スキル

2018/02/20

簿記2級・3級の受験者必見!電卓選びとタッチタイピングのコツ

著者: パソナ キャリアコーチ(経理担当)

簿記2級・3級の受験者必見!電卓選びとタッチタイピングのコツ

簿記の知識は、経理・会計職にとって必須ともいえるスキル。キャリアアップのために、簿記検定2級~3級はぜひとも取得しておきたい資格です。

そんな簿記検定試験ですが、知識だけがモノをいうわけではなく、実はツールの使い方も重要だということをご存知でしょうか?そこで今回は、簿記の試験当日の必需品である「電卓の選び方と使い方のコツ」をご紹介します。

目次
ミスと計算時間を減らして高得点を狙おう
優れた電卓と使いこなせるスキルが重要
普段から使い慣れた電卓を持ち込もう

ミスと計算時間を減らして高得点を狙おう

日商簿記検定を主催している日本商工会議所は、試験中に電卓を使うことを認めています。これは少しでも早く計算したり、ミスを減らしたりするため。

電卓を持ち込まないと、問題を解くのに時間がかかってしまうため、必ず会場に持参しましょう。

ただし、プログラム機能つきなど、多機能すぎる電卓は機能制限の対象になり、持ち込み禁止になる可能性もあるため、必要な機能を最小限に絞った機種を選びましょう。

自分に合った電卓選びが重要!

電卓は使いやすさと機能で選びましょう。オススメは試験会場にも持ち込むことができる、次の機能・特徴を持った電卓です。

・自分が使いやすい大きさのもの
・表示数が12桁あるもの
・日数計算ができるもの
・時間計算ができるもの
・税計算ができるもの
・検算ができるもの

電卓の機能に依存しすぎず、日ごろから電卓を使いこなすスキルを磨いておくと、いざという時に役に立ちますよ。

試験会場に持ち込めない電卓とは?

また、以下の機能がついている電卓は持ち込めませんので、ご注意ください。

・音が出る機能
・印刷できる機能
・辞書機能
・タブレットやスマートフォンなどの計算機能
・プログラム機能(原価計算などを記録できるもの)

シンプルかつ使いやすい製品が多いのは、「カシオ」「キヤノン」「シャープ」など。迷った際はこれらの電卓メーカーの製品を選んでみてはいかがでしょうか。

優れた電卓と使いこなせるスキルが重要

電卓選びと合わせて、使い方もマスターしておくことで、大幅な時短につなげられます。カギは、タッチタイピング(手元を見ずに入力すること)ができるかどうか。

試験中は答案用紙に集中しながら、片手で電卓に打ち込みますが、いちいち視線を電卓に動かしていたのでは、時間の無駄になってしまいます。つまり、日頃の経理・会計業務の中でのトレーニングが重要ということです。

さらに、右利きか左利きかでも電卓選びが変わります。右利きの方は、「C」と「AC」ボタンが左寄りのほうが打ち間違いが少ない傾向があります。一方、左利きの方は、このボタンが右側にあるものを選ぶと良いでしょう。

簿記検定に使う電卓選びといっても、実は奥が深いもの。押す頻度が高いボタンの位置をしっかり把握して、自分に合った電卓を選びましょう。デザインのカッコ良さではなく、使い勝手に気を配るのが、合格への近道ですよ。

普段から使い慣れた電卓を持ち込もう

また、張り切って直前に新しい電卓を買うのではなく、日ごろの業務で使い慣れた電卓を使った方が、ミスが起きにくくなるでしょう。

最近の経理・会計・財務の業務は、会計ソフトを使った作業が中心になっています。しかし、電卓を使うクセやカンを忘れないよう、スキルアップの一環として日々練習しておくと良いでしょう。

 

「経理」関連記事一覧
「シゴ・ラボ」では、他にも経理用語や経理の方々のキャリアアップに役立つ記事を多数ご紹介しています。その他の記事は、こちらからご覧ください。

【経理用語集】実務で役立つ!頻出・経理用語100
「実務で役立つ!頻出・経理用語100」は、経理初心者の方や経理としてステップアップしたい方に役立つ経理用語集です。
日々の業務や毎月の経理イベントでよく使われる基本的な用語を100個ピックアップし、分かりやすく解説をしています。こちらからダウンロードして、利用してみてくださいね。

 

参考サイト:

みんなの仕事ラボ(シゴ・ラボ)は、働くすべての方々に向けたキャリアアップ、スキルアップのためのお役立ちサイトです。
「仕事はずっと続けるつもりだけど、このままでいいの…?」「何かスキルを身に着けたいけど自分には何が向いているか分からない」「職場でこんなことがあったけど、これって普通?」など、お仕事をする上でのお悩みや困ったをお助けするヒントやちょっとしたアイデアをお届けします。