「インプレストシステム」|経理用語解説
合理的な経費清算「インプレストシステム」
今回の経理用語は「インプレストシステム」。
インプレストシステムとは、定額資金前渡法のことで小口現金制度の管理方法のひとつです。日常業務では、さまざまな部署で「文房具を購入する」などの経費が発生します。しかしその都度、銀行から現金をおろしてきたり、経理・会計部門が現金を渡したりするのは効率的ではありません。
そこで、あらかじめ1週間や1カ月などの期間を決めて、使用する金額を各部署の小口現金係に前渡し、使用した分と同額を補充する方法がインプレストシステムなのです。
経理用語ミニミニ豆知識 |
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小口現金制度の管理方法として、もうひとつあるのが「随時補給法」。随時補給法は、期間を定めず、小口現金係の現金が少なくなったときに補充する方法です。一般的にはインプレストシステムのほうが、資金管理に優れているといわれています。 |
各部署で発生する経費を、しっかり管理することができるインプレストシステム。わずらわしいやりとりもなく、業務の効率化にも一役買っています。