現場の声にズームイン!経理・貿易事務で求められているのはこんな人材
パソナでご紹介しているお仕事のなかでも、安定した人気を誇る「経理」と「貿易事務」。しかし「どの程度のスキルがあればお仕事に就けるのか」「どんなキャリアアップが可能なのか」など、気になるポイントはたくさんありますよね。2つのお仕事をとりまく最新の動向もあわせて、現場のニーズをチェックしておきましょう!
経理:シェアードサービスからのニーズが増えています!
近年、大企業では業務効率化やコスト削減の観点から、経理や人事、情報システムなどをアウトソーシング(外部委託)にする動きを見せています。そのような動きから、複数の会社の間接業務を専門に担うプロ集団である、シェアードサービス(またはシェアード会社)からのニーズが増加中。その特徴は、次の3つです。
大手企業が運営していることが多い
多くのシェアードサービスを運営しているのは、グループ企業を複数持つ大手企業です。ただ、大手と言っても必ずしも敷居が高いわけではなく、未経験者や派遣社員も多数活躍しています。大手企業の雰囲気を感じながら働けるうえ、経歴に「箔が付く」というメリットも。
教育面が充実しており、着実なスキルアップが見込める
シェアードサービスは大手企業のグループ内アウトソーシングのような役割を担っており、それぞれが専門分野を担当し、分業と効率化を徹底して進めています。そのため、詳細なマニュアルが整っている、OJTが丁寧など、教育面が充実しているケースが多いのも特徴です。個々のレベルに応じた業務を担当できるため、未経験者やキャリアの浅い人でも着実に力をつけられる環境と言えます。
多くの企業の業務を担当できる
シェアードサービスでは、同時に複数のグループ企業の経理業務を担当することになります。たくさんの企業で実務経験を積みたいと考えている人には、短期間で多くの学びを得られることでしょう。しかしながら、効率化のための分業が進んだシェアードサービス会社では、特定の業務以外の経験を積みにくいというデメリットも。自分に合った会社を選ぶことが必要ですね。
このような社会背景から、経理専門のシェアードサービスからの求人が増えています。メリット・デメリットをきちんと理解して、お仕事探しの参考にしてくださいね。
※関連記事:「【未経験】シェアードサービス会社で経理の経験を積もう」
貿易事務:メーカー・商社は派遣ニーズが高い!
貿易が経済に占める割合が高い日本では、貿易事務は年間を通じて需要の高いお仕事です。貿易事務として働くのは商社、メーカー、船舶会社、フォワーダー(乙仲・海運貨物取扱業者)の4種類 ですが、中でも派遣のニーズが高いのはメーカーと商社です。実際に、100名以上もの派遣スタッフが活躍している総合商社もあります。
未経験者にチャンスが多い
専門性の高い仕事だけに、未経験者への敷居は高いかも…!? と思いきや、派遣の場合「納期の確認ができる程度の英語力(最低英検2級程度)と、仕事への意欲がある方なら未経験でもぜひ来てほしい」という企業は意外に多いのです。まずはアシスタントとして働きながら、貿易実務関連の資格を取得するなどして実力をつけ、経験者として正社員へステップアップすることも十分可能です。
幅広いキャリアプランを描くことができる
アシスタントとして貿易の世界に入って経験を積み、今では商社マンと肩を並べて海外のお客様との交渉を行うなど、専門性の高い仕事をしている派遣スタッフの方もいます。また、貿易事務で培ったスキルを活かして独立し、個人で海外ビジネスを始めるという方も珍しくありません。
まとめ
これから経理や貿易事務の仕事を目指すなら、まずは業界のニーズを知ることが大切です。それに加えて、パソナのキャリアコンサルティングを利用すれば、キャリアの棚卸から最短でスキルアップできる方法、さらには今後の目標設定までプロのアドバイスを受けることができます。憧れの仕事に自信を持ってチャレンジできるよう、パソナは多方面からあなたをサポートします!