っていきましょう。
プロ意識を磨くための3つのポイント
まず、プロとして対価を得て仕事をするにあたって、あなたが企業から期待されている価値、働きとはどんなものかを考えてみましょう。会社が期待する以上の貢献ができているか、効率を高めて成果を出せているかという視点を持つことは、プロ意識を磨くうえでとても重要です。そこで頭に入れておきたいのが、次の3つのポイントです。
コスト意識（生産性）
会社があなたに支払うコスト（給与）や、あなたが作業にかけるコスト（時間）に対して、求められるレベル以上の成果は出せているか、客観的に評価してみましょう。ミスが多い、作業に集中できないなど、仕事の生産性を妨げる要因が見つかれば、解消できる方法を考えてみてください。個人レベルでコストを意識して仕事をする姿勢は、企業からも歓迎されます。
コミュニケーション能力
生産性を高めるために重要なのは、スキルのみではありません。業務を円滑に進めるためには、上司や同僚、社内外の関係者とのコミュニケーションが必要不可欠。疑問点は早めに確認する、報連相を忘れないなど、基本的なことをしっかり押さえるだけでも、仕事の効率はアップしますよ！
専門性
職務経験が長くなるほど求められるのが、より高い専門性です。そのためには、社会情勢を敏感にキャッチして動く姿勢を持ち、どんな専門性を高めればいいのかを見極める判断力が必要となります。スキルアップに迷ったら、キャリアコーチに相談するのもおすすめ。自分の適性を見極め、時代に合った専門性を身につけることができれば怖いものはありません！
まずは、コミュニケーション能力を磨こう
3つのポイントのうちで基本となるのは、やはりコミュニケーション能力。情報をキャッチし、自ら発信することが必要です。 周りをよく見て、常に適切なコミュニケーションが取れていれば、正しくパフォーマンスを発揮することができます。そのためには「指示待ち」の姿勢ではいけません。自分から率先して動くことで、周りとの関係を築きやすくなります。
周りと良い関係を築けていますか？今すぐチェック！
コミュニケーション能力向上のヒントは、今の自分の状態を知ることです。次のリスト のうち、あてはまる項目をチェックしてみましょう。
- 自分がやりたいことと、求められることに差がある
- 自分の意見が相手に十分伝わらないことがある
- 自分ではしっかり話を聞いているつもりなのに「わかっていますか？」と確認されることがある
- 聞き役に回ることが多く、会話の主導権を握ることは少ない
- 早とちりをすることが多い
- 相槌を打つのが苦手、バリエーションが少ない
- 言われた通りに仕事を仕上げたのに、上司に修正を指示されて納得いかないことがある
あてはまる項目が多い方は、まだまだ改善の余地あり。自分に対する期待とやりたいことに差があると感じるのも、周りが自分を理解してくれないと感じるのも、すべてはコミュニケーション不足が原因かもしれません。
上司の指示通りに仕事をしたのに修正が入るなら、途中段階でしっかり確認をしてすり合わせをしておけばいいのです。それに気づくことができれば、あとは積極的にコミュニケーションを取る努力をするだけで関係も改善していきます。
アサーティブコミュニケーションの可能性
他者との関係づくりにむずかしさを感じている方や、自分の思いを伝えるのが苦手な方におすすめなのが「アサーティブコミュニケーション」です。
これは相手の意見も尊重しながら、自分の意見を率直かつ素直に伝える方法で、トレーニングすれば誰でも身につけることができます。また、アサーティブな考え方が根付くことで、周りの状況をより客観的に見る力も自然とついていきますよ。
まとめ
「高いプロ意識」を磨くために重要なのは、何も特別なことではなく日々の心がけや行動の積み重ね、周りとの良好な関係性づくりです。
今回ご紹介した3つのポイント「生産性、コミュニケーション力、専門性」を常に意識しながら、お仕事に活かしてくださいね。
