簿記2級・3級の受験者必見!電卓選びとタッチタイピングのコツ
簿記の知識は、経理・会計職にとって必須ともいえるスキル。キャリアアップのために、簿記検定2級~3級はぜひとも取得しておきたい資格です。
そんな簿記検定試験ですが、知識だけがモノをいうわけではなく、実はツールの使い方も重要だということをご存知でしょうか?そこで今回は、簿記の試験当日の必需品である「電卓の選び方と使い方のコツ」をご紹介します。
ミスと計算時間を減らして高得点を狙おう
日商簿記検定を主催している日本商工会議所は、試験中に電卓を使うことを認めています。これは少しでも早く計算したり、ミスを減らしたりするため。
電卓を持ち込まないと、問題を解くのに時間がかかってしまうため、必ず会場に持参しましょう。
ただし、プログラム機能つきなど、多機能すぎる電卓は機能制限の対象になり、持ち込み禁止になる可能性もあるため、必要な機能を最小限に絞った機種を選びましょう。
自分に合った電卓選びが重要!
電卓は使いやすさと機能で選びましょう。オススメは試験会場にも持ち込むことができる、次の機能・特徴を持った電卓です。
・自分が使いやすい大きさのもの
・表示数が12桁あるもの
・日数計算ができるもの
・時間計算ができるもの
・税計算ができるもの
・検算ができるもの
電卓の機能に依存しすぎず、日ごろから電卓を使いこなすスキルを磨いておくと、いざという時に役に立ちますよ。
試験会場に持ち込めない電卓とは?
また、以下の機能がついている電卓は持ち込めませんので、ご注意ください。
・音が出る機能
・印刷できる機能
・辞書機能
・タブレットやスマートフォンなどの計算機能
・プログラム機能(原価計算などを記録できるもの)
シンプルかつ使いやすい製品が多いのは、「カシオ」「キヤノン」「シャープ」など。迷った際はこれらの電卓メーカーの製品を選んでみてはいかがでしょうか。
優れた電卓と使いこなせるスキルが重要
電卓選びと合わせて、使い方もマスターしておくことで、大幅な時短につなげられます。カギは、タッチタイピング(手元を見ずに入力すること)ができるかどうか。
試験中は答案用紙に集中しながら、片手で電卓に打ち込みますが、いちいち視線を電卓に動かしていたのでは、時間の無駄になってしまいます。つまり、日頃の経理・会計業務の中でのトレーニングが重要ということです。
さらに、右利きか左利きかでも電卓選びが変わります。右利きの方は、「C」と「AC」ボタンが左寄りのほうが打ち間違いが少ない傾向があります。一方、左利きの方は、このボタンが右側にあるものを選ぶと良いでしょう。
簿記検定に使う電卓選びといっても、実は奥が深いもの。押す頻度が高いボタンの位置をしっかり把握して、自分に合った電卓を選びましょう。デザインのカッコ良さではなく、使い勝手に気を配るのが、合格への近道ですよ。
普段から使い慣れた電卓を持ち込もう
また、張り切って直前に新しい電卓を買うのではなく、日ごろの業務で使い慣れた電卓を使った方が、ミスが起きにくくなるでしょう。
最近の経理・会計・財務の業務は、会計ソフトを使った作業が中心になっています。しかし、電卓を使うクセやカンを忘れないよう、スキルアップの一環として日々練習しておくと良いでしょう。
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